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今日は六時から会社のほうで僕の送別会が行われました。いや、正確にはちょっと違うんですが。
本日は僕の送別会が開かれるとの事で会社に出向きました。どうせ大量にお酒を飲むのだろうと思い、いつもの道具が入っている鞄は持って行きませんでした。
寒い風がびゅうびゅう吹く中、会社へと着いてみればちょうど会社の人たちが会場へと向かうところでした。なので連れられていった訳ですがそのときに気になるのがひとつ。「主賓はおまえらだしな」と会社員の一人が述べたことです。なぜ複数形?
こうして近くの焼き鳥メインの店で送別会かつ忘年会が始まったわけですが、そこで聞いて驚いた。
「君ともう一人、○○君も辞めることになったんだ」
大丈夫かこの会社。僕だけなら解るけれども、すでに八年間も働いていたパートさんが一人抜けてしまっている。その上、九年間働いていた人まで辞めるとなればかなり会社としての力が失われるような気がしてならないのだが……確かに人数的には、社長の息子が入社し、出向していた人が一人戻ってきたからあまり変わらないのかもしれない。しかし、この人、一つの企業のメインシステムの全てを知っている人ですよ。てか、この人以外にあそこのシステムわかる人いるの……?
話を聞いている限りじゃ仕事の引継ぎはちゃんと行われたらしいが、最初のうちはごたつくことが簡単に予想でき、なんというか、会社の中で重要な立場の人たちの給与を守るためにそうでない人を切っているようにしか見えん。そういうことをしてそれでもなお会社っていうのは生き延びられるものなのだとすれば、僕が思っているよりも相当、会社って奴はしぶとい存在であるらしい。そりゃそうなのかもしれない。巷で言うところのブラック企業がブラック企業なのに生き延びることが出来るのは会社と言うものがそもそも、相当しぶといからなのだろう。
さてしばらくは僕の就職活動について述べたりしていた。この日記の上では白状するが、社長らに語った僕の就職活動暦は全て嘘っぱちである。退職した後には就職活動なんて一回もしていない。ずっと自分のサイトの改修を続けていたからなー。まあ、何で嘘を付いたのかと言えば、そのほうが場が沈まずに済むからである。「実は就職活動なんてしてません」と言えば「名にやってんのお前? やる気あるのか?」と空気が悪くなること請け合い。どうせ実情なんて社長らにはわかりっこないので嘘を付いておいたほうが何の問題もなく進む。これもまた社会人の知恵である。
さて、一時間半が過ぎて店を出ることとなった。即座に二次会が行われることが告知され、社内の一部の人間で二次会へと進むこととなった。
二次会はお決まりのスナックで行われた。気のいい店長と飲みに付き合う女の人二人で運営される小さい店である。
二次会の内容については詳しくは書かないことにしよう。なんだかんだ言ってみんないろいろ不満を持っているわけで、不満はあれどもどうしようもなく、酒の勢いでべらべらしゃべるのが関の山でしかない。
それはそうとして、なんか上司から今回仕事を辞める僕たちにプレゼントがあるらしい。「人生についてためになる本だ! ぜひこれを呼んで勉強して欲しい」とのことで、まあ就職活動本か「切り開かれた人生」みたいなタイトルのどこぞの成功者の自叙伝かと思っていたのであるが。
斜め上だった。
渡された袋からで出来た本。
エロ本。
上司は写真集だと言い張る。「おたくな君らにはこれが必要だと思って」。ああ、三次元に興味を持つことは大切ですね。あまりこの本は自体は人生の役には立ちそうにないけど、この場でこういう本を渡してくる上司の姿に人生を見ました。ありがとうございます。
あとは二時間ほど取り止めもない話をし続けていたのですが、お酒を飲んでいるうちになんだか目を閉じると頭の中に何かが噴き出るような響きを感じるようになりました。脈拍かと思ったのですが、手首の脈と比べると噴き出る感覚のほうが二倍ほど早く、つまりはこの響きは頭の中で起きているものであり、相当酒が回っていることが解りました。で、これはやばいかなと思っていたら、いきなり戻してしまいました。
大部分は手で受け止めましたが、本当に突然で焦った。しかし、周りはみんななんか誰かが吐くことに慣れているのか割と冷静に対処してくれて被害はそれ以上出ることはありませんでした。
この件で飲み会はお開きとなり、家に帰れる人は家に帰り、家に帰れない人は会社まで戻ってソファや椅子に寝転びました。僕は最優先でソファがあてがわれたのですが、会社に戻ってからまたすぐにトイレに駆け込んで戻し、胃の中は完全に空っぽに。ずいぶん気分は楽になりましたけど、鼻の中に戻した消化物の感覚が残り、どうにも気分が悪い。あー、うちの会社のトイレって構造的にものすごく吐くのが楽です。和式便器って、実は吐くことも踏まえて考えられているんじゃないだろうか。
とりあえず、五時半の始発の時刻まで横になり、寒さに耐えつつ眠って六時、会社を出てみんなに別れを付けで家へと帰りました。朝焼けが見える中大阪から京都へと戻り、午前七時ごろに家へとたどり着いてげろが着いているズボンを脱いで新しい服に着替え、布団にもぐりこみました。
お酒は適量を守ればいいんだけど、飲みすぎると次の日まで悪影響を出してしまう危ない飲み物です。今日は土曜日ですが、一日何もやる気でなさそう。風邪を引いた日と一緒だー。
ちなみに、会社から家にたどり着くまでに道路にぶちまけられている吐瀉物を三回見ました。みんな、吐いていらっしゃるようで。年末ですか。
あー、友達と焼き鳥食べに行きてー。