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2017/09/16
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2016年11月の記事は以下のとおりです。

小説『Endless story』#5-3

 #5-3【見つめ合うと素直にお喋り出来ない

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小説『Endless story』#5-2

 #5-2【夜は自己嫌悪で忙しい】

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終わりなき破壊 ~RE/START~ 2-2


「さて、ここなら安全だし思う存分フォトンが使えるな」

殺風景なデザインの室内に連れてこられたが・・・辺りを見渡しても本当に物が少なかった。

「ここはな、VR空間と呼ばれていてな。まぁ、アークスの訓練所と思えばいい」

端末で通路を出し、ついて来いといわんばかりに手招きしてるラッピー姿だったのも、今では巫女服にポニーテールの姿に変わっていた。
通路は正方形で構成されたスペースにつながっていて、まるで格闘技のリングステージのようだった。

「あの・・・。ここで何をするつもりなのですか」

「ありゃ?アムちゃんから聞いてなかったの」

肝心なところ伝えてねーのかよ。などと1人で何か言ってたが、俺が見てるのに気づき慌てて説明を始めた。
どうやら昨日の戦闘を見られていたらしく、基礎がなってないだの武器の使い方がだのと思い、訓練させるとのことだ。

「つーわけで、ほれ始めるぞ。まずは・・・」


********

それから、3日経ったころには基礎も最低限は身についたらしく、ある程度の敵なら苦も無く倒せるようになってきた。
てか、ここって敵も出せるのか。さすがVRだ。

「さて、基礎も武器の扱いも教えたし、やっと楽しめるな」

楽しむ?何のことだと首をかしげると、口角を上げカタナを取り出し声高らかに言った。

「私の名は、赤羽空雨。今ここで火綿カムラに試練をあたえる!!」

「・・・試練?」

訳が分からず数秒経ったあと、ようやく聞き返すように答えた。

「ちょっ、それもアムちゃんから聞いてないのかよ・・・」

「リーダーが呼んでたぐらいしか聞いてなかったからな」

「・・・まあいいわ。簡単にいえば私の猛攻に耐えられたら合格ってことよ。ほら、始めるよ!!」

小説『Endless story』#5-1

#5-1【有栖李子】

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私のトモダチ達 4ー3

赤いゴルドラーダ、見たことも聞いたこともない新種だ。


「ダーカーは私が倒して見せるから」ロッドを両手で構え、攻撃態勢に入る。相手も腰を降ろし同じように攻撃態勢に入る。


その数秒後、ゴルドラーダが大きく跳ね、私の真上へと落下する。距離を取り、直撃を回避した後ゴルドラーダが目の前に着地する。着地時に発生した衝撃波をロッドで受け止め、すぐさま反撃する。


「ラ、グランツ」杖から放たれた光の槍を浴びてもビクともせず、ゴルドラーダも反撃に口から赤いエネルギー弾を吐き出す。エネルギー弾を避けて、テクニックのチャージを開始する。ゴルドラーダが射撃態勢に入る。テクニックのチャージとエネルギー弾が放たれたのはほぼ同時だった。


「イル、フォイエ」巨大な隕石がゴルドラーダを押し潰し、大爆発を起こす。爆風の中から現れたエネルギー弾を避けて相手の様子を見る。「この技を食らって平気な訳が無いはず」


爆風の中から重い足音、そして人型の輪郭が見える。それは片手に大剣を持つゴルドラーダの姿だった。「なんでなのよ…」


一瞬だった。私が止まった隙に体が何かに突き飛ばされ、吹き飛ばされる体を下から上へと剣が斬り裂く。その一連の動作はソードのPA ギルティブレイクの様だった。壁に激突し、座り込む私、体を起こしたくても足が動かない。


「いや、来ないでよ」ぼやける視界の中、赤いゴルドラーダは私の前に立っていた。そう、負けたんだ、私は。ダーカーとの戦闘での敗北、それは死。ダーカーにトドメを刺され、貪り食われるんだ。斬られたお腹に手を当て、痛みに耐えている私。「痛いよ、でも死ぬのはいや、だって私は、まだフナさんに…」


後ろは壁なのにまだ後ろに下がろうとしていた。硬い壁が背中に当たる。私の横にあるロッドに手を伸ばす。いつもなら握れていたロッドは私の手から離れ、地面へと戻っていく。「だめなのかな、もう私は」


私にとってこの世で一番怖いのはダーカーでも、死ぬことでもない。フナさんに会えなくなることだ。「無理はしないでね」シェルネさんの言葉が頭の中で再生される。複合テクニックを連続で使ったり、フナさんの射撃を受けてもなお私は戦おうとした。


別にこのダーカーとは交戦しなくてもよかったはずだ。とっくに私の体はボロボロだったんだ。だから一撃で崩れ落ちてしまった。ロッドも握れず、逃げることも出来ない。私の希望は深い闇の底に落ちようとしていた。


ゴルドラーダがその手で私の首を持つ。電気を帯びているようにピリピリしていて、それなのに氷みたいに冷たい。そんな不気味な手に首を掴まれているのだから思わず震えてしまう。ゴルドラーダの手に力が入った時、私の意識は途絶えていた。


「フナ、リアは見なかったか、フナに会いに行ったはずなんだけど「見てないってシェルネじゃない、久しぶりだね」「うん、何年ぶりだろうね」「ごめん、リアを探してくるよ、また後でねー」「あ、ラァイアが…」


私が言葉を言い終える前に駆け足でテレポーターへと走り出す。「あ、フナさん、待ってください」ラァイアの声にフナが振り向く。


「ラァイア、どうしたの」「リアさんを市街地で見たんです、さっき市街地を歩いていたら偶然」「なんで市街地に?あの子ならフナに会いに行くのかと思ったのに」シェルネが頭も抱えている。それよりなぜラァイアが市街地へ出かけていたのだろうか?休日を貰ったと言われればそれまでだが。


「それで…」「緊急事態発生、アークスシップ内に多数のダーカーの反応が検知されました!アークス各員は…」「アークスシップ内だって、どうして警報装置が機能していないの」ラァイアが慌てて端末を操作する。「警報装置の停止、リミッターは維持、迎撃装置も停止、監視カメラも」「まさか」シェルネが何か心当たりがあるみたいだ。


「シェルネ、何か分かった」「フナ、ちょっとアークスシップ内を探してくる」「どうしてなの」「この騒動の犯人に心当たりがあるの」


ゆるゆる劇場!!


リア「筆者!遅いわよ」


筆者「ごめんね、かなりサボった」


麻衣「筆者の変わりに説明するとプロットが大暴れしてたんだってさ…プロットって何?」


筆者「君たちは知らなくていいよ」


リア「私はPP30消費のラ、グランツを放つ。私のPPは221だからあと何回かは放つことが出来る。これを作中に出していい?」


筆者「メタい!」


リア「あーあオッケー出なかったよ」

小説『Endless story』幕間4

 #4-4(NGシーン)

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終わりなき破壊 ~RE/START~ 2-1


あの後、アムさん達が迎えに来た翌日。

海を眺めながら、俺は先日のことを思い返していた。

幼い頃に助けてくれ、そして森林のときにも助けてくれたルーシア。
その姿に憧れて、アークスになることを決意したが・・・。

『自分の身を護れない奴が、誰かを護れるアークスになるだと』
『これが最後の助け』

何度思い返しても、つらくなるばかりだった。

「あんまり気にしないほうがいいよ。だって、カムラちゃんはまだ入ったばかりじゃない。はい、手作りのクッキーあげる」

事情を知ったからなのか、珍しくアムさんが俺に抱きついてこないで横に並んで眺めてた。素直に受け取り一口食べたが、分量を間違えたのか甘すぎた。

「・・・料理下手なんですね」

「あ、愛情はしっかりあるもん!!」

なんか、こんなやり取りしてると気が楽になってくる。

「あっそうそう。リーダーが呼んでたよ。ロビーに来てほしいって」


********


ロビーに来たはいいが、誰がリーダーなのか分からないことに気がついたが、時はすでに遅し。
まぁ、向こうは知ってるみたいだし、待ってれば来るだろうと考えてたら、

「おっ、来た来た。きみがカムラ君? って、なにポカーンってしてるのさ」

何故か、ラッピー姿の人が来た・・・。
落ち着け。落ち着いて対処するんだ・・・。

「えっと・・・ラッピーがリーダーだなんて・・・珍しいですね」

「んなわけあるかい。まぁ、今はこのままでいいか。よし、武器は持ってるな。ちょっと、付き合ってもらうぞ」

********

そのころ、不安そうな顔でシャボン玉を吹いているアムに1人問いかけた。

「いいのですか? 別れの挨拶をしなくても」

「いいの。私は、カムラちゃんは戻ってくるって信じてるから」

そして、再びシャボン玉を吹いた。

「あの方を過大評価しすぎだと思うのですが?」

「そう言うアルだって、別れの挨拶してないじゃん」

「・・・私は、まだ正式な仲間と認めたわけでは・・・」


_____________

(物語の休憩室)
アル「またやらかしましたね・・・」

アム「ほんとにね~」

カムラ「ん?なにがだ?」

アル「作者のことだよ」

カムラ「あぁ、赤羽 空雨ってやつか」

空雨「呼んだ?」

アム「リーダーのことじゃないよ~」

小説『Endless story』#4-5

 #4-5【カナト・ルズイス

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