塊素の生きる現実(日記)

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社員旅行(京都)
朝:京都~大阪~京都
昼:食事と観光名所めぐり
夜:宴会と風呂
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社員旅行(京都) 二日目
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 一月二八日、土曜日の話

社員旅行(京都)

 観光部分を除けば、まあ有意義かも。

[◆]朝:京都~大阪~京都

 そもそも社員旅行自体に参加したくない人はかなりの割合でいただろうと思う。それでもまあ、一応は社を挙げての行事なので無碍にするわけにも行かない。参加することは良しとしよう。

 しっかし、京都在住の幹事の人間が京都現地集合ではなく大阪本社前集合っていうのは何とかならなかったんだろうか。もしも京都現地集合だったら僕は九時半ごろまでは寝ていられただろう。それが大阪集合のせいで七時起きだ。むーうー。

 そんなわけで京都から電車で一時間かけて大阪に行き、大阪からバスで一時間かけて京都に戻ると言う、客観的に見て非常に無駄なことをする羽目になったわけだが、まるっきり無駄と言うわけでもなかった。コーヒーおごってもらったし。年下の人には転職によって何が見えるかを説くことも出来たし。そこそこ他部署の人とも交流できたのでよかったと思う。

 朝方、京都では雪が降っていたが……今はどうなっていることやら。

[◆]昼:食事と観光名所めぐり

 京都駅に集まった人々はそれぞれが希望したり強制的に割り振られた観光名所コースに分かれていった。個人的には清水寺に行くコースに行きたかったのだが、幹事と言う立場から参加者の管理をしなくてはならないこともあって細かい融通がつけられず、パワースポットめぐりコースに参加することになった。行き先は下賀茂神社と梨木神社である。どっちも水に関するパワースポット……かなぁ。どっちも湧き水があるところだ。

 まずは食事に行ったのであるが……これがなかなかの料亭で、かなりおいしかった。まあ、こういう行事でもない限りはまず行きそうにもない料亭で、京都にはこういう場所があることを実感したわけである。ちなみに、僕の親に言わせればこのような高級料亭はかなりの数があるらしい。ただ行かないだけで。この料亭の注目の品はとろろ麦飯である。やや酸味があるとろろを麦飯にかけて食べるのであるが、なかなかおいしかった。

 ここでは隣に座った横浜にある事務所からの参加者の人と話をしたのであるが、どうも社の全容が掴み辛いらしく、色々と質問を受けた。まず、横浜の事務所は事務所というより単なる拠点であるらしい。そこに所属する人間も二十人もいなくて、ほとんどが客先にでてしまうためになかなか同じ会社の人に会う機会がなく、それ以上に社内の偉い人の情報がない。社長や取締役を直に見たことがない、という人が多いのである。誰が誰だか分かってないのだ。まあ、僕が担当したパワースポットめぐりコースには社長を始めたとした重鎮が勢ぞろいしているので余計に関心が高まったのだろう。

 ……社長の面倒見なきゃならないんだぜ、僕……。まあ、上層部の人たちにはそちらに顔の利く人が管理をしてくれているので、実のところ、ずいぶんと楽になっているのであるが。

 食事が終わったらバスで下賀茂神社へ。ここには四五分間滞在したが、もう少し長く時間をとっても良かった。下賀茂神社はそこそこ大きいのである。全部回りたかったらそこそこ時間がいる。相生神社と下賀茂本田ぐらいしか回れなかった。

 また、今日はかなり気温が低い。神社内を回っているよりも早くバスに戻りたいという人が多かったのも気になったところだ。仕方ないなー。

 次に来たのが梨木神社であるが……ここはあまり栄えているほうではないらしい。ただの神社である。京都の名水産出地のとのことであるが、それを祭り上げている様子もない。ただ、おいしいのは間違いないらしく、ペットボトルに水を詰めて持ち帰っている人が後を絶たなかった。……ホームレスの人が水を求めてやってきている、という気もする。

 ここでも四五分の時間を取っているが、十分もいればお参りして帰ってこれるのでとても持たない。が、隣が京都御苑であることもあり、みんなそっちに行ってしまった。実は僕も京都御苑に入るのは記憶上、初めてだったりすることもあってなかなか面白かった。とはいえ。御所に入れるわけでもなくだだっ広い御苑の道に驚いただけであるが。敷地自体がかなり広く、道はでかく長いので、走るだけでもかなりの距離を稼げそうだ。戦闘機の滑走路としても使えるんじゃなかろうか。警察も見回りをしているし……なかなか重要拠点っぽいね。

 そんなわけで何とか京都御苑にて時間を潰し、宿へと向かうことになった。ちなみに、あまりにも京都御苑が広いので少し会社の人たちから離れて見えないところで走り回っておいた。なかなか楽しい。ここ最近は走り回ることもないので久方ぶりの運動となる。なかなか走り回れるので、まだまだ体力も落ちてないようだ。

 宿は京都御苑からやや南に入ったところにあったのだが、すぐに宿に行くのもあれだと思われたのか、二条城のほうをバスで回って行くことになった。二条城の東側大通りを走ったのだが……天守閣は見えなかった。そもそも、二条城ってお城ではないらしいのでそんなに背の高い天守閣はないのかもしれない。二条城は大名達の宿である、という建前の元に作られたらしい。

 さて、宿である。

[◆]夜:宴会と風呂

 宿に着いたら部屋を確認して荷物を置きに行った。部屋では久しぶりに会う元同じ部署の人と会い、ここ最近の状況について情報交換を行なった。詳しくは書けないが色々大変らしい。この宿には温泉を使った大浴場があるらしく、結構期待しているのであるが、幹事の仕事があるために宴会前に入ることは断念した。

 宴会に関しては幹事として宴会のイベントおよび宴会の様子を撮影するビデオ係に任命されているため、早めに宴会部屋に行ってビデオカメラのレクチャーを受けた。主にビデオを回すのは三人で、おおよそ四五分間ずつ撮影すればいいらしい。それぞれの席の位置的に僕が最初の四五分間を撮影することになり、ひとまず緊張しながら撮影することになった。最初のパートには社長の挨拶や取締役の挨拶、乾杯の音頭など大切な部分が含まれているため、かつ、真正面から撮影する必要があるために足を崩すことが出来ず、正座のまま撮影を続けるという割ときつい目に会ってしまった。法事のときの苦しみと比べたらまだ楽だが、十分に足はしびれた。痛い。

 なんとか挨拶の撮影、宴会開始の撮影、社員の食事風景の撮影を終え、急いで自分の分のご飯を書き込みました。急いで食べないと次々に出てくる料理に対応できない上にイベント中も食べ続けなくてはならない。ついでに、こういう宴会の場ではお世話になっている人にお酌を注ぎに行かなくてはならないのであちこち歩き回らなくてはならない。特に上層部の人たちはお酌を注ぐ人の列が出来てしまうので早めに行かなくてはならない。僕も注いだり注がれたりでそこそこ飲みました。あんまり酔わなかったけど。

 宴会のさなかには各部署の紹介とか社内ビジネスアイディアの結果発表および表彰式だとか商品券がもらえるじゃんけん大会とかが開かれてそこそこの盛り上がりを見せました。まあ、じゃんけん大会に関しては盛り上がったというか、司会が盛り上げたというか……エネルギーの半分以上は個人負担である。すごいねぇ。

 宴会が終わった後は部屋で一休みして、お風呂に行きました。伝え聞いたところによるとお風呂は大浴場と言いつつそんなに大きくはないらしい。ちょっと残念。宴会が終わって人も多かろう……と思っていたらあまり人が入っていなかった。しかも、お風呂に入る前に体を洗っていたら先に入っていた人たちは全員がお風呂から上がってしまい、つまりは浴場を僕一人が使える状態となった。非常にのびのびとできる。

 とりあえず、平泳ぎとバタ足、髪の毛が湯船につかるのはまずいのでぷかぷかは出来なかったが、なかなか贅沢な入り方が出来た。「贅沢だ……」と四回ぐらいつぶやいた気がする。二分も漬かれば熱くなり過ぎてのぼせてしまいそうになるが、湯船から上がってぼけーとした後にまた風呂につかるという実に贅沢な入り方をしたりした。ところで、温泉というものは筋肉痛や骨の痛みを和らげるとか色々効能があるが、医薬部外品に分類されるらしい。胡散臭い温泉の説明を書いた板の下に「医薬部外品 認可番号 ……」と書いてあるものだからびっくりする。認可されとんのかい。

 一時間ほど一人の温泉を堪能して、ようやく人がやってきたのでその人に一人風呂を譲って風呂を去った。ロビーで涼んでいる同僚を見つけては一緒に話したりしてそこそこ楽しい時間を過ごしました。前に勤めていた会社について語ってくれる人もいてなかなか参考になったりもしました。世の中、すんごい人たちもいるもんだ。

 こういう旅行ではすぐに寝ずに酒を飲んだりするものなのだろうが、僕の部屋の人たちは全員がそんなに酒を飲む人たちではなく、零時ごろにはみんな寝てしまったので僕も寝ることにしました。電気を消して布団に入ったあとに金庫にしまったスマートフォンが朝になったら目覚ましを鳴らすことを思い出して慌てて目覚ましをオフにしたり、主電源が切られていなかったテレビが一時ごろに突然、「入力信号がありません」と真っ青画面を表示して非常にまぶしい思いをしたとか、部屋の中がやたらと乾燥していてなかなか寝付けない人がいたとか、色々ありましたが僕の場合はつつがなく寝られました。

 さて、もうすぐ旅行も終わりです。