終わりなき破壊 ~RE/START~ 1-2
もう1人にも紹介したいからと、一室に向かってる途中で軽く自己紹介をしてくれた。
深紅のパーツで構成されたキャスト少女、アルムアルクス。
愛用の双機銃で敵の気を引き、シフトピリオドで一掃する。
自称大魔法使いのデューマン少・・・もとい、女性のアムドゥウス。
可愛いもの好きで、今も俺の背中に張り付いて離さないが、戦闘時はあらゆるテクニックで敵を滅ぼすというが・・・にわかに信じられない。
彼女たちは、前は別のチームに所属していたが、さらなる高みを目指すために独立したという。
「そういえばさ、カムラちゃんってなんで傷跡がないのに眼帯つけてるの?」
首にまわされた手でツンツンと眼帯を触られ、俺は「絶対聞かれると思った・・・」と軽く呟いた。まぁ、いずれわかることだが、言いにくそうに答えた。
「別に大した理由はない。ただ・・・目の色が左右違うんだ」
昔は、これが原因で中二病やらバケモノ扱いされたことが多かったが、アムドゥウスさんは、背中から離れ正面に立ち、俺の手を取って目を輝かせてた。
「うそっ!? カムラちゃんもデューマンだったのね。私とお揃いだ~」
どうやら、デューマンとやらの特徴の一つであるらしく、ほかにも角が生えていたりすることもある。
余談だが、アムドゥウスさんの場合は、赤色の目で統一させているようだ。
そんなこんなで話していると、部屋に着いたようだ。
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(物語の休憩室)
アルムアルクス「台詞1つもなかった・・・」
カムラ「なら、ここで喋れば解決だな」
アムドゥウス「そうそう。なにか話したら?」
アルムアルクス「・・・」
アムドゥウス「どうしたの?」
アルムアルクス「いえ、急に言われても話すこと出てこないですね」
カムラ「まぁ、そうだろうな」