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私のトモダチ達 3章 4
階段を駆け上がり、ナナを探す。彼女を殺さなければ世界が終わる…。何度も彼女の手を借りるわけにはいかない。だから…。
階段を登りきり、ナナの部屋へ入る。
ロックされた部屋を強引にこじ開け中に入る。
「あら、随分と乱暴ですね…」
無数のダーカーを引き連れ、余裕の表情を浮かべるナナ。
「あんたの目的は麻衣をダークファルスとして覚醒させること…
そうなんでしょ?」
「ふふっ、当たり、あなたは仮面の力を借りて過去にきた…でもそれは、深遠なる闇を封印している彼にはちょっと重いのではないですか?」
「深遠なる闇が強化され、宇宙を滅ぼすとでも言うのか?」
「その通りです。まあ、それよりよく見つけられましたよね…?仮面の意思の宿ったディーオ・ヒューナルを」
「……」
「ええ、あなたは本当に運がよい私も少し嫉妬してしまいますよ」
「深遠なる闇も、あんたも、ダークファルスも全て倒す。じゃなければ手を貸してくれた仮面に申し訳ない」
ナナが手を掲げ、大きなダーカー因子を作り出す。中から現れたのはダーク・ラグネ。
大きな衝撃で部屋が少し揺れる。
「このくらい!」
ラグネが吠え、無数の雷が降り注ぐ。全て避け、前に立ち塞がるダガンを踏んで大きく跳躍する。
ラグネのコアに狙いを定め、空中から突進する。
「グランウェイヴ!」
無数の蹴りの前にラグネが崩れ落ちる。ラグネを倒したのにも関わらずナナは余裕の表情だ。
「どうしました?ダークファルスを倒すのはアークスの仕事でしょう?」
「グランウェイヴ」
ナナに蹴りを入れたと思った瞬間、硬い何かに当たる。
黒い巨体、体に咲く白い花。それはさっき倒したはずのダーク・ラグネだった。
「なっ…」
「どうでしょうか?これが麻衣の力なのです!食べたダーカーを侵食し、支配する!ほら、この白い花がその証なのですよ」
ラグネが吠え、雷を放つ。さっきまでとは威力も、数も違う。雷を避け蹴りの態勢に入る。
「ヴェントジーカー!」
フォトンを足に集中させ、蹴りを入れる大技だ。
しかしそれを爪で受け止め、ラグネは反撃で爪で前方を引っ掻く。避けて距離を取ると、今後はカマイタチで攻撃。カマイタチはジャンプで避けた。
「何か打開策は…?」
ダーク・ラグネは足でバランスを取り、体を支えている。もしそれが通常個体のままなら?
グランウェイヴで足に接近する。無数の蹴りを入れるの足にヒビが入る。
その直後、ラグネが大きくジャンプする。地面に着地すると糸を吐き出し、壁を作り出す。
その中からカマイタチを放つ。空中から糸の壁へグランウェイヴで移動する。その後、糸をジェットブーツで蹴りながらよじ登る。
そして空中からテクニックを放つ。無数の光の礫が足を完全に破壊し、ラグネが転倒する。そしてラグネのコアに向け、攻撃を放つ。
「ストライクガスト!」
かかと落としはコアにヒットし、悲鳴と共にラグネは倒れた。
ラグネ一体ですら気を抜けば命はないレベルだ。これがより強力なダーカー、ダーク・ファルスとなればその脅威は言わなくても分かる。
「お見事ですね…ですが麻衣やフナ達はどうでしょうか?」
この部屋のガラスから外を見渡す。そこから見えた市街地では…。
3章 5へ続く
ゆるゆる劇場!
麻衣「遅いわよ!エナったのかと思ってたわ」
筆者「言い訳聞く?」
シェルネ「いらない!」
麻衣「あら!シェルネちゃんも!久しぶり!」
シェルネ「あら、まあ作品内では会ってないけどね…」
麻衣「あ、ラグネは糸の壁なんて作らないわよ!ラグネの近縁種が使うけどね」
シェルネ「近縁種って誰よ」
麻衣「この作品には出ないから関係ないわ」
私のトモダチ達 4ー3
赤いゴルドラーダ、見たことも聞いたこともない新種だ。
「ダーカーは私が倒して見せるから」ロッドを両手で構え、攻撃態勢に入る。相手も腰を降ろし同じように攻撃態勢に入る。
その数秒後、ゴルドラーダが大きく跳ね、私の真上へと落下する。距離を取り、直撃を回避した後ゴルドラーダが目の前に着地する。着地時に発生した衝撃波をロッドで受け止め、すぐさま反撃する。
「ラ、グランツ」杖から放たれた光の槍を浴びてもビクともせず、ゴルドラーダも反撃に口から赤いエネルギー弾を吐き出す。エネルギー弾を避けて、テクニックのチャージを開始する。ゴルドラーダが射撃態勢に入る。テクニックのチャージとエネルギー弾が放たれたのはほぼ同時だった。
「イル、フォイエ」巨大な隕石がゴルドラーダを押し潰し、大爆発を起こす。爆風の中から現れたエネルギー弾を避けて相手の様子を見る。「この技を食らって平気な訳が無いはず」
爆風の中から重い足音、そして人型の輪郭が見える。それは片手に大剣を持つゴルドラーダの姿だった。「なんでなのよ…」
一瞬だった。私が止まった隙に体が何かに突き飛ばされ、吹き飛ばされる体を下から上へと剣が斬り裂く。その一連の動作はソードのPA ギルティブレイクの様だった。壁に激突し、座り込む私、体を起こしたくても足が動かない。
「いや、来ないでよ」ぼやける視界の中、赤いゴルドラーダは私の前に立っていた。そう、負けたんだ、私は。ダーカーとの戦闘での敗北、それは死。ダーカーにトドメを刺され、貪り食われるんだ。斬られたお腹に手を当て、痛みに耐えている私。「痛いよ、でも死ぬのはいや、だって私は、まだフナさんに…」
後ろは壁なのにまだ後ろに下がろうとしていた。硬い壁が背中に当たる。私の横にあるロッドに手を伸ばす。いつもなら握れていたロッドは私の手から離れ、地面へと戻っていく。「だめなのかな、もう私は」
私にとってこの世で一番怖いのはダーカーでも、死ぬことでもない。フナさんに会えなくなることだ。「無理はしないでね」シェルネさんの言葉が頭の中で再生される。複合テクニックを連続で使ったり、フナさんの射撃を受けてもなお私は戦おうとした。
別にこのダーカーとは交戦しなくてもよかったはずだ。とっくに私の体はボロボロだったんだ。だから一撃で崩れ落ちてしまった。ロッドも握れず、逃げることも出来ない。私の希望は深い闇の底に落ちようとしていた。
ゴルドラーダがその手で私の首を持つ。電気を帯びているようにピリピリしていて、それなのに氷みたいに冷たい。そんな不気味な手に首を掴まれているのだから思わず震えてしまう。ゴルドラーダの手に力が入った時、私の意識は途絶えていた。
「フナ、リアは見なかったか、フナに会いに行ったはずなんだけど「見てないってシェルネじゃない、久しぶりだね」「うん、何年ぶりだろうね」「ごめん、リアを探してくるよ、また後でねー」「あ、ラァイアが…」
私が言葉を言い終える前に駆け足でテレポーターへと走り出す。「あ、フナさん、待ってください」ラァイアの声にフナが振り向く。
「ラァイア、どうしたの」「リアさんを市街地で見たんです、さっき市街地を歩いていたら偶然」「なんで市街地に?あの子ならフナに会いに行くのかと思ったのに」シェルネが頭も抱えている。それよりなぜラァイアが市街地へ出かけていたのだろうか?休日を貰ったと言われればそれまでだが。
「それで…」「緊急事態発生、アークスシップ内に多数のダーカーの反応が検知されました!アークス各員は…」「アークスシップ内だって、どうして警報装置が機能していないの」ラァイアが慌てて端末を操作する。「警報装置の停止、リミッターは維持、迎撃装置も停止、監視カメラも」「まさか」シェルネが何か心当たりがあるみたいだ。
「シェルネ、何か分かった」「フナ、ちょっとアークスシップ内を探してくる」「どうしてなの」「この騒動の犯人に心当たりがあるの」
ゆるゆる劇場!!
リア「筆者!遅いわよ」
筆者「ごめんね、かなりサボった」
麻衣「筆者の変わりに説明するとプロットが大暴れしてたんだってさ…プロットって何?」
筆者「君たちは知らなくていいよ」
リア「私はPP30消費のラ、グランツを放つ。私のPPは221だからあと何回かは放つことが出来る。これを作中に出していい?」
筆者「メタい!」
リア「あーあオッケー出なかったよ」
私のトモダチ達 3章 小さな葛藤 2
「はぁ…」夜のフランカsカフェ。椅子に座りながらため息を吐く少女がいた。「席…いいかな?」「えーと…大丈夫ですよ」「ありがとうね」金髪の女性が向かい側の席に座る。髪は長めで肩より下へと伸ばしている。目は少し黒ずんだ紫色で、服はまるで貴族のように煌びやかで、美しい服に身を包んでいた。ふんわりとしたスカートに可愛らしいソックス。胸元はちょっと開いていて背中からは羽のようなものが見える。変わった服だなぁ…お姫様みたい。
「珍しい服だったかな?」「うん…なかなか見ないなって…」外見はかわいいし、どこかに優雅さもある。でも…彼女もアークスだ。暖かくって「ところで…君はアークスなの?」「はい…フォースです」「へえーフォースかぁ…私はバウンサーなんだ!」「バウンサー…」「フォースか…もしかして君がリア?」「えっ?知っているんですか?」「フナの知り合いだからねー昔一緒にptを組んだこともあるの」「昔…?今は?」「最近は会ってないかな」「…そう…ですか」「自己紹介が遅れちゃったけど…私の名前はシェルネ、別のシップからやってきたアークスよ」「別のシップか…じゃあフナさんは向かい側は別のシップに居たりしたんですか?」「うん。このシップに来たのもわりと最近だよ」「知らなかった…」「だと思ったよ」「え?」「フナはそういうことは全く話さないからね」シェルネさんはフナさんをよく知っている…なら…まだ目を覚まさないフナさんのことを相談してみよう。そう思った。でも原因は私だ。なのに相談するのかと迷いはあった。それでも思いきって相談してみた。
「あの…シェルネさん…相談があって…」「きっとフナのことでしょ?知ってるから…君とフナをアークスシップまで移動させたのは私だから…」「ごめんなさい!フナさんが侵食されていくのを見ていたら…ダーカーだ、倒さなきゃって…」シェルネが私を見て笑顔を作っている。「君の判断は正しかったよ、君の与えたフォトンが彼女を浄化してあげたんだ」「え?」「彼女はダーカーになる一歩手前だった。君が彼女に攻撃を加えていなかったら危なかったね…目を覚まさないのは多分ナナに安静にしてろとでも言われているんじゃないかな?まだ戦える体ではないからね…多分寝たフリだよ」寝たフリ…それは意外だ。でも寝たフリをするのは私と話したくないのかなと私は思っている。「もしかして…ダーカーになる寸前ってアークスが敵に見えたりするんですか?」「正解!」「だからフナさんは私を…」なんとなく予想が出来た。多分私に傷を負わせた罪から私に話しかけられないとか?「ふふっ分かったみたいだね…意外でしょ?フナは罪を重く感じちゃう人なんだ」「あの、ありがとうございます!」「いえいえ!あと、一つ注意!」「えっ?」「無理はしない…君のことだよ」「無理…ですか?」「君はまだ怪我も完治していないからね…君、あの時かなりの重症だったんだよ?」「はい…気をつけます」
フランカsカフェを後にし、フナさんのいる病室へ向かう。「無理をしないか…私、そんなに無理してたかな?」頭を掻きながら部屋を移動する。「あれ?」通路の先から肌がピリピリするような威圧感を感じる。空気が重い。「なによこれ…でもダーカーなんていないでしょ…じゃあ何?」武器を構える。アークスシップにダーカーがいる。なら警報が鳴らないわけがない。その威圧感と嫌な予感は私に少しずつ近くなってくる…。何かが走る音、それを耳にした。その後廊下の角から姿を表したのは赤いゴルドラーダだった。
かなコメント!
最初はフナと会話をする展開にする予定でした。でもちょっとダーカーを出してみました。アークスシップ内にダーカーがいるとホラーですよね…。ビジフォンとかいじってたら急に出てきたりとか…
でわでわー
ゆるゆる劇場!
麻衣「ちょっと!今回私がいないじゃない!」
筆者「いつか出る」
シェルネ「大丈夫だよ?麻衣、君もいつか出れるから」
麻衣「今回初参加に煽られた」
シェルネ「許して(はあと)」
麻衣「は?」
レイ「ちょっと!麻衣ちゃんはそんなこと言わない!」
シェルネ「透刃麻衣激おこ」
私のトモダチ達 3章 小さな葛藤
「ラ・フォイエ!」「エンドアトラクト!」
二つのPAはぶつかることなく、互いに発動者を傷つけた。それしか私には分からない。もうかなりの時間が経った。真っ白な空間の中で[私]という存在がいるのをかろうじて認識出来る。「…誰?」真っ白な空間に立つ少女。リアだけど…雰囲気が違った。「フナさんは迷っているんだよね?」「…」「アークスとダーカー…なんで迷う必要がある!?そこまでして麻衣を…フナさんらしくないよ?」「………」「ダーカーはアークスにしか倒せない!なのに…ダークファルスに抱きつくだなんて…フナさんはもう…アークスじゃないんだよ!!」リアがあんなに怒ったのは初めて見た…ものすごい剣幕だけど彼女は私を責めてはいない…。きっと私をアークスに戻したいんだ。
「フナさん…目を覚ましませんね」ナナさんが寂しそうな素振りを見せる。「ですね…そう言えば麻衣というダークファルスって何者なんですか?フナさんが取り乱すなんて…」ナナのコーヒーを飲む手が止まる。気まずい空気…多分まずいことを聞いてしまった…。静かにコーヒーを飲み干してナナが会話を繋ぐ。「質問だけどあなたは罪を背負って生きてはいけなくなった時どうしたいの?」「へ?えーと難しい質問ですね…イメージ出来ないかも…」「じゃあ例えを変える?」「いや…大丈夫です…罪の重さにもよりますけど私は償いたいです…罪を」「それがあなたの答えなのね…」「えーとそれで、この質問の意味は?」「分からないの?」「ごめんなさい…ちょっと難しいです…」「……」「私は自分の部屋に戻りますね…」「うん…」
ナナの部屋を後にし、部屋の前でそっとため息を吐く。「やっぱり緊張するなぁ…ナナさんと話していると…」一人言を言っているといきなり隣のドアが開く。「わっ!」ドアの中からナナさんが出てきた。「何やっているの?そこで」「あーいえ…ナナさんも外に出るんですね…」「当たり前よ…」ナナが私の前から移動する。「えっえーと…いってらっしゃい」その言葉を言い終えた後、ナナが後ろを振り向いて私を見てそっと笑顔を作って見せた。その後曲がり角へ消えてしまった。ナナさんの笑顔なんて初めて見たかもしれない…。「あれ?何か落としてる…」ナナさんの日記だった…。「見てみよ…」最初のページにはフナさんの写真が一面に貼られている…2ページ目からは日記が書かれている。「フナさんの写真かなりバリエーションあるなあ…風呂の時なんてどうやって撮るのかな?」なんでフナさんの写真があるのか分からない。2ページからはちゃんと日記が書かれている。「最近ないかな?」適当に開いた25ページ目…そのタイトルに私は凍りつく。[麻衣ちゃんとフナさん]「え?」麻衣とナナさんは直接会っている…?
「ごめんね…レイ…」「まだ痛む?」「大丈夫…」「場所を変えない?麻衣ちゃん?」「え?でもそれじゃフナさんが…私に」「あのアークスに会ってから変だよ?麻衣ちゃん…ダーカーがアークスと交われるわけない!」「…既視感があるの…あの人は初対面じゃない!」「麻衣ちゃん…」今、私は過去を知りたいんだ。東京にいつからいるのか…既視感があるだけでその理由が分からないのは君が悪い。まるで痒い所に手が届かないような感覚だ。「レイ!知ってるなら教えて!私の過去を!」「…ある所に小さな女の子がいました。その女の子は世界を救う力を持ちたかったんだってさ…でも非力な女の子に世界を救う力なんてあるはずがない…そこで女の子は何をしたと思う?」「それが私なの?」「どうだろうね…」「ちゃんと答えてよ!」「だから…麻衣ちゃんは何も知らなくていいの…ね?」
かなコメント!
今日はサモナーの新スキルとテクカスが楽しみだなー
これだけ書くと地味だな…。
3章からは設定の掘り下げをしていこうかなと思っています。
いやー3章の初めをどんな構成にするかは本当に迷ったなぁ
結局地味なコーナーになったね!うん!
てわでわー
ゆるゆる劇場!
フナ「ナナ!」
ナナ「フナさん?寝てるんじゃないんですか?」
フナ「本編とここは別!なんで私の風呂の写真なんてあるの?」
ナナ「筆者に聞いてください…」
ラァイア「えーと…きっとフナさんが好きなんですよね…?」
ナナ「こら!!」
ラァイア「いたっ…殴らないでくださいよー!」
フナ「顔真っ赤だよ?ナナ…風邪?」
ナナ「いや…なんでもない…
私のトモダチ達 茶番回
ラァイア「えーとこのコーナーは何ですか?」
麻衣「さあ?」
フナ「今まで出てきた登場キャラクターを整理する…とか聞いたけどどうなのかな?」
レイ「私今週出番なかったわよね!?フォメルくらい受けられるわ!」
麻衣「うるさいなー!武器のくせに!」
筆者「最初は戦闘シーン作るつもりでしたがカットしました」
麻衣&レイ「無能!!」
筆者「大丈夫、この先もフナvs麻衣の展開は作るから」
麻衣「何よー!!前の回に戦いますよーオーラ出してたくせに!!」
筆者「っ…じゃこのコーナーは終わりで」
一同「手抜き!!」
登場キャラクター紹介
フナ 17歳
クラス re
武器 オービットランチャー スカルソーサラー
本作の主人公
ベテランのアークス。普段は無愛想だが、本当に信用できる味方の前では性格が変わるとか
麻衣 16歳
クラス 序章〜1章 br 2章 hu
武器 インヴェイドガラン ガイルズオービット hu レイパルチザン
サブ主人公
東京に現れた謎の少女。ダーカーを喰らい、コピーする能力を持つ。彼女の求めているものは:友達:であり、それを達成するために様々な場所へ赴く。
リア 15歳
クラス fo
武器 サイコウォンド
過去のある出来事からダーカーを憎み、殲滅することが彼女の目的。しかし彼女はまだ新人であり、所々でミスが目立つ。
ハル 20歳
情報部、ダーカー調査隊のリーダー。フナとは昔からの知り合いであり、フナには口調が軽い。
ナナ 18歳
フナのPTのオペレーター。冷静であり、彼女が取り乱すことは珍しいとか。ただ任務外では一変し、別人のような性格になる。実はフナが好き。
ラァイア 15歳
新人オペレーター。ナナが留守の間にオペレーターを任せられるようにとフナのPTに配属された。まだ未熟な彼女の憧れはナナであり、彼女に追いつくために日々努力を重ねている。
シェルネ ???歳
クラス ???
武器 ???
優秀なアークスという情報のみ。情報が少ないのは彼女が別のシップから訪れたからだとか。
レイ ???歳
クラス ???
武器 ???
麻衣をダーカー側へと誘う謎に少女。分かっていることは彼女の体は負のフォトンが集まって構成されているという情報のみ。
それじゃ次回の水曜日に!
でわでわー
私のトモダチ達 2章 子羊を導く者 7
ナナさん!大変です!
私の耳に入る騒がしい声。椅子から立ち、後ろを向く。
ピンク色の髪に、黄色の瞳、そしてピンク色の制服を着て私を見ていた。走ってきたのか、息を荒げながら口を開いた。
「リアさんの位置情報が途絶えて…ナナさんの言うとおりにやりました…でも…」「ジャミング」「へ?」ラァイアは口を開けたままポカーンと立っている。新人だ、ジャミングを知らないのも当然だ。「でっ…でも…ダーク・ファルス戦でも通信は途絶えないんですよ!?おかしいですよ!!」「相手が特殊なの…水色の髪の少女がね」
…
ナナさんは確かに優秀な先輩で、新人の私なんか足元にも及ばない。でも…あんなに冷静なのは…まるでそうなることが最初から分かっていたような。
「用は以上?」「はい…では失礼しますっ!」
結局緊張に耐えきれず、扉を出て部屋を後にした。「私が…未熟だからそう見えるのかな…?」そう自分に言い聞かせた。そうすれば自分の未熟さを痛感し、成長出来る気がしたから。
「フナさん…なんで逃げるの?」
麻衣がダーク・ファルスなのは分かっている。でも、私の銃は麻衣を狙ってはいない。彼女を殺すのが怖いからだ。
「…なら、私がフナさんを楽にしてあげるから…私の側にくれば戦いなんてしなくていいんだよ?」
「っ…!」
「まだ戦うの?フナさん…」
ガランと何かが落ちた音が響く。武器を地面に捨て、手を広げる麻衣。優しく微笑みながら私に一歩ずつ近寄る。彼女の唐突な行動に私は身構えていた。
「警戒しなくてもいいの…フナさん…ね?」
私は…トリガーを引いた。ほぼ反射的にだ。乾いた音と共に放たれた光弾は麻衣のお腹に直撃して赤い血を散らせた。
「がほっ…」弱々しい声と共に吐血した麻衣。そしてそのまま地面へと倒れ込んだ。全身を支える力を失ったかのように。
「げほっ…フナさん…痛いよ…」倒れたまま、お腹に手を当てる麻衣。一瞬で思考がショートした。
私の頭には麻衣を助ける事しか頭に残らなかった。倒れた麻衣に駆け寄り、彼女の手を両手で握り締めた。
「なんで…麻衣はアークスじゃないの…?なんでダーカー側なの?どうして!?」「ごめんなさい…フナさん…私はね?」
私は麻衣を抱きしめ、私も決意した。「麻衣がそっちにいるなら私も…行くから!」私が与えた傷跡に手を添えて、片手でぎゅっと抱き締める。それだけで涙が止まらなくなった。
…このままでいい…このままでいたい…
「えっ?」いきなり麻衣が私を突き飛ばした。
その数秒後に赤い光と紫色の光が麻衣を包んでいた。
私が顔を上げた時には高温で焼かれたのか、全身に火傷を負い、服が焼け、裸の麻衣が倒れていた。
「なんで?麻衣!生きてるよね?ねぇ…ねぇ!!」
返事はない。生きている…そう自分に言い聞かせた。そうしなければ私が壊れてしまうから。
がさっと草むらが動いた。その人物は私目掛けてテクニックのチャージを開始した。
「ラ・フォイエ」「エンドアトラクト!」二つの技が放たれたのはほぼ同時だった。
2章 子羊を導く者 END
私のトモダチ達 2章 子羊を導く者 6
「麻衣ちゃん…緊張しているの?」
「平気だって…」
フォトンの体を持つダークファルス…。正確には負のフォトンというべきだろう。彼女を信じ、彼女の指示する道を歩んできた。何故なら今回の相手は…。
「分かっているんでしょ?相手が」「うん…でも私は彼女に槍を振ることが出来るはず…」「麻衣ちゃんなら出来るわ…」
東京の汚染地域。あちこちが汚染され、強いダーカー因子が辺りを覆っている。あまりに強過ぎるダーカー因子は電気を浴びたような痛みを与えていた。
「フナさん、ダーカー反応はこの奥です」
ナナの無線を聞きながら奥へと進む。ふと横の路地を見るとダガンの群れが何かを漁っていた。そして彼らには見たことのない侵食核が付いていた。
「ナナ、あれは…?」「私も始めて見ました…」そのダガンには白い花のような侵食核が付いていた。
「東京に現れたダークファルスはダーカーを食らう力を持つらしいですが…その食われたダーカーだとか?」「双子のように吐き出したってことね」「予想ですけどね…」
ダガンのいる路地を後にして先に進む。
赤い月が荒廃した街を照らし、辺りを舞うダーカー因子も薄っすらと照らしていた。ダーカー因子はあまりにも濃いと雪のように小さく、赤いものが降ることがある。勿論その正体はダーカー因子。長時間浴びていると体に悪影響が起きることもある危険な物質だ。
「あまり中居したくない…」
周りの景色を見ながら歩くと開けた場所に出た。周りをビルに囲まれて、その中に公園が見える。そしてその中に人影が見える。
月明かりに照らされて見えたのは白髪の少女に水色の髪ハルの言うとおりだ。
「フナさん?」
白髪の少女の声で一瞬体が凍ったかのように固まる。
「麻衣なの?」事実については理解している。でも心のどこかで…まだ彼女を信じている。
「なんで…?敵なの?麻衣は」「私は決めたんだ…レイちゃんと新しい世界を作ろうって…フナさんも知ってるんでしょ?私の夢を…?」「…私じゃダメなの?」「レイちゃんから聞き聞いたの…あなた達アークスが私に何をしてきたか…」
「レイ!お願い!」麻衣が手を空高く上げる。水色の髪の少女が強い光を放ちながら槍に変わる。麻衣の武器になった彼女は青いフォトンを放ち、赤い東京を淡く照らしていた。「レイパルチザン…これが…私の武器なの」
「戦うしかないのね」銃を構え、麻衣へ狙いを定める。銃を持つ私の手は震えていた…。
かなコメント
戦道始まりましたねー
皆さん行ってます?
未だにコレクト埋まってないなんて言えない…
つまらなかったですねはい!
でわでわー!
ゆるゆる劇場
レイ「私は武器になれるのよ?」
麻衣「便利ね!背中痒い時に使える?」
レイ「まあね…」
麻衣「物取る時に使える?」
レイ「う…うん」
麻衣「じゃあ!釣りには!?槍の先端に餌付けて!」
レイ「もう使わせないから!!」
私のトモダチ達 2章 子羊を導く者 5
「おつかれ!フナさん!」「うん、お疲れ様」アポス・ドリアスは討伐した。でも肝心のルーサーは姿を現していなかった。頭に浮かんだのはオペレーターへの連絡だ。周りの様子を監視しているオペレーターならルーサーが来たかを見ていたかもしれない。
無線を入れて数秒後ナナが無線に出た。「フナさん、何かありました?」「ルーサーが現れたか見ていないかな?」「いえ…現れたダーカーはブリュー・リンガーダ、アポス・ドリアスの二体だけですね」「やはりルーサーにはお見通しだったか…」「それより!2人で出撃なんて随分無理をしますね!」感情的になったナナはほぼ怒っている。「ごめんね…ナナ」「…それよりルーサーは勝手に現れますよ」「深遠なる闇か…現れそうなの?」「ええ…アークスへの襲撃に備えてマザーシップから姿を消したんだと思いますよ」それならマザーシップのダーカーが少ないのにも納得がいく。彼らは監視役なのだろう。「この前の襲撃はこちらの下見ですかね?多分今回は激しい戦いになるかと」「ありがとうね、ナナ」「あ、あと東京の探索任務があるらしいですよ?」「誰から?」「情報部のハルさんからです」「カスラは?」「このダークファルスの件は元々カスラさんが調査を行なっていましたがカスラさんがハルさんへ委託したらしいですよ」「ハルはダーカー調査の方のリーダーだったね」「ええ…だからハルさんが代わりに調査しているのでしょう」「ハルとは会える?」「ええ…フナさんに任務について説明したいとおっしゃっていました」「すぐに行くよ」
数分後
ハルの部屋のドアを軽くノックする。「フナです」「入っていいよ」ドアを開け、中に入る。「元気だったかな?フナ」「まあまあですね…話というのは?」「ハッハッいきなり本題か」ハルとも長い付き合いになる。彼と友達のような会話が出来るのは私くらいだ。「ナナからどれくらい話を聞いた?」「場所が東京ということくらいです」「まず任務についてから話すかな…任務は新たなダークファルスの調査だ。東京で暴れまわるダークファルスの話を聞いたことはないかな?」「いえ…任務に出ていたので」「ルーサーの探索だったね…先日のダークファルスの襲撃の後に東京で巨大なダーカー反応が現れたんだ」「なるほど」胸騒ぎがした。もしかしたら…。「心当たりはあるのかな?」「いいえ…」麻衣かもしれない…そんな気がした。あまりにも偶然が重なり過ぎている…。「そのダークファルスは白髪で黒い服を着ていたらしい」「目撃した人がいるの?」「ああ…シェルネというアークスだ。情報は以上だ」「そういえば深遠なる闇の復活が近いって?」「ああ…今までと同じ…我々アークスが奴の力を削り、仮面が封印する…。ただ力が今までより強い…双子もだ」「一筋縄では行かないか…」「まあそういうことだ」「探索任務…頑張りますね」「期待しているよ…フナ」
その話を…こっそり聞いている少女がいた。「…フナさんに出来るはずがないでしょ?麻衣を殺すなんて…」私の前のドアが開く。そのドアからはフナさんが出ていく。彼女の後ろ姿を私は開きっぱなしのドアの後ろから眺めていた。「ダークファルスは私が殺す…見ていてよ?フナさん…」拳を強く握り、こっそりと彼女の後を付いていった。
東京に響き渡るダーカーを切り裂く音。その後にダーカーが倒れる音。お腹が空いた私はダーカーへと喰らいつく。「お味はどう?麻衣ちゃん」「美味しいよ…レイちゃん」「麻衣ちゃんのお腹には沢山のダーカーがいるのよ」「でも使い捨て…永遠には使役出来ない…それが私の能力でしょ?」「麻衣ちゃん…そろそろ深遠なる闇が降臨するのよ」「ダークファルスの長でしょ?フナさんと見た目が同じダークファルスが…」「でもあれには欠陥があるのよ?」「徒花なんでしょ?永遠に花を咲かせられない」ダーカーを食べ終え、立ち上がる。レイが私の前に立つ。水色のロング、そして先端だけ紫色に染まっている。彼女もまたダークファルスだ。「私たちでやり遂げるの…深遠なる闇を開花させて…全宇宙を新世界へ変えてみせる…」「うん…レイちゃん…」
かなコメント!
なんだかんだで何ヶ月も続いてますね…それより誰か見ていてくれるかどうか気になるなー。
実は筆者は戦闘パートか会話パートどちらが得意か聞かれると会話パートが苦手なんですね…。はーい!どうでもいい話でしたね。
でわでわー
私のトモダチ達 2章 子羊を導く者 4
アポス・ドリアスが威嚇する。彼は強力な属性攻撃に加え、範囲の広い物理攻撃を合わせ持つ強力なダーカーだ。
「気を抜かないでね?」「言われなくても!」アポスが体を後ろに引く。その後爪を構え、体を前に倒しながら突進する。爪の一撃を躱し、胸にウィークバレットを撃ち込む。
私の一撃に続き、リアが一撃を加える。自分の周りに光の剣を作り出し、それを回転させる。胸に剣が刺さり、胸に傷が付く。次の瞬間アポスが姿を消す。赤黒い光と共にフィールドの真ん中へ移動する。
フィールドの4隅に4つの柱を出現させ、自身の周りにバリアを展開する。「攻撃しても無駄!柱を狙って!」「はい!フナさん」柱一本に狙いを定め、フォトンの塊を撃ち出す。「エンドアトラクト!」柱の一つを撃ち抜き、破壊する。「グランツ!」続いてリアの放った光の槍は柱を貫いた。「っ!避けて!リア!」残り2つの破壊が間に合わず、柱が次々と爆発していく。
とてつもない範囲の爆発。このままでは巻き込まれてしまう。「リア!フォトンブラストを!」「はい!」2人を爆発が巻き込む。激しい爆発の後、彼女と共に現れたのは幻獣達。2体の魚型の幻獣。ケートス・プロイと呼ばれるフォトンブラストだ。そんな彼女達にアポスは更なる追撃を加える。
体を駒のように回転させ、腕を地面に打ちつける。その後に数本の黒い雷が地面を走る。アポスの頭に狙いを定め、PAを放った。「サテライトカノン!」アポスの頭上を白いレーザーが撃ち抜く。怯んだアポスにすかさず追撃を加えるリア。「バーランツィオン!」光と氷の複合テクニック。氷と光の混じり合う魔法の剣は一瞬でアポスに傷を付け、無防備のまま斬られている。そして…最終段の叩きつけでアポスは倒れた。空中から地面へと落下し、辺りに大きい音を響かせた。
かなコメント!
アポスさんってbgmがなかなかいいですよね?
これ書きながら聞いてました!
炎、雷、氷と3パートありますが自分は雷が好きですねー
実はこの3〜4パートは元々ルーサー戦にする予定でした。
でも早いなと思い、代わりのダーカーを考えたとこアポスさんになりました! アポスさんゲームでは親玉のルーサーより強いとか言われちゃってますけどね…。
でわでわー
私のトモダチ達 2章 子羊を導く者 3
マザーシップの最深部。ルーサーの支配領域に2人のアークスが足を踏み入れた。時間の流れ、景色がマザーシップと比べると急激に変化している。フォトナーの意識が飛び交う中、茶色の空間を照らしていたのは遥か上に見える光だ。それはまるで海の中から上を見上げるような光景だ。そしてその中を巨大な鎖が浮かんでいる。「何よこれ…」リアはこの光景を目を丸くしながら眺めている。「ルーサーの支配している空間だよ」「ルーサーって…こんなことしちゃうのかな?」「ルーサーはかなりの実力者だからね…」でもルーサーはまだ姿を見せてはいない。「フナさん」「ナナ、準備は出来た?」「はい、アークスはマザーシップ内に待機させています。アークスシップ襲撃の件もあってあまり人数はいませんが…」「ルーサーがそっちに行ったら追撃をお願いね」「はい…ルーサーはもうすぐ現れるはずです」ファルス・アンゲルことルーサーは様々な惑星に姿を現し、惑星、原生種を侵食している。そしてしばらくするとマザーシップに戻ってくる。私はマザーシップに戻る所を待ち伏せしているというわけだ。一瞬、空間が歪んだ。そしてその後周りが一瞬だけ黒く染まる。体がピリピリし、空気が重い。「ダーカーが来る!」その金色の体はルーサーの特徴の一つである。だから一瞬、ルーサーと見間違えてしまう。ファルス・アンゲルと違う点はアンゲルより大きい体、1つではなく3つある頭、黒いマント、そして長い尻尾。彼もまたルーサーの眷族だ。「アポス・ドリオス」「何よこいつ!ルーサーじゃないの!?」「リア、アポスもかなりの強敵だからね」「分かってる!」
「アークスもバカだと思わないかな?レイ?」「…まあね、でもアークスには強い人もいる」「6芒にフナとかかな?」「ええ…フナは深遠なる闇を何回も退けている」「まぁ僕達の目的は新たな深遠なる闇の作成なんだろう?」「ええ…2体の深遠なる闇にはさすがに勝てないと思っているの」「麻衣を使うつもりだね?」ルーサーが口元を歪ませ、ニヤリと笑みを作る。「ええ…最悪、私や他のダークファルスを喰わせるかな?」「ふむ…」
「もう…アークスもダーカーも居ないの?」仕留めたダーカーを食べた後そう口にした。座り込んでいた体を起こし、空を見上げる。やはり空は真っ赤でいつもと変わらない。ため息を吐き、歩きだす。そんな私の前に赤いダーカーが立ち塞がる。ダーク・ラグネの希少種、ダーク・アグラニだ。「ごめんねダーカーさん、私はお腹が空いてるの…」そんな彼女の戦いを見届けているアークスがいた。
かなコメント!
今日はガルグリNT1 の追加ですねー!本当に楽しみ!
去年は戦道をshでやってましたね…懐かしいなぁ…
退団について
退団してもこの小説を続けていくつもりです。
もし野良で見かけたらその時はよろしくお願いします!
でわでわー!
ゆるゆる劇場
麻衣「アークスしりとりしましょー」
リア「誰から?」
麻衣「私からっ♪ルーサー!」
リア「サテライトエイム」
麻衣「エラー落ち」
リア「チェイン!あ…」
麻衣「下手くそ!次回、罰ゲームね!」
リア「そんな〜」
麻衣「出荷よ〜」
私のトモダチ達 2章 子羊を導く者 2
水色でどこか神秘的な床。そしてダーカーとアークス。共に何もせずに互いを睨み合っているだけだ。辺りに流れる異様な空気はアークスの心を乱し、焦らせていた。
「フナさん?敵は動かないよ?」「絶対に油断しちゃいけないからね」油断してはいけない理由。それは…。その瞬間、リンガーダの手が翼へと納刀された刀へ伸びた。見に見えない速さで刀は抜刀と納刀を繰り返した。その動作を終えた後に目に残ったのは斬撃だけだ。その斬撃は私の真横を切り払っていた。その直後、リンガーダが首にかけた二つのリングを飛ばす。リングはかなり速く、リアの前と後ろへ素早く移動した。「リア!注意して!」二つのリングから黒い衝撃波が放たれる。しかし衝撃波を放った先にリアはいなかった。そして二つのリングはリアの直線上に並んでいた。「ラ・グランツ!」リアの握るロッドから槍の形をした光が放たれる。その光は二つのリングを貫き、ヒビを入れた。リンガーダが咆哮する。その叫びと共にリングがリンガーダの元へと移動した。リングが首に戻る寸前、乾いた発砲音を響かせた後にリングは二つとも割れた。リンガーダが地面に体を下ろし、リングの修復を開始する。しかし今は胸のカバーが開き、弱点が向き出しになる。「リア!行くよ!」「うん!」赤いコアにウィークバレットを撃ち、静かに銃を構える。リアもロッドを構えながらその体をフォトンで輝かせていた。最初に私がPAを放つ。最初に聞こえるのは発砲音、音が聞こえた後はその弾が敵を貫いている。赤いコアから胴体へ。青いフォトンの塊はリンガーダの体を貫く。その後にリアが攻撃を続ける。リアは片手に氷、もう片手に光の玉を作成する。それが混ざった時、リアは両手に光り輝く氷の剣を持っていた。その剣でリンガーダに斬りかかる。一撃毎に血が飛び、赤い血が辺りを彩る。その中踊るように氷の剣を振るうリアはいつもの振る舞いからは想像出来ないような様子だ。その舞はとうとう終盤を迎え、最後に二つの剣を縦に振る。舞を終えた後、氷の剣は砕け散った。舞が終わるとリンガーダが叫び声をあげ、その後崩れ落ちた。
でもリアは地面に座り込む。複合テクニックは体への負担が大きいから仕方のないことだ。「リア?大丈夫?」「ごめん…ちょっと無理した」まだ冷たいリアの手を握り、体を起こした。「はぁ…倒したのよね?」「うん…複合テクニックはあまり使わないで!って言ってるに…」リアは納得がいかないのか不満げな顔だ。「体への負担が大きいからでしょ?」「そりゃレスタすら使えない子だもん」「うっ…」視線を私からすっと逸らされた。その後は聞き取れないような小さな声で何かぶつぶつと言い始めた。「何?」「もー早く行きましょ!」「うん…」砕けた氷と光の粒が辺りを舞う中、二人はマザーシップの奥へと足を進めた。
かなコメント!
ちょっと投稿が遅れちゃいました。
メンテ明けてるじゃん!!
4時くらいから書いてこんな感じになりました。
かなりどうでもいい雑談ですが学生の方は明日から学校が始まるという方もいるのでは? えっ?私はいつからだって?勿論明日からだよ!
でわでわー!
ゆるゆる劇場
麻衣「リアはレスタ使えないの?」
リア「うっ…うるさいわよ!」
筆者「地雷乙」
リア「ゲームでは使うわ!うん!使うわよ?」
麻衣「リアが使わなくても他の人が使ってくれるよ!リアはメイト飲めばいいのよ?」
リア「麻衣がうざい!!」
私のトモダチ達 2章 子羊を導く者
旧マザーシップ…
数年前に起きた事件により、侵食されたマザーシップだ。神聖なマザーシップとは違い、あちこちが侵食されていて、そこにいるだけで体が痺れるような感覚を味わう。それだけダーカー粒子が濃く、危険な場所ということだ。「フナさん、敗者はここに?」「うん…マザーシップの奥深く、全く動いていないらしいよ」「…いよいよか…あの日から敗者の事を忘れた日はないよ」「お母さんの仇でしょ?ここに来た理由は」「うん…」「私からのお願い…絶対に感情的にはならないでね…」「分かってる…」
その頃アークスシップでは…
「東京でアークスが失踪ですか?」「ああ…東京ではダーカーがうじゃうじゃいるからそいつらやられたんだと思うが…」「オペレーターは?」「それが…通信が途中で途切れたとか…」「…ならアークスを疑うべきだ、あるいは拉致とかだな」「拉致ですか…」「まぁ調査隊ならすでに送らせている。事態が悪化しそうならフナを向かわせてくれ」「はい…」やっぱり…胸騒ぎがする。麻衣の失踪、アークスの失踪…時期が合い過ぎている…やっぱり麻衣はダークファルスでアークスの敵?「どうした?ナナ」「いえ…なんでもありません…失礼します…」
「フナさん…かなり移動しているけどダーカー1匹すら現れないよ?」ダーカー粒子は濃い。いつどこからダーカーが現れてもおかしくないのに…ダーカー反応はない。出てくるなら奴のダーカーだね…」「敗者のダーカーって有翼だよね?」「そうだけど…」「ちょっと勉強不足だったかも…」リアに会話を聞いている最中、耳鳴りがする。電子音のような…。「ダーカー反応がある…」「え?」ダーカーはすぐに現れた。黄金の馬、第一印象はそれだった。首に二つのリングを巻きつけ、4本あるその腕の中2つは槍を持ち、残りは胸の辺りで腕を組んでいる。ブリュー・リンガーダ、それが彼の名前だ。
続く…
かなコメント!
いよいよ2章です!
自分でも意外と進められてるなと思っています。
これからも頑張って書いて行くのでよろしくお願いします!
今日のメンテ楽しみだなー。(メンテ明け直前に書いてました。)
私のトモダチ達 1章 誘い 5
「話って何?フナさん…」「リアがアークスになった理由って覚えてるよね?」「忘れるわけない!復讐だよ…」「ファルス・アンゲル、2年前に市街地を襲撃したダークファルス、その被害者の一人がリア…」「あまり思い出したくないけど…私が12の頃…」
2年前
「リア!行ってくるからね」「お母さんいってらっしゃい!」
その日に私は大切な人を失った…。でもあの人は本当の母親ではない。私の本当の母親はアークスで…ある任務で命を落とした。母親が私を預けたのは信頼出来る友人だった。その友人が2年前に…。
普段見ていた景色が全て壊れて、あちこちで助けを求める声、悲鳴、建物が崩れる音で耳を塞ぎたくなった。そして地上では黒いダーカーが人を殺していた。お母さんは血だらけで倒れていて…言葉を聞くことも出来なかった…。その時に…金色の羽を羽ばたかせ、どこかに消えていくダーカーを見た。その手に持っているタリスは血で濡れていた。「何よあれ…」私が言葉を言い終えた後に、背後に何かがいた気配がした。「?」私が振り向いた時、金、赤、黒と色々な色が混ざったダーカーがそこにはいた。背中に魔法陣みたいな物を展開し、二つ生えた羽で空で浮遊する。そして…黒く輝く鎌を私に振り上げ、私は訳が分からないまま血を散らしながら飛んでいた。動けない私に少しずつ近寄るダーカーはまるで死神のようだった。
その死神を一束の光が撃ち抜いていた。両手銃を持った少女、彼女がフナだった。
現在
「結局、本当の母親が死んでいた事を知ったのもアークスになってから…」「うん…」「何よ…私に何が言わせたいのよ?」「リア、ごめんなさい…」「え?」「リアに当たっちゃったから…先輩失格かな…これじぁ…」リアが一つ深呼吸する。「そんなことないって…それよりフナさんは麻衣がダークファルスだったらどうするの?」さっきはイラついてリアに当たってしまった。今なら答えられると思う。「さっきは取り乱した…今答えるとするとね…やっぱり撃てないと思うの」「…」「理由はね…ある人に似ているから…マトイっていう人で…彼女と麻衣が重なっちゃうんだ…」「マトイさんか…今は別のシップでしょ?」「うん…昔ね、彼女が深遠なる闇になった事件があったの…彼女が殺してと言われても…私は彼女を殺せなかった…大切だったんだ…彼女はね」「…そんなことが…」「つまらない話だったよね…」「あの…フナさん…」「?」「唐突な話なのは分かってます…ても…」普段より緊張しているのか声がうわずっている。重要な話だということは察した。「ファルス・アンゲルを倒しませんか?」
「ふふ…初めてアークスを殺した感触は?」体のあちこちに浴びた血。まだそれは生暖かい。目の前で動かない人。罪悪感、吐き気が全身を包む。「…うぷっ…うぇぇ…」耐えられずに吐いた。吐いてもまだ足りない…。なにかで償いをしないと…そう思う。「麻衣ちゃん、最初はこんなものよ…徐々に慣れるからね…」「生きるためなの…殺して…ごめんなさい…ごめんなさい…」
続く…
かなコメント!
今回で1章は終わりにするつもりです。
次回から2章になるかな?
今回はちょっと長めにしてみました。どうだったかな?
でわでわまた今後!
ゆるゆる劇場
麻衣「人の肉って美味しいと思う?」
ハル「さっき食ってただろ?うまいのか?」
リア「人喰いとか!おまわりさんーおまわりさんー!」
麻衣「あまり美味しくないと思う…」
リア「なら食うなー!!」
私のトモダチ達 1章 誘い 4
「麻衣がいない…?」ナナから聞かされた麻衣の失踪。リアが市街地に行く時に彼女を置いてきてしまったとも言っていた。ナナが数分麻衣から目を離していた。無理もない…私はダークファルスと戦闘していたから…。私は誰も責めるつもりはない。ただ気になるのは…麻衣はダークファルスなのか?ということ。
アークスロビーに移動した。ナナから話があるらしい。「あ…フナさん…」「何?」「私…麻衣がスパイだと思うの…」「リア!」リアの言うことは分かる…でも…。「フナさんは優し過ぎるんだよ…」「…」優し過ぎる…昔、色々な人に言われた言葉だ。深遠なる闇になりかけたある人を助けようとした時にも…。でも私は信じていたはずだ。麻衣が私達と笑って話せる友達だと。「フナさん!しっかりしてよ!」「うん…分かっているの…私もね、麻衣はダークファルスではない…それは分からないけど…でも私はまだ信じてるの!」「じゃあ…もし麻衣がダークファルスならどうするのよ!」「そんなこと考えない!信じてるから!なんでそんな言い方するの?」リアが一歩後ろに下がる。顔は下を向いていて今にも泣き出しそうだった。言い過ぎた…リアは仲間なのに…。「喧嘩はよくないですよ!二人とも!」「ナナ?」「新しい情報がありますよ」「情報…」多分麻衣に関わる情報だろう…。さっきまで泣きそうだったリアもナナの話に耳を傾けていた。「ダークファルスがもう一体いたそうです」「え?」「ファルス・アンゲルですね…」「ファルス・アンゲル…?嘘…」「リアさん?」「ごめんね…ナナ…一回リアと話がしたいの…いい?」「大丈夫ですよ」リアの肩を叩いてそっと話しかけた。ファルス・アンゲルはリアの過去に関わっている。仲直りも含めて一度話したかった。「リア、そこのソファで話をしよう」「はい…」
「私にとっての友達ってなんだろう…」「ダーカーや私達は違うの?麻衣ちゃん」「ごめんね…まだ決まらないの…」「時間を掛ければいいよ…ゆっくり考えてね…」今、私は確かにダーカー側にいる。アークスと戦う…私にはそれが出来るのだろうか?
かなコメント!
水曜日から1日明けて今これを書いています。なに?どうでもいい?
最近思ったんですがsgを何に使うか迷っています。トリガーは…あれだしスクラッチも…ということでsgが腐ってます。
でわでわー!
ゆるゆる劇場
麻衣「筆者さんってダークヒーローが好きらしいね」
筆者「まあね」
麻衣「どこらへんが好き?」
筆者「普通じゃないし…暗い話にしやすいからかな?」
麻衣「ふむふむ…って私これからどうなるのよ!?」
筆者「それはお楽しみ〜」
私のトモダチ達 1章 誘い 3
金色の鎧を纏い、6枚の羽根を羽ばたかせるダーカー…。顔は仮面のように覆われ、顔のような頭部からは四つの複眼全てが私を見ていた。
「だれなの?」「お嬢さん、僕はダーカー側になることを提案するよ?」ダーカーなのに喋っている…。ダークファルスという存在を思い出す。もしかしたら…。「ルーサー、麻衣ちゃんが決めることなのよ?」「レイか…君はもう少し彼女上手く誘導出来ないものかな?」「双子に食われて量産された奴には言われたくないね…あんたが活躍出来るのも[深遠なる闇]のおかげなのよ?」ルーサーとレイはあまり仲が良くないみたいだ。「レイちゃん」「何?」「もし…ダーカー側にならなかったら?」「…麻衣ちゃんは私達の敵になるかな?」「つまり…戦うことになる?」「うん…」つまり私は
ダーカー側になってもアークスと戦う。
アークス側になってもダーカーと戦う。
どちらを選んでもトモダチと戦うことになる。だけど…私は決めないといけないんだ。「決めたかな?お嬢さん?」ルーサーが急かす。でも…決めるなら早めがいいはず。先に会ったのはレイだ。それにレイには影で支えてもらったんだ。だから私はレイの手を握った。「決まったんだね…麻衣ちゃん」「うん…レイちゃん…」「レイちゃんと一緒に行くよ…」
実は心の底ではまだ迷っていた…。そしてこの選択で後悔することがないようにと祈り続けていた。
その頃フナ達は…
ディーオ・ヒューナルが力を集め始める。「リア!ディーオ・ヒューナルを!」ディーオにウィークバレットを貼り、すぐに銃を撃つ。1、2発では怯みもしない。「あ…」ディーオ・ヒューナルに集中し過ぎた。ファルス・ヒューナルの巨大な剣に体を斬られ、その衝撃で吹き飛ぶ体。「リア!」その後だった。ディーオ・ヒューナルが溜めた力を放つ。その光がフナを包む。私はフナさんから目を逸らしていた。光が炸裂した後に…フナは立っていた。彼女の横にはフォトンブラストを発動したのか要塞の姿をした幻獣がいた。
続く…
今回はコメント&劇場はお休みです。
私のトモダチ達 1章 誘い 2
私にはまだ決められない。それは私に響き渡る声の正体が…。
東京…フナが麻衣と接触する前…。
「麻衣ちゃん…無視しないでよ…」
今まで頭痛と共に聞こえていた声。私はその時、私は始めてその声に答えた。「あなたは誰?」その後私の前にフォトンが集まり、人の形になる。人の姿をしたフォトン(?)。髪の毛、目、手、足、等人と変わらない姿をしていた。桃色の髪、黄色の目、そして私より小さな体、神秘的で、可愛らしい。でも彼女はフォトンだ。
「私は…レイ…麻衣ちゃんと友達になりたいの…」「レイちゃん」「実は麻衣ちゃんがダーカーを操れるのも、全部私が手助けをしてたのよ」レイの言うことには妙に信憑性があった。その言葉を全て信用するのに時間は掛からなかった。「私の夢を知っている?レイちゃんは」「うん…だから私が夢に協力しているのよ?」
それから…レイにアークスについて聞かされた。
私のトモダチであるダーカーを殺し、私の夢を壊そうとしている者達。でも…フナさんやリア、ナナさんを見ていたらそんなことは考えられなかった。
レイは嘘を吐いた…。
そう考えている。私を何処かに誘導している気がする。「麻衣さん!」ナナさんからの無線だ。「はい…麻衣です」「疲れているみたいですね…」「まあね…」「今回の襲撃…かなり大規模です…無理に出撃しなくてもいいですよ」「でも…戦うよ」「そうですか…ご武運を…」
目的地に行く前に情報を確認する。
フナさんが戦っている敵の内、片方は普段見かけないダーカーらしい。そして、その目撃情報の少なさから新種扱いされたとか…。
ディーオ・ヒューナルにファルス・ヒューナルが同時に現れたとか。どちらも強敵らしい…。
「麻衣ちゃん、何をするか分かっているはずよね?」
「…」
「おやおや?ダークファルスもどきじゃないか?」
「え?」
私に声を掛けたのは…。
続く…
かなコメント!
以前新DFを登場させるとか言った記憶がありますが新DFは追加しないことにしました。没DF [憤怒]フューリーと[幻影]ファントムとその眷属達。
筆者の気分ですがゆるゆる劇場に登場するかも?
ゆるゆる劇場
レイ「ゆるゆる劇場初登場だよ!よろしくね!ほらほら君も?」
ハル「なんだ…ここは?」
麻衣「ハルさんって今のところただ一人の男キャラだよね?」
ハル「まあな…筆者の自キャラ全員女の子だからな…」
ナナ「私…新キャラで作る予定ないんですか?筆者」
筆者「ないな…」
麻衣「ドンマイ☆」
ナナ「私…怒らせると怖いですよ?」
私のトモダチ達 1章 誘い
ダークファルスの襲撃。それはいつも唐突だった。今回も…。
「ダークファルスですか?」「うん…多分ね‥私の近くにいる」「フナさんあの子達はどうします?」「大丈夫…ナナからは一応連絡を入れてね」「はい、ダークファルスと戦うんですか?」「その予定かな?」「無茶ですよ!」「相手を見るだけ…」
この辺りに大きなダーカー反応。間違いない…ダークファルスは近くにいる。
「麻衣!」「分かってる!」黒い巨体は空を舞いながら地面に降り立つ。その巨体はロビーを小さく振動させた。「ダーク・ビブラスか」カブトムシのような力強い角。巨大な二つの腕。空を華麗に舞うことの出来る羽根。「いきなり強力なダーカーが…」「リア…戦うんでしょ」私は武器を構える。リアも同じように…。
ダーク・ビブラスが私達を威嚇する。「光属性のテクニック…ビブラスには効いたはず!」リアは遠距離から攻撃するようだ。なら私が。「私がビブラスを引きつけるから」刀を構えながら地面を蹴って、ビブラスに接近する。「グレンテッセン!」ビブラスの角に当たる。その瞬間にビブラスが怯む。「イル・グランツ」リアの持つロッドから放たれる光の束。その全てがビブラスに命中する。ビブラスの体が光に包まれ、その場で動きが止まる。武器を刀から弓へ持ち変えて、ビブラスへ矢を放つ。光り輝く矢がビブラスの頭に刺さる。あとはあの技を放てばいい。集中力…それが重要になる技だ。何秒間か集中する…。そして…矢を放つ。「ラストネメシス!」私の声と共に放たれた矢。空気を引き裂く音を鳴らして飛ぶその矢はビブラスの角の根元に当たる。その後、輝く矢が爆発する。その後ダーク・ビブラスは地面へ倒れる。
「やったよ!麻衣!」「うん!」ロビーに倒れる黒い巨体。それは強力なダーカーであり、それを倒したのは私達なのだ。…でもどこか罪悪感が残る。以前の私はダーカーを可愛がり、愛していたはずだ。「何ボケってしているの?」「考え事よ、それよりフナさん居なかったね」「?フナさんはどこに居るのかな?」
「麻衣さん!リアさん!」
ナナからの無線。相当慌てているようだ。「ナナさん?」リアも事か重大だと思っているようだ。ナナさんが慌てる事態が起きているのだから。「フナさんが…ダーク・ファルスと交戦中です」「ダーク・ファルス…急がなきゃ」リアがキャンプシップへ向かって走っていく。全力で走ったからかもう姿が見えなくなる。あんなに慌てるリア…。「麻衣さんも急いでください!」
ダーク・ファルス…。ふと、あることを思い出す。
そう…私には決めるべき答えがある。
「麻衣ちゃん?あなたはダーカー側でしょ?」
脳裏に響く声。
「麻衣ちゃん、フナとリアを殺すんだよ?彼女達を殺せばアークスの戦力は落ちるから」
「ダーク・ビブラス…」聞こえる声を無視してビブラスを食べる。角を折って柔らかい角の根元から…。
「食べれば食べたダーカーを召還出来る。何をするつもりなの?麻衣ちゃん」
向こうから聞こえる声。その声全てを無視して私はキャンプシップへと歩き始めた。
続く…
かなコメント
物語が破綻して来てるよぉ。ブロット固めなかったせいだな!
月、火曜日に書く予定だったけどサボりました。ハイ。
でわでわー
ゆるゆる劇場
麻衣「夏と言えば?」
リア「スイカ!」
フナ「かき氷かな?」
麻衣「海は!?」
フナ「緊急のビーチウォーズってよく水着忘れるけど…」
麻衣「フナさんが忘れやすいだけよ」
私のトモダチ達 9
リアに連れられてやってきたのはフランカカフェだ。今は夏バージョンということで店内が変わっているらしい。カフェに向かって歩いている所でリアがそう言っていた。
ショップエリアからフランカカフェへ移動する…。
「わあ!」私の目の前に広がるのは木製の茶色い椅子、テーブルが並ぶカフェだった。そしてカフェから見える海岸、眩しい海岸の光は少し離れたカフェを明るく照らしていた。「あ、麻衣、ドリンク買ってくるから待っててね!」リアがいきなりそう言い、ドリンクを買いに行く。「あら!リアちゃんの知り合い?」私に話しかけて来たのは黒髪の女性。服を見ると料理人のようだ。ここの店員なのだろうか?「あなたは…?」「私はフランカ!突然だけど、私の料理食べてみない?」「あ…いまメセタがなくて…」「無料にしてあげるわ!」「じゃあ…お願いします」「じゃあメニューは?」フランカさんに渡されたメニュー表に目を通す。多いのは肉料理だ。東京風ハンバーグ、私はこれが一番気になった。「えーと…東京風ハンバーグで」「はい!ちょっと待っててね!」フランカさんは厨房へと消えていった。本当に一瞬だった。はぁ…とため息をついた。数分後…リアが戻ってきた。「あれ?麻衣、なにかあった?」「うん…フランカっていう人が無料で料理作ってくれるってさ」「よかったじゃない!」「でも唐突で…」「まあまあ…ドリンクでも飲みなさいな」リアは両手に持っているドリンクのうち、片方を私にくれた。赤い液体の飲み物。ケースにはシフタドリンクEXと書かれていた。「シフタドリンク?」「うん、美味しいよ」試しに飲んでみる。何かのつぶつぶが入っている。味は苺味。そしてつぶつぶだが何かの牙か爪を潰している気がした。食べられなくはないし美味しいのだが。「美味しい?」「うん!でもリア…このつぶつぶは何?」「つぶつぶ…?なんだろう、考えたことなかった」ドリンクを飲んでいるとフランカさんがまた現れた。彼女は料理を両手に持っていた。私の頼んだ料理だと思う。「お待たせ!東京風ハンバーグよ!」見た目はハンバーグ、ツヤのあるソースがかかっていて匂いもいい。食べてみる。ソースは美味しい、ハンバーグ自体も美味しい。でもその肉は今まで食べたことのない味と食感だった。とそして肉が少し青いような気がした…。
「ごちそうさまでした!」お腹も一杯だ。これから何をするか考えている時にリアが話して来た。「フナさんがゲートエリアで待っているってさ」フナ、私をアークスへと誘ったあの人だ。「うん」
その瞬間、アークスシップが揺れた。
「え?」私とリア。二人ともそれに驚いている頃には地面には立っていなかった。揺れで空中へ浮く体。次に衝撃と痛みが体を包む。何が起きたか理解も出来ず…私は気を失った。
白い世界、そこには二人の人間がいた。
「始まったね…麻衣ちゃん?…新しいオトモダチが来るよ?」
「⚪︎⚪︎…何かが起きるの?」
「そのままよ…新しいオトモダチが…」
⚪︎⚪︎の声を聞き取れない。白だった視界が様々な色に染まる。
「麻衣!よかった!」「何かが起きたの?」「ダーカーがこのアークスシップを襲撃して…」リアの話が終わる前に敵が現れた。ゲートエリアに赤黒い光と共に…。
序章 END
かなコメント!
この[私のトモダチ達]もまあまあ続けて来ましたが序章が終わりました。
次回からは1章だねぇ
そしてちゃんと書けていたか不安になる私っ!
大丈夫だよね?みんな?
ゆるゆる劇場
筆者「前回の答え!ガンスト3というシューティングゲームでした」
麻衣「筆者は雑魚エイムで苦労しているらしいよ」
リア「あとあのゲームは対人戦だから筆者はかなりの戦犯よ!」
筆者「はい…雑魚だけど頑張ってます(泣き
筆者「ちなみに使っているキャラはクシー、セイラ、レミーです」
リア「チーム内にやっている人いるといいわね」
筆者「もしやっている方でアドバイス貰えるなら是非是非お願いします!」
でわでわー
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