私のトモダチ達 2章 子羊を導く者
旧マザーシップ…
数年前に起きた事件により、侵食されたマザーシップだ。神聖なマザーシップとは違い、あちこちが侵食されていて、そこにいるだけで体が痺れるような感覚を味わう。それだけダーカー粒子が濃く、危険な場所ということだ。「フナさん、敗者はここに?」「うん…マザーシップの奥深く、全く動いていないらしいよ」「…いよいよか…あの日から敗者の事を忘れた日はないよ」「お母さんの仇でしょ?ここに来た理由は」「うん…」「私からのお願い…絶対に感情的にはならないでね…」「分かってる…」
その頃アークスシップでは…
「東京でアークスが失踪ですか?」「ああ…東京ではダーカーがうじゃうじゃいるからそいつらやられたんだと思うが…」「オペレーターは?」「それが…通信が途中で途切れたとか…」「…ならアークスを疑うべきだ、あるいは拉致とかだな」「拉致ですか…」「まぁ調査隊ならすでに送らせている。事態が悪化しそうならフナを向かわせてくれ」「はい…」やっぱり…胸騒ぎがする。麻衣の失踪、アークスの失踪…時期が合い過ぎている…やっぱり麻衣はダークファルスでアークスの敵?「どうした?ナナ」「いえ…なんでもありません…失礼します…」
「フナさん…かなり移動しているけどダーカー1匹すら現れないよ?」ダーカー粒子は濃い。いつどこからダーカーが現れてもおかしくないのに…ダーカー反応はない。出てくるなら奴のダーカーだね…」「敗者のダーカーって有翼だよね?」「そうだけど…」「ちょっと勉強不足だったかも…」リアに会話を聞いている最中、耳鳴りがする。電子音のような…。「ダーカー反応がある…」「え?」ダーカーはすぐに現れた。黄金の馬、第一印象はそれだった。首に二つのリングを巻きつけ、4本あるその腕の中2つは槍を持ち、残りは胸の辺りで腕を組んでいる。ブリュー・リンガーダ、それが彼の名前だ。
続く…
かなコメント!
いよいよ2章です!
自分でも意外と進められてるなと思っています。
これからも頑張って書いて行くのでよろしくお願いします!
今日のメンテ楽しみだなー。(メンテ明け直前に書いてました。)