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元気そうで何よりでした。
履歴書に貼り付ける証明写真の撮影がてら菓子折りを購入しまして、その昔、僕が中学生高校生だった頃に数学の勉強を見てもらった家庭教師の恩師に会いに行きました。ちなみに男性です。
数学の家庭教師をしてもらっていたのですが、嫌味のないなかなか飄々とした人物で、僕は先生に連れられて京都から鳥取までヒッチハイクをしたことがありました。あれは今でも僕の人生に残るガチな旅と言えるものでした。本当にいけるもんだなぁ、と見知らぬ世界に恐れを抱いていた高校生の僕は貴重すぎる経験をさせてもらったものです。
さて、この度は塾で働いているとの連絡を受けて会いに行った訳ですが、とても元気そうでした。というか、見た目あまり変わっていない。すでに三十路を越えているそうですが、「むしろこれからが楽しい」と楽しそうに語ってくれました。
……しっかし、話すことがどうにも僕の就職難の話になるのが辛かった。家族のこととか先生の話とかを聞くわけですが、指しあたって問題になっているのは僕の就職難であり、いろいろとアドバイスをいただきました。簡単にまとめると「手広く探すこと」。気長にやるしかないでしょう。
四〇分もしゃべると話のネタがなくなり、お暇することにしました。とにかく、元気そうで何よりでした。
最近思うのであるが、何かの組織のリーダーになるには有能である必要がある、と思うのである。有能でなければ組織の指導者は務まらない。つまり、組織というものは有能な人材がいないと発生しない。有能な人材が核となって組織は生まれる。
僕は何かしら、組織のリーダーになりたいと思っていた。何の組織か、というのは具体的なものは一つの会社組織から、妄想的なものは世界群歩行者達の組織者として、頂点に立ちたいと思っていたのである。
では、僕自身に組織の頂点に立つ資質はあるだろうか? 現実を見れば、組織の頂点どころか組織の端役にすらなれていない。ただの塵に過ぎない。
大学生のときはゼミでなぜか「リーダー」と呼ばれていたが、今更ながらになぜゼミの仲間たちが僕のことをリーダーと呼んでいたのか、気になるところだ。僕は彼らに対して何か指導をした覚えはない。率先して行動した覚えもない。おそらくは姿格好雰囲気態度がそれっぽかったってだけなのだろうが、次回会う機会があれば聞いて見てもいいかもしれない。……前回のゼミの同窓会じゃ、ものすごく情けない姿をさらした記憶があるので、少し恥ずかしいのであるが;
僕自身が如何に凡人であるかは、僕の人生が証明している。そういうものである。