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本日は不採用通知が来ました。
本日はハローワーク就職相談の日なのでハローワークに行ってきました。現在の僕の行動はとにかく求人票を見て、自分に合いそうな仕事があれば電話してもらって履歴書を送付して面接を受けまくる時期となっているので、ハローワークの就職相談といっても求人票を見比べることしかやることがありません。日々、新しい求人が出ているとはいえ、僕がつける職は元から少数です。就職相談も二〇分程度で終わるようになるでしょう。
それはともかくとして、本日の就職相談では僕が応募した企業のうちの一社から不採用の通知がハローワークにあったと知らされました。とりあえず、一社撃沈確認です。仕方ない。
求職を初めてうっすら感じ始めているのですが、どうにも日本社会というのは息苦しい場所で、個人として何ができるかというよりは会社で何を何年間やってきたか、というのを重視する傾向があるようです。僕が家で研鑽してきた PHP プログラミング技術も会社で使用していなければ経験なしと見なされるようで、まあそこに関してはどうしようもないんでしょう。既卒者よりも新卒者のほうが就職に有利なのは当たり前の話です。経験がない、とわかっている新卒のほうが扱いやすいでしょう。
ちなみに、求人票では「どれそれのプログラミング言語を三年以上使い続けた経験を持っていることが必須」というような文言が割りと多くあります。僕の場合、二年半で会社を辞めることになったので実に中途半端な状態となっており、能力よりも職歴重視の場では非常に不利です。まあ、能力があるのかというとそうでもないので僕の場合はやっぱどうしようもない。
うーむ、明るい材料が意外とないんだな。困った困った。
日本人の多くは漫画やアニメ、ゲームにおいては右に出る者がいないぐらい想像妄想が大好きな人種である。ついでに日本はエロ大国であり、世界から非難されてるらしいのであるが、どうしてこうも想像妄想が大好きなのだろうか。
僕が思うに、日本は世間的な抑圧が大変強い社会だからではないだろうか。つまり、普段から抑圧が非常に強いため、抑圧されない形で自らの欲求を解消する術を探すしかなかったのではないか。その結果が漫画やアニメやゲームである。日本の都心部には鉈はおろか、下手をすると単なる木の棒であっても自由に振り回すことができない場所である。危ないものを振り回せば周りの人間に奇異の眼で見られ、回り回って風評被害等の実害が出ることがある。いたるところに何もない平地があるわけでもなく、常に人の目があるのである。
これは持論だが、日本人は元から穏やかな人種ではないと考えている。割と荒い部類の人種だと思っている。そして、その荒い部分を押さえるために常に代替行為や代替物を求めており、それが世界を席巻する想像力の元になっているのではないか。想像力がたくましいおかげで日本の技術力はトップクラスである。最近は落ちてきたけど。ただ、落ちてきたのと日常的な抑圧がなくなってきたのには相関があるような気がする。
ここ最近、日本社会では世間的な抑圧というものがなくなり始めているような気がするのである。この辺りは低レベル犯罪(突発的な暴力、殺人、薬物使用など)が増えてきたことに起因するものであるが、抑圧を受けずして安易に行動する人間はえてして想像力が欠如してしまっている。簡単に解る事が解らない。世間的な抑圧が薄れてきていることの背景は不明であるが、他者の想像があふれすぎていることが原因かもしれない。テレビやインターネットの発達で、絵空事を手にするに当たって自分で想像する必要がなくなってしまった。他人が描いた絵空事が簡単に手に入るからだ。自分で料理を作らず他人が作ったものを食べ続けていては、いつまで経っても自分で料理を作ることはできない。そのうちに学習する機会が失われて、どうしようもなくなるのではないか。
……僕自身も、おそらくは想像力が欠如している人間である。結局のところ、他人が作ったものを流用し続けたおかげで他人に対して武器として使えるだけの能力を培うことが出来ていない。僕が就職において門の狭さを感じているのもそういうことなのであろう。どこに行っても大丈夫、とは言えないのだ。
本当、息苦しい世の中だ。