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こうして僕の日常は潰されていくのであった。
今日、仕事をしていたら僕の仕事に関わる話でとんでもない内容の話が聞こえてきた。
「社長にこのプロジェクトで作ったサイトのこと、説明したっけ?」
仕事の手は止めなかったものの、内心では「マジで!?」と心底驚いてしまった。なんと、僕が携わっているプロジェクトの成果物について、何時でも誰でも見られる状態になっているにもかかわらず、いまだに社長がサイトについて説明を受けていないのである。てか、誰でもいつでも見られるんだから「作りました。見てください。」の一言もなかったと見るべきなのだろうか。いやいや、いくらなんでもサイトぐらい、社長も見ているであろう。社長だって一応、僕らの作業場の横を何度も往復しているのである。そこで行われている仕事内容ぐらい把握しているはずだ。
……もしも、社長が本当に僕らのプロジェクトによって作られたサイトを全く見てないと言うのであれば、非常に由々しき事態である。サイトそのものに魅力がないとかいう以前に、社長は自分の財布の中の金が何に使われているのか把握していないと言う話になる。九〇歳越えの名誉会長レベルならいざ知らず、還暦を迎えたばかりの現役の人間が自身の足元でどのような仕事が行われているのか把握してないとか、経営者として失格だ。まさか、そんなことにはなってはいまい。と、信じたいのだが……。
それはさておき、社長にプロジェクト内容を説明していないというのも大問題である。社長の下の取締役には実際のサイトを会議にて見てもらっているので周知されているのだが、だからこそ予算が下りているのだが、すでにサイトも一般公開されて三週間が過ぎているのに公式的な社長への説明がされてないとかありえるのであろうか。ありえてしまったのだろう。でなければ、説明したっけ? なんて科白(せりふ)がでてくるはずがない。おそらくは、今までプロジェクトの関係者から直接、説明する機会がなかったということなのだろう。……いや、普通はプロジェクトを開始する前か、すぐあとぐらいに説明するだろ。普通。
プロジェクトそのものは、途中で二ヶ月ほど凍結期間があったものの、今年の三月から稼動しているのである。七ヶ月の作業期間と実働三週間、この時期になってようやく説明かい。これが一般的とは到底思えない。
こんな調子だから、うちの会社、儲けられないんだろうなぁ。人の単価も安く買い叩かれてひっどい環境で働かされるのである。そのくせ、労働者自身も儲からないから人が離れていくのである。儲けられない会社にいても仕方ないもんね。
モチベーション、上がらないっす。もう帰りたい。その時、心底思った。
なんか、十一月からの仕事として東京で二ヶ月ほど客先常駐する案件があるらしい。ただ、もう十月も下旬に入り始めている今でまだ決定していないのだから、相当不確かであるらしい。お流れになる可能性が高いのであるが、東京に行くのもやぶさかではない。どの道、サイト管理できなくてすでに十ヶ月が過ぎているのである。いまさら二ヶ月、サイト開発できなくても諦め目は付く。二ヵ月後にサイト開発できると言う保証はないが。てか、サイト開発したかったら会社辞めるしかないんじゃないか、本当に。
そう思うと会社辞めたくなってきた。いくらなんでも休みなさすぎ。残業が多いだ? 知ったことか、残業してほしくなかったらもっと工期寄越せって言うの。なぜこんなに急がされてるのか、僕らのせいではない。僕らはこれっぽっちも急ぎたいとは思ってない。
無職だったあの頃が懐かしい。ハローワークに行かねばならない煩わしさ以外は、まさに黄金期だった。寝てもさめてもサイト開発ばかりだった。あ、たまには外に遊びに行ったりゲームしたり友達と遊んだりしてたけども。
ああ、自由に生きたい。