PHANTASY STAR ONLINE 2(PSO2) Ship9:ハガル チーム 世界群歩行者達 公式
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チーム内の派閥発生についての考察

作成日:2013/01/05 作成者:塊素

 チームマスター、塊素です。

 そろそろ世界群歩行者達も人が増え、各メンバーの所属期間もそこそこになってきました。また、現実世界における環境的な節目(四月)も目前です。

 ここで一つ、度々チーム分裂の要因ともなる「派閥」について述べておきます。

派閥とは

 ちょい組織論的な話ですが、オンラインゲームにおける派閥とは単純なところで「効率組」、「仲良し組」、「無所属(長い期間、これの場合はぼっちとも言う)」に分かれます。これらは基本、一旦別れてしまうと他の派閥の人間との繋がりが薄くなりがちです。ゲームプレイにおいて何を優先するかが各人で異なる以上、これは避けられません。うまい具合に各派閥をぐるぐる出来たら良いのですが、派閥とは人間関係の賜物だったりするので離れられないことのほうが多いです。

 何を利益と感じ、何を不利益と感じるかが派閥によって異なり、それは大抵の場合、正反対だったりします。仲良し組にとっておしゃべりは利益ですが、効率組にとっては時間の無駄にしか見えません。

仲良し組

 基本、多くの人たちとおしゃべりをするのが好きな派閥。話が合う人たちで固まることが多い。行き過ぎるとボイスチャット(スカイプなど)でゲームを介さず会話をするため、ボイスチャットを導入してない人を放り出したりする(ボイスチャット導入組は効率組にも存在)。

 のんびりとゲームをプレイしたい人が多い。時折、現実世界での自慢話を延々したり、かわいこぶって他人の興味を引くの必死になったりする人がいる。

効率組

 基本、ゲーム上の効率を追及する派閥。レベル上げや装備品強化を優先し、スキル取得やパラメーター設定に詳しい。レベルが低い、装備が弱い、ゲーム進行が遅いプレイヤーを嫌う傾向が顕著で、一般的に上級者に多い。行き過ぎるとすぐにやることがなくなって別ゲームに移ったりする。ゲームバランスに対する不平不満も多い。ボイスチャットを導入するグループは傍から見て無言で動き続ける単純作業者に見える(これをオンラインゲーム界では一般的に廃人という)。

 敵を瞬殺したい、他のプレイヤーよりも優位に立ちたい人が多い。時折、プレイが下手な人を貶してチームを抜けさせようとしたりする人がいる。

無所属

 基本、初心者か仲良し組にも効率組にも馴染めない人が集まることが多い。下手すると他の人との繋がりを保てない人もいる。ソロ志向(一人でプレイする)だったり、場合によっては別グループから叩き出されてしまった場合もある。

 お試しでゲームプレイしている人やログイン時間が短い人が多い。

派閥の意義

 派閥発生とはチーム内でグループが出来上がることを意味し、一般的にはあまり良くない兆候と考えられています。それはつまり、チームが一丸ではないことを意味し、分裂の可能性が出てくるからです。

 チームに六〇人のメンバーが所属していても、派閥が存在すれば話が出来るのは正味二、三〇人というところで、チームとしての一体感は感じられず、下手をすると烏合の衆のように感じられてしまうこともあります。また先に述べたとおり、派閥によって何を利益と感じて何を不利益と感じるかが違うため、分裂の可能性は低くないでしょう。

 チームを大切にするならばチーム内のメンバーの全てがいわゆる仲良し組であるか効率組であるか、もしくは無所属組という、「派閥なんて存在しない」状態であることが望ましい。このあたりはチームマスターがどのような旗を掲げているかによって変わってきます。どんな人でも手当たり次第チームに招いていれば、いずれは分裂してしまう。オンラインゲームは現実の世界のプレイヤーには基本、遊ぶこと以上のメリットは存在しないので遊び易いように行動するのが普通です(遊びを超えて負担がでるようなプレイをしている人は即座にゲームを辞めるべきです。そこには麻薬のような瞬間的自己満足以上のどのような利益も存在しない)。

 ただし、チームという枠組みを捨てて各人で最大限、遊びたいように遊ぶには派閥の存在は非常に有用です。それこそは正に先人によって整備された環境なのだから。

派閥に対する塊素のチームマスターとしての見解

 各人によってオンラインゲームに対する付き合い方は異なります。ただのお試しか、ストーリーを知りたいだけか、他の人とお話したいだけか、ゲームを楽しみ尽くしたいだけか、それらを混ぜ合わせたものか。なんにしろ、各人によって「ゲームの楽しみ方は異なる」ことは絶対原理として認識しておかなくてはなりません。

 各人によって楽しみたいように楽しむことがチーム云々以前に、「オンラインゲームの楽しみ方」として存在し、チームとはそのための手段に過ぎない。ゆえに、チームが個々人の楽しみ方を縛ることは許されないと考えます。チームがプレイヤーの枷になってはならない。

 ゆえに、チーム内に派閥が出来ることは仕方ないし、それによってチームが分裂することは已む無し、と考えています。むしろ、遊び方が違う人達が同じチームに居ても喧嘩にしかならないのですんなりと分割を認めるべきだと思います。

 チームメンバーの数が減ることは寂しい思いをすることになると思いますが、その分、各派閥の方向性は定まるはずなので、それを基点にチームの拡張を進めていけばいいのではないか。

 そうしたほうが、誰にとっても楽だと思います。