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2017/09/16
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ユーザー「akabane」の検索結果は以下のとおりです。

終わりなき破壊 ~RE/START~ 2-2


「さて、ここなら安全だし思う存分フォトンが使えるな」

殺風景なデザインの室内に連れてこられたが・・・辺りを見渡しても本当に物が少なかった。

「ここはな、VR空間と呼ばれていてな。まぁ、アークスの訓練所と思えばいい」

端末で通路を出し、ついて来いといわんばかりに手招きしてるラッピー姿だったのも、今では巫女服にポニーテールの姿に変わっていた。
通路は正方形で構成されたスペースにつながっていて、まるで格闘技のリングステージのようだった。

「あの・・・。ここで何をするつもりなのですか」

「ありゃ?アムちゃんから聞いてなかったの」

肝心なところ伝えてねーのかよ。などと1人で何か言ってたが、俺が見てるのに気づき慌てて説明を始めた。
どうやら昨日の戦闘を見られていたらしく、基礎がなってないだの武器の使い方がだのと思い、訓練させるとのことだ。

「つーわけで、ほれ始めるぞ。まずは・・・」


********

それから、3日経ったころには基礎も最低限は身についたらしく、ある程度の敵なら苦も無く倒せるようになってきた。
てか、ここって敵も出せるのか。さすがVRだ。

「さて、基礎も武器の扱いも教えたし、やっと楽しめるな」

楽しむ?何のことだと首をかしげると、口角を上げカタナを取り出し声高らかに言った。

「私の名は、赤羽空雨。今ここで火綿カムラに試練をあたえる!!」

「・・・試練?」

訳が分からず数秒経ったあと、ようやく聞き返すように答えた。

「ちょっ、それもアムちゃんから聞いてないのかよ・・・」

「リーダーが呼んでたぐらいしか聞いてなかったからな」

「・・・まあいいわ。簡単にいえば私の猛攻に耐えられたら合格ってことよ。ほら、始めるよ!!」

終わりなき破壊 ~RE/START~ 2-1


あの後、アムさん達が迎えに来た翌日。

海を眺めながら、俺は先日のことを思い返していた。

幼い頃に助けてくれ、そして森林のときにも助けてくれたルーシア。
その姿に憧れて、アークスになることを決意したが・・・。

『自分の身を護れない奴が、誰かを護れるアークスになるだと』
『これが最後の助け』

何度思い返しても、つらくなるばかりだった。

「あんまり気にしないほうがいいよ。だって、カムラちゃんはまだ入ったばかりじゃない。はい、手作りのクッキーあげる」

事情を知ったからなのか、珍しくアムさんが俺に抱きついてこないで横に並んで眺めてた。素直に受け取り一口食べたが、分量を間違えたのか甘すぎた。

「・・・料理下手なんですね」

「あ、愛情はしっかりあるもん!!」

なんか、こんなやり取りしてると気が楽になってくる。

「あっそうそう。リーダーが呼んでたよ。ロビーに来てほしいって」


********


ロビーに来たはいいが、誰がリーダーなのか分からないことに気がついたが、時はすでに遅し。
まぁ、向こうは知ってるみたいだし、待ってれば来るだろうと考えてたら、

「おっ、来た来た。きみがカムラ君? って、なにポカーンってしてるのさ」

何故か、ラッピー姿の人が来た・・・。
落ち着け。落ち着いて対処するんだ・・・。

「えっと・・・ラッピーがリーダーだなんて・・・珍しいですね」

「んなわけあるかい。まぁ、今はこのままでいいか。よし、武器は持ってるな。ちょっと、付き合ってもらうぞ」

********

そのころ、不安そうな顔でシャボン玉を吹いているアムに1人問いかけた。

「いいのですか? 別れの挨拶をしなくても」

「いいの。私は、カムラちゃんは戻ってくるって信じてるから」

そして、再びシャボン玉を吹いた。

「あの方を過大評価しすぎだと思うのですが?」

「そう言うアルだって、別れの挨拶してないじゃん」

「・・・私は、まだ正式な仲間と認めたわけでは・・・」


_____________

(物語の休憩室)
アル「またやらかしましたね・・・」

アム「ほんとにね~」

カムラ「ん?なにがだ?」

アル「作者のことだよ」

カムラ「あぁ、赤羽 空雨ってやつか」

空雨「呼んだ?」

アム「リーダーのことじゃないよ~」

終わりなき破壊 ~RE/START~ 1-5


あの時に助けてくれたアークス。もう1度会えると思うと嬉しくなる。
彼女に助けてもらわなかったら、今の自分はいなかっただろう。
そして、会ったらこう言うんだ。

貴女に憧れて、俺もアークスになりました。って。



しかし、現実は厳しい。

「どこだ・・・ここは?」

勢いで走ったはいいが、見失うし道に迷うしで途方に暮れていた。
そのうち誰かに会うだろうと期待し歩き出した。

しかし、現実はさらに厳しかった。
広く開けた場所に出た時、岩や草を身に纏ったかのような巨人が俺を押しつぶすかのように落ちてきた。
間一髪直撃は免れたが、落下の衝撃で軽く吹き飛ばされた。
すぐさま体勢を立て直し、ソードを後ろに構えながら走り、身体の回転を利用し横に切りつけた。
しかし、傷をつけることなくはじき返されるが、フォトンを刀身に集めすぐさま地を蹴り上空へ跳び、回転切りからの切り落としで少し手応えを感じた。
もう1度攻撃を加えようとしたところで、巨人の右拳が高く振り上げられた。
左、右と振り下ろされる拳をかわしたが、2回目の会費で木の根っこに引っかかり、しりもちをついた。
慌てて見上げると、すでに拳を振り下ろし始め直撃を覚悟した。

「届いて!! ギ・フォイエ!!」

声がした瞬間、巨人の頭に爆発が起こり後ろに倒れた。
テクニック系だからアムさんかと思ったが、声が違ううえにどこか懐かしい感じがした。

「大丈夫。後は任せて」

そう言って、回し蹴りからの踵落としの一撃で巨人が完全に消滅した。
その姿を見て確信した。また、あの人に助けられたのだと。


辺りに敵がいないことを確認すると、少女は力を抜くかのように軽く息を吐いた。

「とりあえず、あなたの仲間に連絡したから時期に合流できる」

「すみません。気を利かせまして」

「別に・・・頼まれただけだから」

目つきは鋭いが、低身長なうえに端正な顔立ちで可愛く思える見た目は、最初に助けてもらったあの日と変わらなかった。

「あ、あの。覚えているかな。市街地でダーカーに襲われていたのを助けてくれたこと」

「・・・えぇ」

「俺、あの時の貴女を見て思ったんです」

「・・・なに?」

「貴女みたいに、誰かを護れるアークスになれたらっ」

瞬間、何をされたかはわからなかったが、地面に倒され喉元近くに小柄な武器を突き付けられた。

「自分の身を護れない奴が、誰かを護れるアークスになるだと。ふざけるのも大概にしろ!!」

その言葉にショックを隠せなかった。憧れだった人に言われたのだから尚更だ。

「確かに俺は弱い。さっきの戦闘で死んでいただろうしな。でもな・・・俺は、貴女に憧れてアークスになったんだ!! 貴女のようなアークスになりたくてな!!」

それでも俺は、否定するかのように言い返した。ちっぽけな心を保つために。

「・・・」

しばらく、少女の沈黙が続いたが

「これが最後の助け。これから先、依頼だろうと私情だろうと助けることはない」

そして踵を返し歩き出した。



********
(物語の休憩室)
ルーシア「名前が出てない・・・」
カムラ「そりゃ、ほぼ初対面の相手にいきなり名前で呼ぶかよ」
ルーシア「は?あんたに言ってないし」
カムラ「・・・はいはい」
ルーシア「てか、この作品にはサブタイトルないのな」
カムラ「そうだな」
ルーシア「だから、あんたには言ってない!!」


アムドゥウス「・・・あれがツンデレなのね。カムラちゃんは渡せません」
アルムアルクス「・・・サブタイトルどうしよう」

終わりなき破壊 ~RE/START~ 1-4

森林の空が広く見えるくらい広い空間で、目標に対峙する俺、記録をつけるアルさん、見守るアムさん。
余談だが、親睦を深めるためにと、アムさんの提案で略称で呼ぶことになった。

「はい、カムラちゃん。イメージして」

俺は目を軽く閉じ、目標をどう斬るかを頭の中で固めた。そして、勢いよく目標の上空に飛び上がり縦回転し、

「うぉぉぉぉぉ!!ツイスターフォール!!」

最後の一撃を、目標である丸太に打ち込んだ。しかし、綺麗に真っ二つに割れることなく途中で止まってしまった。
それを、土台に叩きつけて真っ二つにした。

「これで、100本中84本が失敗です。まぁ、最初はこんな結果ですね。ですが、実践ではあの世行きですよ」

アルさんに慰められてるのかどうかわからず、不格好に割けた丸太を見てため息をついた。

「ほらほら、次は楽しい楽しい攻撃を避ける練習よ~。ふふふ~ん♪」

言うが早く、素早く俺に抱きつこうとしたアムさんを大きく回避し、一目散に逃げた。
ある程度距離をとっただろうと確認し、すぐさま後悔した。風を纏い、周りに落雷を起こしながら高速で俺に迫っていた。

「ちょっと、2人とも・・・って、アムさん!!それダメ!!」

「うふふ~。訓練だよ訓練~♪」

あれはもう訓練じゃなくて、罰ゲームレベルだろ。

「カムラさん!!半身などで落雷の間をくぐり抜け・・・月持ってたかしら」

のちに、あの技は3大複合テクニックの1つ、[ザンディオン]だと教えられた。


***

キャンプシップに戻る途中、説教されてるアムさんをよそに周囲の確認をしてると、ふとダーカーから救ってくれたアークスに似たような人がちらっと見えた。

「すみません。俺、えぇっと・・・ちょっとキジを撃ちに行ってきます」

そして、一目散に走りだした。


_____________
(物語の休憩室)
アムドゥウス「キジ楽しみ~」

カムラ「お、おい。意味わかってないだろ」

アムドゥウス「キジ料理~キジ料理~♪」

カムラ「アルさん・・・・助けてくれ」

アルムアルクス「キジ鍋にキジ焼き・・・あっ、キジの刺身もあるのですね」

カムラ「・・・」

終わりなき破壊 ~RE/START~ 1-3

*******

市街地でルーシアと名乗る少女と夜食をとっていた。
彼女のおかげでダーカーからの危機を救われ、輸送ヘリまで手配してもらった。
だけど・・・

「あの、助けてもらいありがとうございました」

「・・・」

「俺・・・ダーカーの襲撃を見るの初めてだったもので」

「・・・」

「・・・」

戦闘が終わってからずっと黙ったままで、気まずい雰囲気が漂っている。
パチパチと火花が飛び散る音だけが響く中、輸送ヘリが早く来ないかと空を見上げた。

「・・・あなたは・・・」

「えっ?」

不意に話し出したが、よく聞き取れず聞き返した。

「・・・あなたはアークスじゃないから助けただけ。アークスだったら放置してた」

その話を詳しく聞こうとしたところで、無線通知音が鳴りだした。
ほんの数秒応対しただけで通信を終え、数秒で輸送ヘリが来ることを告げ立ち上がった。
そして、「自分すらも守れない無能なアークスなんて・・・消えればいい」と言い、路地裏の闇の中に消えた。


*******


ふと目が覚めると、アークス御用達の船[キャンプシップ]の中にいた。

「あっ、アル~。カムラちゃん目覚めたよ~」

そして、なぜかアムドゥウスさんに膝枕されていた。
俺は、反射的に飛び起き、距離をとって身構えた。

「ようやくお目覚めですか。私たちのリーダーが危害を加え申し訳ありません。それに・・・アムさん。カムラさんを襲おうとするのはやめなさい」

頬を膨らましてるアムドゥウスさんはおいといても、状況が理解できない。リーダー?危害?

「あっ・・・すぐに気絶したから覚えていないのね。・・・後で報告を・・」

アルムアルクスさんがなにやら言っているが、よくわからないからアムドゥウスさんに聞くと、「森林で訓練だよ♪」としか言わなかった。


________
(物語の休憩室)
アムドゥウス「カ~ムラちゃん♪ 私の膝枕どうだった?」
カムラ「・・・別に」
アムドゥウス「ひっどーい!! そういえば、更新されるの遅かったね」
アルムアルクス「構成を迷っていたみたいですよ。リーダーを先に出すべきか後から出すべきかで」
カムラ「リーダーっていや・・・なにか見てはいけな『ヒールスタップ!!』ぐふっ・・・」
アムドゥウス「カムラちゃ~ん!?」

終わりなき破壊 ~RE/START~ 1-2


もう1人にも紹介したいからと、一室に向かってる途中で軽く自己紹介をしてくれた。

深紅のパーツで構成されたキャスト少女、アルムアルクス。
愛用の双機銃で敵の気を引き、シフトピリオドで一掃する。

自称大魔法使いのデューマン少・・・もとい、女性のアムドゥウス。
可愛いもの好きで、今も俺の背中に張り付いて離さないが、戦闘時はあらゆるテクニックで敵を滅ぼすというが・・・にわかに信じられない。

彼女たちは、前は別のチームに所属していたが、さらなる高みを目指すために独立したという。

「そういえばさ、カムラちゃんってなんで傷跡がないのに眼帯つけてるの?」

首にまわされた手でツンツンと眼帯を触られ、俺は「絶対聞かれると思った・・・」と軽く呟いた。まぁ、いずれわかることだが、言いにくそうに答えた。

「別に大した理由はない。ただ・・・目の色が左右違うんだ」

昔は、これが原因で中二病やらバケモノ扱いされたことが多かったが、アムドゥウスさんは、背中から離れ正面に立ち、俺の手を取って目を輝かせてた。

「うそっ!? カムラちゃんもデューマンだったのね。私とお揃いだ~」

どうやら、デューマンとやらの特徴の一つであるらしく、ほかにも角が生えていたりすることもある。
余談だが、アムドゥウスさんの場合は、赤色の目で統一させているようだ。

そんなこんなで話していると、部屋に着いたようだ。


____________

(物語の休憩室)

アルムアルクス「台詞1つもなかった・・・」

カムラ「なら、ここで喋れば解決だな」

アムドゥウス「そうそう。なにか話したら?」

アルムアルクス「・・・」

アムドゥウス「どうしたの?」

アルムアルクス「いえ、急に言われても話すこと出てこないですね」

カムラ「まぁ、そうだろうな」

終わりなき破壊 ~RE/START~ 1-1


まもなくアークスシップ。まもなくアークスシップに到着いたします。

「う・・・いつの間にか寝てたのか」

アナウンスに起こされ少し伸びをすると、目の前に緑の服を着た男性がこちらに近づいてきた。
そしてカバンから小さな箱を取り出し、「これを渡しておこう」と手渡された。
箱には、エスタロンモカと書かれていた。 カフェイン配合?

「仕事中の眠気にはエスタロンモカがオススメ!! 見たところ新人のようだな。無理せずにアークスライフを送ってくれ」

そのまま、男性はアークスシップ行きのゲートに入っていった。

このゲートを通ると、いよいよ俺もアークスか。


*******


ゲートを抜けた先には、たくさんのアークスで賑わっていた。
装備を披露してる者や寝転がっている者・・・。

「俺、ここでやっていけるのかにゃっ⁉」

「にゃっ⁉って言った~。可愛い~。なでなでしてあげる~」

突然後ろから抱きしめられ変な語尾になり、可愛い扱いされ・・・ってか子ども扱いしやがるし。

「・・・アムさん。初対面の方に失礼ですよ。貴方が、火綿カムラさんですか?」

「えぇー、可愛いからいいじゃ~ん。アルのケチ‼」

背中に感じるボヨヨンな感触を意識しないようにしながら、俺は返答した。




________________

(物語の休憩室)

アムドゥウス「やっと私たち登場した~。カムラちゃんを抱きしめられたし幸せ~」

カムラ「おい、抱きしめる時にある一部が背中に当たってるのに気づいてんのか・・・」

アムドゥウス「当たってるって何が~?」

カムラ「それは・・・女性特有のふくらみっていうか、なんていうか・・・」

アムドゥウス「もっかい抱きしめちゃえ~」

カムラ「いい加減にしろぉぉぉぉぉ‼」

終わりなき破壊 ~RE/START~ プロローグ

俺がまだアークスになる前に、1度だけダーカーに襲われたことがあった。
ただただ逃げることしかできなかった俺だが、ついに袋小路に追い詰められてしまった。
振り上げられる鎌。その鎌を見ないように目を伏せ、死を覚悟した。

・・・あれ?生きてるんか、俺は。
振り上げられた鎌は、俺とダーカーの間に入った少女の武器によって止められていた。

「目を逸らすな!! それでもアークスか!!」

これが、少女ルーシアとの最初の出会いだった。



ーーーーーーーーーーーーーー

はい。1か月ぶりの更新ですね。
基本的には、終わりなき破壊 ~repeat~ のカムラ君Sideです。

えっ、カムラって誰? カスラのこと? っていう方は、小説読んでいけばわかります。

また、せかほメンバーをエクストラとして登場させる予定ですので、出たい方はPSO2内かTwitterにお願いいたします。(表現上手くできるかは不明)

終わりなき破壊 ~repeat~ あとがき

どうも~。初の小説でしたので、まぁグダグダになったりグチャグチャになってたり(アハハハ・・・

さて、この物語ですが。もう気づいている方が多いと思いますが、実はループ系なのです。
1→2→3→4→1 のように回っていきます。

過去に戻っては、望む未来へ向かって。失敗したからまた戻って・・・。
主人公? がデジャヴを感じたのも、そのせい。


そして、3の最後の手紙には仕掛けがあるのです。
実は、行の最初を縦から読むと・・・ね(●´ω`●)


あとは・・・・・キャラ紹介でいいか(オイw

・ルーシア
一応の主人公。キャスト少女で優しい性格だったが、強さを求めていくうちに冷たくなっていた。後に紹介する空雨には親しみを感じてる。

・アムドゥウス
デューマン魔法少女? 20歳だから魔女ねw カムラ大好きっ子。

・アルムアルクス
ガンナー少女。17歳。 アムのコミュサポート係でもあり、ヘイト稼ぎ役。

・カムラ
本名、火綿カムラ。次回作の主人公(予定)。新米でひよっ子レベルのペーペーのポンポコピーのアークス。しかし、潜在能力は高い。

・赤羽 空雨
ルーシアの友人。


以上、連絡おしまい。

もしかしたら、この作品の完結ストーリーを書くかも。

終わりなき破壊 ~repeat~ 4

気が付いたら、私はフォトンのようなもので構成された木の下で倒れていた。
そして、その隣であの時の男が座っている。

「気が付いたか」

「貴方何なのよ。というか、ここどこなのよ?」

逃げようとも考えていたが、実力差がありすぎることが分かっていたので警戒はするものの、おとなしく質問でかえした。

「話せば長くなるがいいか?」

構わない。と言うと、男は語りだした。
話を聞き終え、簡潔に頭の中で整理する。

男は『仮面』と呼ばれるダークファルスの1人。
浸食核を攻撃した時に、私の身体に『破壊』のダークファルスが取り込まれた。
仮面に攻撃された時に『破壊』による暴走が始まり、アークスが防衛するリリーパ採掘基地などを壊滅状態にまで破壊した。
そして、私をダークファルスに迎え入れるとのこと。

「やっぱり、私に選択の道はないのよね・・・」

断ってもいいが、最悪その場で殺されるか、アークスに殺されるかの道しかない。だったら・・・

「受け入れるしかないか・・・」


襲撃日まで、私は仮面と演習を繰り返し練度を上げ、アークスとの戦いに備えた。
最初は力を抑えて戦うのがやっとだったが、4日ほどで90%までなら制御できるようになった。

あとの3日は、双子が作り出したダーカー軍団で乱戦時の訓練。
人形の爪を躱しながら斬撃を与え、空いた片方の武器でフォトンブレードを出し迎撃。
囲まれてしまったら、モーメントゲイルでまとめて処理。
これらの行動を無意識にできるまで叩き込んだ。

そして襲撃当日。
マザーシップへの道のりを確認していると、仮面が隣に立ち黙ったままだった。
気にせずに作業を始めると、突然ポツリと語りだした。

「今度こそ望む未来になればいいが・・・」

どういう意味か聞こうとしたが、すでに姿は消えていた。


ーーーーーーーーーーー


マザーシップに向かっている途中、少し考えていた。
あの銀髪アークスを見た時のデジャヴ。仮面の言葉。

(今度こそ・・・? まるで何回も同じ出来事を見ているかのような口ぶりだな・・・)

そんなこんなでマザーシップに襲撃したはいいが・・・・・・・何か妙だ。
アークスにとって重要な施設のはずなのに1人もいない。

さらに最深部に進むと、違和感が確信に変わった。このマザーシップは既に放棄されているのだ。

急いで退却しようとしたが、時すでに遅し。いつの間にかアークスに包囲されていた。見覚えのある、アム、アルムアルクス、そして銀髪アークス。

アムが放つ火の玉をフォトンブレードで迎撃しようにも、銀髪アークスの猛攻もあり迎撃できずに直撃。よろけたところにアルムアルクスのゼロ距離射撃を受け立っているのがやっとだった。

(どうして? 私は強い!!強いはずなのに・・・なんで!!)

苦し紛れに遠距離戦ができない銀髪アークスに突撃してみたものの、いとも簡単に回転切りで打ち上げられた。

「助けてもらったときは強い方だったのに・・・どうしてこんなにも」

(・・・!?)

その時気づいた。私が求めていた強さを。本当の強さを。

『認めさせないよ・・・そんな力なんて』

突然、身体の・・・いや周囲のフォトンを取り込み、力があふれ出してくる。しかも、今までよりも遥かな力を。

「ねぇ・・・わたしを・・・壊して」

2人は事態に困惑しているのが感じられたが、銀髪アークスは私の首に手をかけた。
首が絞められている感覚がする。いや、実際に絞めつけられているのだろう。
しかし、これは私が望んだこと。後悔はない。

「お願い・・・。理性を保ててる間に・・・私を壊して」

首を絞める者の力が強くなるのを感じる。
あぁ、これでようやく終わるのね。





『またそうやって終わらせるのか。理想の未来のために再び過去に戻さなければな・・・』

意識が消える直前。最後に仮面の声が聞こえた気がする。

終わりなき破壊 ~repeat~ 3

「うーん・・・。医療系には詳しくないから分からないよ~」

あれから数日後。私の身体は異常を示していた。
初めは、目の色が紅くなっていっただけだが、今では抑えるので精いっぱいなほどの力が溢れている。

「そうですか・・・。空さん、ありがとうございます」

同じルームメイトの空さんこと、赤羽空雨(著者ではない者)に礼を言い、とりあえず溢れている力を開放するためにナベリウスへの手続きを済ませた。
途中から誰かに見られているような気もした・・・。


ナベリウスを探索して早々にダーカーが出てきたが、デュアルブレードを一振り二振りで塵へと化した。
次にダーク・ラグネが出てきたが、やはり軽く相手をするだけで塵になる。

弱い弱い弱い弱い弱い・・・。もっと強いのはいないのか。


気がつけば、開けた場所に黒い服に身を包んで顔をフルフェイスで隠している人がいた。
その者がこちらに気づき、私の姿を見るなり呟いた。

「破壊の力はお前か」

破壊? しかしその一瞬の隙を突かれ、その者の獲物に刺された。

速い!? でも、この距離なら。

反撃しようとしたが、突如力が抑えきれなくなり理性を保つのがやっとだった。

「始まったか。気が済むまで破壊したら再び来るがいい。その時はダークファルスとして迎えてやる」

逃がすまいと手を伸ばしたが、瞬間移動の類だろうか一瞬で姿が消えた。
あぁ、もう意識が保てなさそう。後ろから銀髪のアークスが駆けてくるのが見え、最後に「逃げて」とか細い声で言った。







お元気ですか。
願わくば貴方たちを破壊したくはありません。
いつまでも友でいたかった。
壊滅はしたくないのです。
しゅうげきは7かご
ていこうしてもむだですよ

終わりなき破壊 ~repeat~ 2

初実践のことを思い出したせいなのか、惑星ナベリウス森林エリアに足を運んでいた。
まぁ、ついでにロックベア討伐の依頼もあるから問題ないけどね⋯。

探索をして数分後、二人の少女― キャストとデューマンだろうか。 ―がこちらに走ってきて尋ねた。

「あ、あの。カムラきゃんをみきゃけませんでしたか?」
「アムさん。名前だけを言っても伝わらないと何度言えば・・・」

慌てているのか、デューマン少女・・・もとい、アムさんは噛み噛みだった。

「あっ、私はアルムアルクスといいます。あちらはアムドゥウス」

困惑しているのが感じられたのか、自己紹介をしてくれた。

「そんなことより、カムラちゃん探ぞうよぉぉぉぉぉ!!」
「・・・・・わかりました。あの、すみません。もし銀髪の男性を見かけたら連絡をお願いいたします。たぶん、カムラさんはその方だと思われますので」
「いいから行くよ!!」

アムさんに押されながら去っていくのを背に、再び歩き出した。


探索をして数分後、ロックベアの姿を見つけたが、すでに戦闘中だった。

「先客か。しかもひよっ子レベル・・・」

他人の獲物には手を出さない主義ゆえにその場を去ろうとしたが、何故かデジャヴを感じた。

・・・・・この場面、何度も何度も体験したことあるような気が・・・。

もう一度見返すと、戦っているひよっ子アークスの髪色が銀色だった。
助けようと駆け出したと同時に、ロックベアの腕が大きく振り上げられた。
銀髪アークスは、2回目まではしっかりと避けられていたが足をとられたのか、しりもちをついてしまった。
このままだと直撃になると感じた私は、ジェットブーツに切り替え、フォトンを集中させた。

「届いて!! ギ・フォイエ!!」

ロックベアの弱点である頭に命中し、3回目の攻撃が逸れて盛大に転んだ。
その間に銀髪アークスのそばに着き、「大丈夫。後は任せて」と言った。
ロックベアが起き上がろうとするが、その隙を突いてブーツで顎に回し蹴りをし、上昇した。
そう、PA ストライクガスト。
とどめに踵落としをしようとしたとき、ロックベアの後頭部から浸食核が出てきて触手を伸ばしてきた。
それでも躊躇わずに浸食核ごと踵を振り落とし、ロックベアは消滅した。


アルムアルクスさんに連絡をした後、私はその場をあとにした。礼を言われるのが恥ずかしいからだ。

しかし、その時はまだ、身体に異変がおこっているなんて想像もしなかった。

終わりなき破壊 ~repeat~ 1

首を絞められている感覚がする。いや、実際に絞められているのだろう。
しかし、これは私が望んだこと。後悔はない。

「お願い・・・。理性を保ててる間に・・・私を壊して」

首を絞める者の力が強くなるのが感じる。
あぁ、これでようやく終わるのね。


――――――――


静かな大陸、浮遊大陸で私は考えていた。

力を求めるようになったのはいつからだっただろうか。
最初は、純粋にダーカーを討伐すれば仲間が喜んでくれた。私も満足していた。
初めて浸食された原生生物を討伐したときは、ダーカーのようなふわっとしたものとは違い、まるで生肉を切っているような感触に快感を覚えた。

でも、仲間は私のことを陰で《悪魔の女》と呼ぶようになっていった。
私は、それを知らないふりして過ごしていた。

それからしばらくしたある日、仲間からギグル・グンネガムの討伐に誘われた。退屈しのぎにと私は付き合った。

勝てなかった・・・。それなりに鍛練をこなしていたし、相手の動きを見極めながら戦っていた。なのに勝てなかった。
仲間は、私を見捨てて何処かへ行った。


私が強ければ・・・。強い力があれば・・・。

おそらく、そのころからだろう。私が力を求めだしたのは・・・。



気が付けば、私を囲むように龍族やダーカーが迫っていた。

「運命・・・。お前も・・・私の力の生贄になるのよ」


そういえば、初実践後に先輩アークスから言われたっけ。
『心の底から戦いたいって思うようになったらそれはもう病気』って。


2へ続く

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