塊素の生きる現実(日記)

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大手企業での最後の日
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 九月三〇日、木曜日の話

大手企業での仕事最後の日

 大手企業の空気はひとまずわかった。

[◆]大手企業での最後の日

 今日で大手企業への出向はおしまいです。一ヵ月半の仕事でしたが、いろいろと見学させていただきました。

 今回の仕事では働く場所は大手企業の敷地内だとはいえ、大手企業の社員の方との絡みがあったわけではなく、周りにいる人間は勿論、指示を出してくれる人も僕と同じ社員であるために環境的にはほとんど僕の会社の飛び地のような状況でした。大企業のルールに従うとはいえ、基本的にいろいろと場所を移動するのにセキュリティカードが必要だったり、インターネットが自由に使えなかったり、売店が近くにあって便利だったりというぐらいの違いしかない。

 ついでに言えば、大企業であるからと言ってとても特殊なことをしているわけではないということが解りました。まあ、大手企業の中身が見れたわけではないので僕が大手企業の中身を語ることは出来ないのですが、大手企業に収めるというプログラムの調査をしていると別段目を見張る作りをしているわけでもなく、むしろあまり金をかけていないことが解ったりして親近感にも似た感触を得ました。まあ、あまりシステムに金をかけていないというのはシステムを使う大企業にとってもシステムを作るメーカーにとってもあまり幸せなことにはならないんじゃないか、と思います。つまるところ、システムを作るのって本当、金がかかりすぎるんだなぁ。もっと手軽く手早く作れないと人員的、金銭的、時間的に損をしてしまう。……てことは、メーカー側に問題があるのだろうか。かなり切羽詰ってがんばってるのだが。

 コスト削減、というと悪い印象を持ちがちであるが、なんとか作業量を減らしてシステムを完成させることが出来ればいいのだが。それを行うには経験豊かな人材が必要だが……そうそう、いないものである。

 さて、特殊なことをしていないというのであれば、どうして差が出来るのだろうか。やってることが同じであるならば、差は出ないはず。

 大抵の場合、企業は急成長する時期と押しも引きもしない時期がある。その時期を決定するのが人材に天才、もしくは狂人がいるかどうかであると僕は睨んでいる。企業をでかくするのに長けた天才か、あることに常軌を逸する執念を持った狂人がいるから、企業が変にでかくなる。そうした人材がいないとき、企業は押しも引きもせず平和を謳歌して倒れていくのである。零細企業が大きくなれないのは常人の集まりだからである。中小企業が大きくなれないのは常人の集まりだからである。大企業がそれ以上大きくなれないのは、常人の集まりだからである。天才か狂人がいて、うまく会社が大きくなる方向に進んだとき、企業は大きくなる。

 もちろんのことながら、大きくなるときには常に倒れることの危険性もあるはずで、危険に飲まれて倒産してしまった企業も数多くあるはずだ。

 そうした危険性を乗り越えちゃうのが天才か狂人なんだろうけども。

 閑話休題。

 僕が大企業の敷地内で行った作業と言えば、うちの会社が開発したシステムの動作チェックとデータチェックとバグトリガーの調査、バグそのものの調査ぐらいなもので、開発そのものに携わってはいなかった。しかしながら、この種の調査は開発人からは非常に嫌われているものであるらしく、調査専門として派遣された僕らからしてみればどうとういう作業ではなかったのですが、ずいぶん感謝されました。こちらとしては役に立ったのかすらも良くわからなかったけれども、特に苦情が出されることもなく済んでよかったと思っています。いやま、見えないところでいろいろ不満があったかもしれないと思うのですが、終わったことですし水に流してもらえるとありがたいです。

 さて、最後にはどうなるのかこの案件。気になるところです。