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私のトモダチ達 3章 4

階段を駆け上がり、ナナを探す。彼女を殺さなければ世界が終わる…。何度も彼女の手を借りるわけにはいかない。だから…。


階段を登りきり、ナナの部屋へ入る。


ロックされた部屋を強引にこじ開け中に入る。


「あら、随分と乱暴ですね…


無数のダーカーを引き連れ、余裕の表情を浮かべるナナ。


「あんたの目的は麻衣をダークファルスとして覚醒させること…


そうなんでしょ?」


「ふふっ、当たり、あなたは仮面の力を借りて過去にきた…でもそれは、深遠なる闇を封印している彼にはちょっと重いのではないですか?」


「深遠なる闇が強化され、宇宙を滅ぼすとでも言うのか?」


「その通りです。まあ、それよりよく見つけられましたよね…?仮面の意思の宿ったディーオ・ヒューナルを」


「……」


「ええ、あなたは本当に運がよい私も少し嫉妬してしまいますよ


「深遠なる闇も、あんたも、ダークファルスも全て倒す。じゃなければ手を貸してくれた仮面に申し訳ない」 


ナナが手を掲げ、大きなダーカー因子を作り出す。中から現れたのはダーク・ラグネ。


大きな衝撃で部屋が少し揺れる。


「このくらい!」


ラグネが吠え、無数の雷が降り注ぐ。全て避け、前に立ち塞がるダガンを踏んで大きく跳躍する。


ラグネのコアに狙いを定め、空中から突進する。


「グランウェイヴ!」


無数の蹴りの前にラグネが崩れ落ちる。ラグネを倒したのにも関わらずナナは余裕の表情だ。


「どうしました?ダークファルスを倒すのはアークスの仕事でしょう?」


「グランウェイヴ」


ナナに蹴りを入れたと思った瞬間、硬い何かに当たる。


黒い巨体、体に咲く白い花。それはさっき倒したはずのダーク・ラグネだった。


「なっ…」


「どうでしょうか?これが麻衣の力なのです!食べたダーカーを侵食し、支配する!ほら、この白い花がその証なのですよ」


ラグネが吠え、雷を放つ。さっきまでとは威力も、数も違う。雷を避け蹴りの態勢に入る。


「ヴェントジーカー!」


フォトンを足に集中させ、蹴りを入れる大技だ。


しかしそれを爪で受け止め、ラグネは反撃で爪で前方を引っ掻く。避けて距離を取ると、今後はカマイタチで攻撃。カマイタチはジャンプで避けた。


「何か打開策は…?」


ダーク・ラグネは足でバランスを取り、体を支えている。もしそれが通常個体のままなら?


グランウェイヴで足に接近する。無数の蹴りを入れるの足にヒビが入る。


その直後、ラグネが大きくジャンプする。地面に着地すると糸を吐き出し、壁を作り出す。


その中からカマイタチを放つ。空中から糸の壁へグランウェイヴで移動する。その後、糸をジェットブーツで蹴りながらよじ登る。


そして空中からテクニックを放つ。無数の光の礫が足を完全に破壊し、ラグネが転倒する。そしてラグネのコアに向け、攻撃を放つ。


「ストライクガスト!」


かかと落としはコアにヒットし、悲鳴と共にラグネは倒れた。


ラグネ一体ですら気を抜けば命はないレベルだ。これがより強力なダーカー、ダーク・ファルスとなればその脅威は言わなくても分かる。


「お見事ですね…ですが麻衣やフナ達はどうでしょうか?」


この部屋のガラスから外を見渡す。そこから見えた市街地では…。


3章 5へ続く


 


ゆるゆる劇場!


麻衣「遅いわよ!エナったのかと思ってたわ」


筆者「言い訳聞く?」


シェルネ「いらない!」


麻衣「あら!シェルネちゃんも!久しぶり!」


シェルネ「あら、まあ作品内では会ってないけどね…」


麻衣「あ、ラグネは糸の壁なんて作らないわよ!ラグネの近縁種が使うけどね」


シェルネ「近縁種って誰よ」


麻衣「この作品には出ないから関係ないわ」

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