終わりなき破壊 ~RE/START~ 1-1
まもなくアークスシップ。まもなくアークスシップに到着いたします。
「う・・・いつの間にか寝てたのか」
アナウンスに起こされ少し伸びをすると、目の前に緑の服を着た男性がこちらに近づいてきた。
そしてカバンから小さな箱を取り出し、「これを渡しておこう」と手渡された。
箱には、エスタロンモカと書かれていた。 カフェイン配合?
「仕事中の眠気にはエスタロンモカがオススメ!! 見たところ新人のようだな。無理せずにアークスライフを送ってくれ」
そのまま、男性はアークスシップ行きのゲートに入っていった。
このゲートを通ると、いよいよ俺もアークスか。
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ゲートを抜けた先には、たくさんのアークスで賑わっていた。
装備を披露してる者や寝転がっている者・・・。
「俺、ここでやっていけるのかにゃっ⁉」
「にゃっ⁉って言った~。可愛い~。なでなでしてあげる~」
突然後ろから抱きしめられ変な語尾になり、可愛い扱いされ・・・ってか子ども扱いしやがるし。
「・・・アムさん。初対面の方に失礼ですよ。貴方が、火綿カムラさんですか?」
「えぇー、可愛いからいいじゃ~ん。アルのケチ‼」
背中に感じるボヨヨンな感触を意識しないようにしながら、俺は返答した。
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(物語の休憩室)
アムドゥウス「やっと私たち登場した~。カムラちゃんを抱きしめられたし幸せ~」
カムラ「おい、抱きしめる時にある一部が背中に当たってるのに気づいてんのか・・・」
アムドゥウス「当たってるって何が~?」
カムラ「それは・・・女性特有のふくらみっていうか、なんていうか・・・」
アムドゥウス「もっかい抱きしめちゃえ~」
カムラ「いい加減にしろぉぉぉぉぉ‼」