私のトモダチ達 2章 子羊を導く者 2
水色でどこか神秘的な床。そしてダーカーとアークス。共に何もせずに互いを睨み合っているだけだ。辺りに流れる異様な空気はアークスの心を乱し、焦らせていた。
「フナさん?敵は動かないよ?」「絶対に油断しちゃいけないからね」油断してはいけない理由。それは…。その瞬間、リンガーダの手が翼へと納刀された刀へ伸びた。見に見えない速さで刀は抜刀と納刀を繰り返した。その動作を終えた後に目に残ったのは斬撃だけだ。その斬撃は私の真横を切り払っていた。その直後、リンガーダが首にかけた二つのリングを飛ばす。リングはかなり速く、リアの前と後ろへ素早く移動した。「リア!注意して!」二つのリングから黒い衝撃波が放たれる。しかし衝撃波を放った先にリアはいなかった。そして二つのリングはリアの直線上に並んでいた。「ラ・グランツ!」リアの握るロッドから槍の形をした光が放たれる。その光は二つのリングを貫き、ヒビを入れた。リンガーダが咆哮する。その叫びと共にリングがリンガーダの元へと移動した。リングが首に戻る寸前、乾いた発砲音を響かせた後にリングは二つとも割れた。リンガーダが地面に体を下ろし、リングの修復を開始する。しかし今は胸のカバーが開き、弱点が向き出しになる。「リア!行くよ!」「うん!」赤いコアにウィークバレットを撃ち、静かに銃を構える。リアもロッドを構えながらその体をフォトンで輝かせていた。最初に私がPAを放つ。最初に聞こえるのは発砲音、音が聞こえた後はその弾が敵を貫いている。赤いコアから胴体へ。青いフォトンの塊はリンガーダの体を貫く。その後にリアが攻撃を続ける。リアは片手に氷、もう片手に光の玉を作成する。それが混ざった時、リアは両手に光り輝く氷の剣を持っていた。その剣でリンガーダに斬りかかる。一撃毎に血が飛び、赤い血が辺りを彩る。その中踊るように氷の剣を振るうリアはいつもの振る舞いからは想像出来ないような様子だ。その舞はとうとう終盤を迎え、最後に二つの剣を縦に振る。舞を終えた後、氷の剣は砕け散った。舞が終わるとリンガーダが叫び声をあげ、その後崩れ落ちた。
でもリアは地面に座り込む。複合テクニックは体への負担が大きいから仕方のないことだ。「リア?大丈夫?」「ごめん…ちょっと無理した」まだ冷たいリアの手を握り、体を起こした。「はぁ…倒したのよね?」「うん…複合テクニックはあまり使わないで!って言ってるに…」リアは納得がいかないのか不満げな顔だ。「体への負担が大きいからでしょ?」「そりゃレスタすら使えない子だもん」「うっ…」視線を私からすっと逸らされた。その後は聞き取れないような小さな声で何かぶつぶつと言い始めた。「何?」「もー早く行きましょ!」「うん…」砕けた氷と光の粒が辺りを舞う中、二人はマザーシップの奥へと足を進めた。
かなコメント!
ちょっと投稿が遅れちゃいました。
メンテ明けてるじゃん!!
4時くらいから書いてこんな感じになりました。
かなりどうでもいい雑談ですが学生の方は明日から学校が始まるという方もいるのでは? えっ?私はいつからだって?勿論明日からだよ!
でわでわー!
ゆるゆる劇場
麻衣「リアはレスタ使えないの?」
リア「うっ…うるさいわよ!」
筆者「地雷乙」
リア「ゲームでは使うわ!うん!使うわよ?」
麻衣「リアが使わなくても他の人が使ってくれるよ!リアはメイト飲めばいいのよ?」
リア「麻衣がうざい!!」