私のトモダチ達 2章 子羊を導く者 6
「麻衣ちゃん…緊張しているの?」
「平気だって…」
フォトンの体を持つダークファルス…。正確には負のフォトンというべきだろう。彼女を信じ、彼女の指示する道を歩んできた。何故なら今回の相手は…。
「分かっているんでしょ?相手が」「うん…でも私は彼女に槍を振ることが出来るはず…」「麻衣ちゃんなら出来るわ…」
東京の汚染地域。あちこちが汚染され、強いダーカー因子が辺りを覆っている。あまりに強過ぎるダーカー因子は電気を浴びたような痛みを与えていた。
「フナさん、ダーカー反応はこの奥です」
ナナの無線を聞きながら奥へと進む。ふと横の路地を見るとダガンの群れが何かを漁っていた。そして彼らには見たことのない侵食核が付いていた。
「ナナ、あれは…?」「私も始めて見ました…」そのダガンには白い花のような侵食核が付いていた。
「東京に現れたダークファルスはダーカーを食らう力を持つらしいですが…その食われたダーカーだとか?」「双子のように吐き出したってことね」「予想ですけどね…」
ダガンのいる路地を後にして先に進む。
赤い月が荒廃した街を照らし、辺りを舞うダーカー因子も薄っすらと照らしていた。ダーカー因子はあまりにも濃いと雪のように小さく、赤いものが降ることがある。勿論その正体はダーカー因子。長時間浴びていると体に悪影響が起きることもある危険な物質だ。
「あまり中居したくない…」
周りの景色を見ながら歩くと開けた場所に出た。周りをビルに囲まれて、その中に公園が見える。そしてその中に人影が見える。
月明かりに照らされて見えたのは白髪の少女に水色の髪ハルの言うとおりだ。
「フナさん?」
白髪の少女の声で一瞬体が凍ったかのように固まる。
「麻衣なの?」事実については理解している。でも心のどこかで…まだ彼女を信じている。
「なんで…?敵なの?麻衣は」「私は決めたんだ…レイちゃんと新しい世界を作ろうって…フナさんも知ってるんでしょ?私の夢を…?」「…私じゃダメなの?」「レイちゃんから聞き聞いたの…あなた達アークスが私に何をしてきたか…」
「レイ!お願い!」麻衣が手を空高く上げる。水色の髪の少女が強い光を放ちながら槍に変わる。麻衣の武器になった彼女は青いフォトンを放ち、赤い東京を淡く照らしていた。「レイパルチザン…これが…私の武器なの」
「戦うしかないのね」銃を構え、麻衣へ狙いを定める。銃を持つ私の手は震えていた…。
かなコメント
戦道始まりましたねー
皆さん行ってます?
未だにコレクト埋まってないなんて言えない…
つまらなかったですねはい!
でわでわー!
ゆるゆる劇場
レイ「私は武器になれるのよ?」
麻衣「便利ね!背中痒い時に使える?」
レイ「まあね…」
麻衣「物取る時に使える?」
レイ「う…うん」
麻衣「じゃあ!釣りには!?槍の先端に餌付けて!」
レイ「もう使わせないから!!」