終わりなき破壊 ~RE/START~ 1-3
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市街地でルーシアと名乗る少女と夜食をとっていた。
彼女のおかげでダーカーからの危機を救われ、輸送ヘリまで手配してもらった。
だけど・・・
「あの、助けてもらいありがとうございました」
「・・・」
「俺・・・ダーカーの襲撃を見るの初めてだったもので」
「・・・」
「・・・」
戦闘が終わってからずっと黙ったままで、気まずい雰囲気が漂っている。
パチパチと火花が飛び散る音だけが響く中、輸送ヘリが早く来ないかと空を見上げた。
「・・・あなたは・・・」
「えっ?」
不意に話し出したが、よく聞き取れず聞き返した。
「・・・あなたはアークスじゃないから助けただけ。アークスだったら放置してた」
その話を詳しく聞こうとしたところで、無線通知音が鳴りだした。
ほんの数秒応対しただけで通信を終え、数秒で輸送ヘリが来ることを告げ立ち上がった。
そして、「自分すらも守れない無能なアークスなんて・・・消えればいい」と言い、路地裏の闇の中に消えた。
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ふと目が覚めると、アークス御用達の船[キャンプシップ]の中にいた。
「あっ、アル~。カムラちゃん目覚めたよ~」
そして、なぜかアムドゥウスさんに膝枕されていた。
俺は、反射的に飛び起き、距離をとって身構えた。
「ようやくお目覚めですか。私たちのリーダーが危害を加え申し訳ありません。それに・・・アムさん。カムラさんを襲おうとするのはやめなさい」
頬を膨らましてるアムドゥウスさんはおいといても、状況が理解できない。リーダー?危害?
「あっ・・・すぐに気絶したから覚えていないのね。・・・後で報告を・・」
アルムアルクスさんがなにやら言っているが、よくわからないからアムドゥウスさんに聞くと、「森林で訓練だよ♪」としか言わなかった。
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(物語の休憩室)
アムドゥウス「カ~ムラちゃん♪ 私の膝枕どうだった?」
カムラ「・・・別に」
アムドゥウス「ひっどーい!! そういえば、更新されるの遅かったね」
アルムアルクス「構成を迷っていたみたいですよ。リーダーを先に出すべきか後から出すべきかで」
カムラ「リーダーっていや・・・なにか見てはいけな『ヒールスタップ!!』ぐふっ・・・」
アムドゥウス「カムラちゃ~ん!?」