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これで土日出勤しなくても済む。
客先での作業後に本社に戻って、僕のミスで紛失してしまったプログラムソースを再度作り直すと言う作業をしていたわけですが、なんとか作業を完了させることが出来ました。これで土日に出勤しなくても済む。
さて、作業が終わったら他の社員達としゃべり続けていたりしたわけですが、他の部署の人たちも実に大変な目に会っているらしい。意味不明なプログラムソースに頭を悩ませ、存在しない仕様書に恨みを抱き、何時爆発するか分からないバグに怯え、いきなり三時間後が納品期限の製造作業を指示される理不尽さに疲れ果てる。そんなことの連続でよく仕事を回せているもんだと感嘆するばかりですが、なんでそんな状態になってしまうのかも気になるところです。いや、大体のところは理解できますけどね。夢を追い続ける顧客に金銭的数字しか頭に無い営業に現場を把握していない監督者に無情にも同じ速度で回り続ける時計の針とか。現実を見ろよとか仕事を舐めるなとか仕事をしろよとかたまにはぶっ壊れろよとか、色々言いたいこともあるわけですが、それでも働き続けなければならないのが実にひどいところ。何で人間って働かないといけないん? 働ける人が働いてないから? 働きたい人を雇わない企業が悪い? 税金を吊り上げる政府の馬鹿野郎とか。
不合理だらけだ。よくこんなんで日本って持ってるよね。しなくてもいい無駄を盛大にしている。まあ、僕らなんてその盛大な無駄によるおこぼれで生きているようなものだから、強くも言えないんだけど。日々、使う予定がないプログラム作ってたりもするしなー。使う予定がないプログラムを、何で大企業って発注するん? 慈善事業なの? 税金対策なの? 無駄にでもお金使っとかないと税金がお高くなるらしいですね?
あー、必要なものだけ作って作業してればいい世の中になればね……みんな、そんな無駄に働かなくてもさー。一日四時間だけ働けばいい場合もたくさんあるんじゃない? 二十四時間働いてないといけない場合もあるだろうけどさー。
……って話を始めると、そのうちに「あ、私、今日の労働時間は零時間でお願いします」、「今日も零時間でお願いします」、「明日も零時間で」、「一週間」とかになっていくんだろうなー。
ふと気になったのが、個人差である。出来る人は出来る。そこそこの人はそこそこで、出来ない人は出来ない。で、同じ作業をするに当たってなんでこんなに個人差がでているのかというのは気になるところだ。経験量が違えば差が出るのは当然だが、ほぼ同じ経験をしているはずなのに差が出るのは何とかならないんだろうか。どうしても足を引っ張っている人が出現するし、頼られすぎる人が出現する。こうなってくると予定を立てても崩れるだけだ。監督者による苦悩のジェンガが始まるわけだある。
そのうち、有能者の記憶を脳からコピーし、他者へと貼り付けられるようになる技術でも開発されるんじゃないだろうか。脳の経験地を同じにすれば、後は体慣らしをすればいいだけですぐに同じような人間が出来るはずである。
……そして人間そのものを製造する技術が出てきてその人工物に有能者の記憶を植えつけて働かせるようになり、本物の人間は技術者ばっかりになって最後には衰退して滅びるんですね、分かります。どんなSFだよ。しかし、記憶の移送と人間の製造は、倫理問題をぶった切ると割と実現できそうな気もする。どっちも物理的な話でしかないゆえに。
働かなくてもいいっていうのは、遊んでていいっていうことにはならず、そもそも存在自体が必要ないって話になるのかも知れんな……。