小説 序章Ⅱ
- 2014/12/18 23:36
- 投稿者:セリオス
難しい漢字はルビいるかい?
一応振っておいたよ。
「………ようやくおいでなすったか」
柔らかく、まるできたものが何かわかっているかのように小さく誰かが呟いた。
「あ、あれ、ここ、何処………?」
風によってカイが運ばれた場所は石階段と鳥居が見える場所であった。
「じゃぁ、ここが……神社?」
「その通りだよ、童(わらし)」
いきなり視界の外から声が掛けられ、ぎゅっと神楽鈴を握りしめてカイは後退る。
近くの森から黒装束の人物達が現れ、カイを包囲した。その中に一人だけ違う服装の男がいた。どうやらその人物がカイに声をかけたようである。
男はカイの持っている神楽鈴を目視で認めると、すっと手を伸ばす。
「童。大人しくそれを渡せ」
「嫌だ!!」
「ほう……。ならば力ずくで奪うまでだ!!」
男がそう叫んだ瞬間、カイより少し離れた位置に太い糸を幾重にも束ねたような雷が落ちる。
「何事だ?!」
「やれやれ、煩い客人共だ………」
神社の方から声が掛けられ、思わず装束の人物達がそちらを見る。
神社の方から来た人物はスラリとした長身の青年であった。
金剛九尾@スマホ
全裸待機してたかいがありましたわぞ~
なにか僕からも支援したいなぁ…