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早かったな。
本日のお昼に二年間勤めていた作業場を離れることが正式に決まった。
理由としてはここ半年ほど、お客さんからの要求に応えることができていないことが挙げられる。お客さんの要求はただプログラムを作ることから設計することへとシフトしてきていたが、僕自身に設計書系のドキュメントを作成する能力、経験がまるで足りていなくて設計書を書くだけで五日とかかかっていたりするものだから「あなたに仕事を任せると赤字になる！」とまで言われていた。まあそれでも経験を積めば何とかなりそうだと思っていたのであるが、経験を積み上げるまで待ってはくれなかったようである。
こちらとしては早めに切ってくれたのはありがたかった。成果を出せない仕事を続けていたせいか、どうにも精神状態が良くない日が続いている。自分がやっている作業が正しいのかどうかも判断が難しくなってきていたし、仕事に行きたくないという思いが強くなってきていたし、朝の通勤時に「辛い辛い駄目だ駄目だ」と独り言を言う場面も増えてきていた。家に帰ってきても自分が本来やりたいと思っていたことにほとんど手が付けられない始末で、やりたかったことができないという状況にさらにストレスが溜まっている。
やりたいことができないのであれば、もう生きてる意味ってあんまり無いよなと思うばかり。明日なんて来てほしくないとも感じることがしばしばあり、なるほど、自殺する人の気持ちってこんな感じなのかなと妙に納得したりしている。まあ、自殺する前に退職届を出すのが先だけれども。作ることができなくても消化したいゲームとかはまだたくさんあるのだ。
まあそんなわけで、辛い環境からはひとまず遠ざかることができた。労働環境的にはかなりいいところだったのだが……定時にも帰れるし、休みも多かったし。それが全体として首を絞めている気がしなくもないけれど。
さて、次はどこの仕事に飛ばされるのやら。きっと辛い目に合うんだろうなぁ。
