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今日の午前中、部長からお叱りを受けました。
今日の朝、部長に僕と僕より若い人一人(つまり、部内で一番若手の二人)が呼ばれて相談室に入りました。内容は「お前らには目標が見えない」と言うもので、仕事に対する熱意が見えなくて仕事に対する態度が悪い、と簡単に訳せばこういうことで叱られました。確かに、僕は自分に出来ないことはできない、と言い、自分に出来ない仕事を空自信で請ける事はしてませんでした。おそらくはこの辺りの態度が目に付いて、会社からお金もらってるなら出来ない仕事であっても請けて仕事が出来るよう努力しろ、というように言われたのではないかと思います。
会社は学校ではない、と言うことでしょう。教えてもらえると思ったら大間違いで、自分で努力してその成果を出すのが会社である。成果を出せない奴は要らない。
この辺りの考え方に関しては僕は別の方法をとりたいところですが、部長はそういう考えみたいなので従うことにします。
ちなみに、「目標は何なんだ?」と聞かれたので「早く技術を身につけどんな仕事にも対応できるようになることです」と答えたら「理屈で言うんじゃない」と拒否されました。理屈で語るなって、プログラミングで飯を食ってる人間に感情論……というか根性論は荷が重いなー。人間なんで感情等はありますが、それはこういう場面において動機にはならない。
ふむー、ちょっとこのあたりについては別途、あることを考え付いたのであとで書き記すことにしよう。
とにかく、僕がやるべきことはさっさと Access の VBA を学ぶことであるようです。遅くまで会社に居残りして勉強を続ける必要があるようです。勉強するだけなら会社に来る必要ってない気がする(有給をとるなど)が、そこはそれなんだろうなぁ。
こんなわけで Access の勉強に専念しなくてはならなくなったわけですが、そうすると今までやってたことがすべて出来なくなります。今までやってたのは Java とフレームワーク Seasar2 の勉強および開発、そして他の人へ教えることだったのですが、その辺りがすべて出来なくなりました。ここで困るのが Java、Seasar2 の勉強を続けことになっている人で、その人を誰に任せばいいのって話になるわけですが、部長によれば僕のひとつ上の人(僕に Access を教えてくれる人)に任せろ、とのことなのでその人に頼んでみたら「ふざけるな」と言われました。
その人にもその人の仕事があるわけで、早い話が僕への Access の教えも仕事の邪魔以外の何者でもなく、さらに仕事を増やそうとするのは冗談ではない、と言うことみたいです。
「お前より遅くまで働いてるのにさらに仕事を増やす気か」と言われると確かにその通りなので何も言えなくなりました。とりあえず、Java と Seasar2 で開発しているものは完成させなくてはならないものではないので、開発している人には適当にやらせておけばいい、と言うことになりました。その辺り、いろいろと細かい別の事情が絡んでいることもあり、それでいいんです。
「○○さんなんか君と一つ違いなのに結婚してて子供も二人いて……そんな人もいるのに自分のと比べてどうなのよ。世間知らずが過ぎるんじゃないか」と言われ、まあ世間知らずは世間知らずなんだろうなーと思います。結婚してて子供がいるのはすごいとしか思いません。○○さんは出来て僕には出来なかった。それだけだと思います。大体、んな事言ったら二十代で社長やってる人もいるのに、比べても仕方ない。頭の出来もいろいろ違うだろうしなぁ。
やれやれ。
仕事をする上で必要なものとはなんだろうか。行う仕事に対する専門的な能力は当然必要だ。コミュニケーション力も必要だ。体力もそこそこには必要だろう。根性も必要だろう。だが、何より必要なのは「お金を稼ぎたいという欲求」ではないかと思う。これが、僕の中ではかなり低いのがそこそこ支障になっているのではないかと思う。
何のためにお金を稼ぐのか? 食べ物を得るためか、安眠を得るためか、住むところを確保するため? 着る物を得るため? 遊び道具をそろえるためか。僕の場合はその程度しかお金の使い道と言うのが思い浮かばず、現在は需要よりも供給のほうが多いために何とか、貯金もそこそこある状態になっている。貯金に関して言及すると、これは本当に、「たまたま」でしかない、と思っている。計画的に貯金しているわけではないのだ。たまたまお金の使い道がないから貯まって行っているだけだ。もしも何かお金を使わなければならない需要が発生すれば、すぐに底を付く。あぶくが溜まっているだけと言ってもいいかもしれない。
お金を稼ぎたい欲求が低い、と言うのは現在の日本社会の中では根本的な部分で致命的と言えるだろう。最も分かりやすい部分で言えば、お金がなかったら結婚なんて出来ないのである。出会いを求めることも出来なければ結婚費用もその後の育児などもできっこないわけで、お金の絡まない純愛物語を実現することなんて遥か彼方の夢物語なわけである。
そして、現代のいわゆる草食系とも表現される得に欲求のない若者たちの大半は、お金を稼ごうと言う欲求が低いのではないかと思う。ニートの人たちなんてもろにそうだろう。お金を稼ぎたかったら働いてるよ。そうなれば、エロゲーとかエロ漫画とか二次元に夢を求めてしまう人が増えても仕方ない。彼女らはお金を要求しない。要求するにしても実際の女性に比べれば遥かに安価である。ゲーム代、本代、どっちも一万円を超えることはまれだ。草食系って言うのは得てしてそういうことなのかもなぁ。
お金を稼ぎたい欲求がない→働かない→不満がたまらない→出会いを求めない→結婚しない→少子化→社会高齢化→現存社会崩壊。
単純に一本の枝のみ書いてみたが、意外と現在社会の縮図が描けたような気がする。こう考えると今、日本社会に必要なのは新しい社会構想だなぁ。現存の人間ではどうしようもない時期に来てるんじゃないかな。世界はクリアを求めている、ってか。