▲▽▼BEが語る小説の書き方▼▽▲


カテゴリー[そのよん] アドバイス


 小説はいきなりうまく書けるなんて事はあまりなく、初めはまっすぐな道をジグザグに壁にぶつかりながら進んでいくものです。
 これは必ず通る道なのでどうしようも出来ませんが、餞別(せんべつ)ぐらいは持って行ってください(笑)



1.やはり実経験に勝るものなし!



 いくら小説だからって、やはり経験に基づいて書くほうがよりいいものに仕上がることが多いです。例えば、正拳突き百組実践したらどうなるのか? とか。僕は翌日、筋肉通に苛まされました(笑)



2.やっぱり必要、文の校正



 二、三日してから書いた文章を読み直すと、文章中に誤字脱字や表現の粗(あら)などが見つかる場合があります。そういう場合はすぐに手直しをするのが吉です。読者様に読ませたいと思うならば、ベストの状態で望むのがいいでしょう。



3.これは必要か? 没文の保存



 書いたけれども、やっぱりいらない。そういう文章を消してしまうのは少し勿体ない気がします。場合によっては必要ないと思っていた文から何かひらめきが産まれるかもしれません。また、改訂が進んで没文から復活することも十分に考えられます。
 失敗から学ぶこともあるでしょう。没になった文章を残しておいてはいかがでしょうか?



4.構想はメモを取っておく



 思いついたアイディアを忘れたくない場合には、メモ用紙とペンを持ち歩くことをお勧めします。
 簡単に思いついた構想は、それと同じくらい簡単に忘れてしまいやすいので注意が必要です。


■ ■ レポート用紙を持ち歩く場合 ■ ■

 メモ帳よりも大きく、色々なことを書き込めるレポート用紙。メモ帳よりも使い勝手は格段にいいです。基本的にリュック、鞄(かばん)を持ち歩いている人ならば持ち運べるでしょう。
 ここでアドバイスしたいのが、レポート用紙の運び方と用紙その物について。
 レポート用紙は一枚一枚ばらすことが可能です(基本的に)。ですから、必要枚数分だけを持ち運ぶことができます。
 ここで登場するのがクリアファイル(クリアホルダー)です。レポート用紙や書類などを持ち運べるヤツですね。これに必要な分だけの紙を入れて持ち運びます。これで紙が鞄の中で折れてしまったりくしゃくしゃになってしまったりすることを防げます。
 次、レポート用紙に付いて。
 僕がお進めするのはずばり、印刷用紙! 五〇〇枚組みになっているものです。
 ポイントはその値段の安さ。
 普通のレポート用紙と銘打たれて売られているものは大体五〇枚で百七十円ぐらいします。しかし、印刷用紙は五〇〇枚で二百五十円ぐらい。……印刷用紙安っ! レポート用紙高っ! 買うならば印刷用紙ですね(ただし、印刷用紙でも高いものは高い。注意が必要です)。
 ただし、印刷用紙は真っ白です。紙自体もレポート用紙として使う分には申し分ないですが薄いです。人によって感触が違うと思うので、買う前にちゃんと考えて下さいね。
 買うときには、重くて大きいものを入れられる袋を持参したほうがいいでしょう。印刷用紙は枚数が多いのでかさばります(笑)



5.たまには気分転換を



 ずーっと小説を書いていたら気が滅入ることもあると思います。そんな時は無理をせずに気分転換を図りましょう! たまには小説のことを忘れることも必要ですよ。



6.世間の情報を知ることも必要です!



 時々でもいいから新聞を読んだりニュースは見たりしたほうがいいでしょう。思わぬ構想が浮かぶことも多々にあり、またスランプ時の助けとなることもあります。なによりも、自分の世界に浸りすぎないようにすることもできます。僕は親に文句を言われました(笑)
 また、他人の小説や評論も読んでおきましょう。評論は、例えば大学入試や模試の国語試験に出るようなものでもいいです。本屋に行って大学の過去問題集でも立ち読みしてみてはどうでしょうか。
 さらに、それらについて自分でまとめてみたり感想を書いてみたりするとなお良いです。他人を評価することが自分の成長に影響を与えないとは限りません。他人を見て、自分を成長させましょう。



7.友人知人がいるとかなりいい



 他人の意見を取り入れることも小説家にとっては重要なポイントです。自分の考えだけで押し進めると、場合によっては読者に嫌われることもあります。
 案外自分の小説や考えの穴などには気が付かないものなので、慣れない内は友達などに話を請い(こい)、意見を聞きましょう。最終的には、他人の意見をあまり取り入れずに物語を完成させることが目標です!(笑)
 また、小説を書いている人と友達になることはかなり重要です。込み入った意見交換、情報交換などをすることができます。小説に興味のない人に聞いても怪訝顔をされるだけのような質問をすることができますから(笑)



8.一つくらいは独自の持論を持っていたほうがいいかも



 例えば正義とはどういう物なのか、人が生きるというのはどういうことなのか、野心と夢の違いとは何か、自分にとっての幸せってどんなものなのか、などについて持論を持っておくと、困ったときの助けになるかもしれません。ちょっと考えておくのもいいでしょう。



9.神が降りることがある、というのは



 時々、ものすごくアイディアが湧いてきて、すらすらすらすらと小説が書ける! なんて事があります。この状態を“神が降りてきた”、“神降臨”と言い、笑い出したくなるぐらいに書けます。僕も二回ほど、そういう経験をしたことがあります。
 まあ、その正体は“断眠ハイ(眠らずにいるとテンションが高くなること)”みたいですけど……。


●では、次の一歩を踏みだしましょう! レッツゴー!