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終わりなき破壊 ~RE/START~ 1-4

森林の空が広く見えるくらい広い空間で、目標に対峙する俺、記録をつけるアルさん、見守るアムさん。
余談だが、親睦を深めるためにと、アムさんの提案で略称で呼ぶことになった。

「はい、カムラちゃん。イメージして」

俺は目を軽く閉じ、目標をどう斬るかを頭の中で固めた。そして、勢いよく目標の上空に飛び上がり縦回転し、

「うぉぉぉぉぉ!!ツイスターフォール!!」

最後の一撃を、目標である丸太に打ち込んだ。しかし、綺麗に真っ二つに割れることなく途中で止まってしまった。
それを、土台に叩きつけて真っ二つにした。

「これで、100本中84本が失敗です。まぁ、最初はこんな結果ですね。ですが、実践ではあの世行きですよ」

アルさんに慰められてるのかどうかわからず、不格好に割けた丸太を見てため息をついた。

「ほらほら、次は楽しい楽しい攻撃を避ける練習よ~。ふふふ~ん♪」

言うが早く、素早く俺に抱きつこうとしたアムさんを大きく回避し、一目散に逃げた。
ある程度距離をとっただろうと確認し、すぐさま後悔した。風を纏い、周りに落雷を起こしながら高速で俺に迫っていた。

「ちょっと、2人とも・・・って、アムさん!!それダメ!!」

「うふふ~。訓練だよ訓練~♪」

あれはもう訓練じゃなくて、罰ゲームレベルだろ。

「カムラさん!!半身などで落雷の間をくぐり抜け・・・月持ってたかしら」

のちに、あの技は3大複合テクニックの1つ、[ザンディオン]だと教えられた。


***

キャンプシップに戻る途中、説教されてるアムさんをよそに周囲の確認をしてると、ふとダーカーから救ってくれたアークスに似たような人がちらっと見えた。

「すみません。俺、えぇっと・・・ちょっとキジを撃ちに行ってきます」

そして、一目散に走りだした。


_____________
(物語の休憩室)
アムドゥウス「キジ楽しみ~」

カムラ「お、おい。意味わかってないだろ」

アムドゥウス「キジ料理~キジ料理~♪」

カムラ「アルさん・・・・助けてくれ」

アルムアルクス「キジ鍋にキジ焼き・・・あっ、キジの刺身もあるのですね」

カムラ「・・・」

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