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仕事自体にはまだ耐えられる。仕事を辞めるのは別の要因による。
二月を丸ごと仕事にささげてしまった。記録されている二月の労働時間は 286.5 時間、二月は平日の日数は 19 日なので、標準的な労働時間は 152 時間である。……時間外労働時間、120 時間越えてるじゃねーか、家に帰るのは朝食と夕食と寝るためだけっすなー。
それでもストレス発散のために家に帰ってから一時間ほどネットゲームをする時があった。そうなると寝るのは二時であり、ベッドから起き上がるのは七時一五分だから睡眠時間は五時間である。何もしなければ六時間寝られる。
体の疲れもやばいが、頭の疲れがどうしようもない。些細なことにも酷く我慢ならなくなることがあるし、考えていることは自分の作業のことと仕事を辞めることばかり。ここ最近は僕より若い人は次々と辞めていくので余計に気が滅入る。
四月になったら新卒の若い人達が入ってくるが、その人たちの研修内容が酷すぎて、いったい何人が耐え切れることか。社員のみんなが、新卒の子達は耐えられないだろうと考えている。そして、そのひどい研修内容を考えているうちの一人が僕なのだから余計につらい。楽にしてあげたいのは山々なのだが、どういう研修をするのかのお題目は僕では決められない。プログラムをまともに作ったことがない人たちにいきなりお金を取れるだけのシステムを作れなんて、無茶すぎる。そして、そのまともなシステムについて、考える時間があまりにもない。
社員の人間もみんな、休日出勤しているような人たちばっかりで余裕がないのである。僕にだってない。
会社は、新卒の人間を取る気がないのではないか。新卒を募集したのはあくまで、会社が健全な状態にあると銀行や株主にアピールするためだけの茶番であり、応募してきた新卒には酷い負荷をかけて辞めさせる気なのではないか。そうならばあまりにも酷すぎる。
さて、会社の酷さには一通り述べたところで。
現状、会社があまりにも僕の生活に出しゃばり過ぎているために家出の時間が取れず、システム開発の時間が取れていない。すでにこれがほぼ一年にわたって続いている。唯一、まともに開発の時間が取れたのは去年の十月十一月だけという状態だ。まあ、PSO2 に手を出してしまったのが時間がまた減ってしまったおきな理由といえるかもしれない。オンラインゲームで遊んでいければ今頃は……というのは確かにある。
今日だって、開発していればいいものをついついオンラインゲームで遊んでしまった。オンラインゲーム内ではそこそこにプレイヤー交流盛んでストレス発散できたからよかったものの、これにより貴重な休みが開発に使われなかったのも事実。
一時間遊んで残りを開発に使うつもりだったのに……ここら辺は今後の課題である。
ともかく、時間が欲しい。
無職になった後はその直後の二ヶ月以内に「電字画情域」を完成させなくてはならない。アフィリエイトを張り、収入を得られるようにしなくてはならない。
このアフィリエイトであるが、僕の会社が作った何の需要もない、正味五ページ分程度しかない商品宣伝サイトの張られたアフィリエイトが月に二百円ぐらいの売り上げを出していたらしい。これが本当ならば、僕のサイトならば現在のボリュームで三千円程度は出せるはずである。サイトを完成することが出来たならば、月に一万円程度は望めるだろう。取らぬ狸の皮算用だが。
取らぬ狸の皮算用で考えていくと、さらに六ヶ月以内にサイトを四つほど完成させなくてはならない。このうち、収益を上げられそうなのは三つ。これで月に四万円。だが、半年で付き四万円収入が実現できたならば、一年後にどこかの会社に就職しなくてはならない心配は大幅に減る。少なくとも生きてはいけるわけだし。不意の事象については貯金で対応するしかないが、今現在自由に動かせる僕の貯金は五百万、一年ぐらいなら持つだろう。一年生活するのに五百万使った経験はないけども。年収が三百万超えないのに……。
はっきり言って、自爆する可能性のほうが高い。うまく行かない可能性はとても高い。が、僕も明日で二九歳である。ここで一年踏ん張ってみないことには、僕の人生は始まりっこない。
一年、死ぬ気で生きてみたいのである。
無職になるに当たって、迷惑を受けるのは当然、僕の家族である。なので突然無職になるのではなく、ある程度、父と母には話をしておかねばならないと思っていた。
母親には数日前に話した。さして厳しい言葉もなく、「仕方ないね」で終わった。
父親にも数日前に「無職になるかもしれない」と一言言った。一言が精一杯だった。未だに父は怖いのである。厳しい言葉を持って「働け」といわれたら、おそらくは僕はそれに従うであろう。そして死ぬ。
今日、改めて父親と話をした。「一年、時間が欲しい」と。そうしたら、僕の父親は「苦しむのはお前であってこっちには関係ない」と答えた。
その一言で僕がどれだけ気が楽になったことか! とてもドライな一言だが、どうしようがお前の勝手と言われたことはとても助かる。
今後、親からの援助は何もない。その代わり、すべてが僕の責任となり、僕が動かしていける。
助かったと思った。
あとは会社に辞めることを宣言するだけだ。
辞めるからには成し遂げなくてはならない。絶対にやってやろう。僕の人生をかけて。