他のチームの研究記録1 御奉仕冥途教 その2
- 2014/06/01 17:20
- 投稿者:塊素
前回の報告書
他のチームの研究記録1 御奉仕冥途教
さっそくナマの声を聞いてきたので報告する。
御奉仕冥途教はチームの構成としては世界群歩行者達と似通っている。共同体ではなく共生体のチームである。
御奉仕冥途教が御奉仕冥途教足り得るのは、メンバー一人一人が御奉仕冥途教を保ちたいと考えているからであると言う。
御奉仕冥途教はかなり多くのチームと繋がりを持っている。御奉仕冥途教のメンバーが移籍しているチームは五つ以上あり、移籍したメンバーはいずれは御奉仕冥途教に戻りたいと考えている。他のチームで得た知識や仕組みを御奉仕冥途教に持ち帰り、より発展させようと考えているようだ。
このような強大なチームでも、悩み事は多いらしい。例えば、「何故チームを退団する人が出るのか?」という疑問。この問題はどのようなチームであっても抱えている問題らしい。
退団者が出る理由は御奉仕冥途教にしてみても「人それぞれ」としか答えようが無いらしい。もしかするとメンバーにソリが合わない人がいたのかもしれない、他のチームにいる友人から声がかかったのかもしれない、単に興味がなくなったのかも? など意見は多い。
退団者が出る部分に関しては「居たい人だけが居ればいい」という考えの元、中々厳しい意見を持っているようだ。
例えば、「チームに対してイベントをせがむ人がいる。しかしこのような人は自らチームを盛り上げる努力をしておらず、自身にもチームを活気付けなければならない義務があることを忘れている。そして、他人から受けた好意を食べつくし、好意が底を付いたら退団していく」という話を聞いたが、言葉はきつくても間違ってはいないので中々辛い経験をしたようだ。
チームを盛り上げようと自ら考えるような人でなければいずれ退団するだろう、という考え方らしい。
幸いにも世界群歩行者達はここまで尖がった意見を明示したことは無い。それは他人の好意を食い荒らすような人がチームに入団してこなかったためか。
御奉仕冥途教も賑やかで活気のあるチームであるが、なかなか荒波に揉まれもしたらしい。
退団者を出さないようにするには、という議題について世界群歩行者達で考えをまとめようとすることはおそらく無いと思われる。それならば、退団したいと考えている人が何の気兼ねもなく退団できる環境を作ったほうがいいだろう。
これはゲームなのである。負担になる荷物は持たないようにするのが原則だ。間違っても背負い込まないよう、注意する必要があるだろう。