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本日は町内会の催しで淡路島に行って来ました。
大体、一年に一回ある町内会の催し。大体が美術館に行ったり伝統工芸品を見たりした後に昼飯を食べて終了するものなのですが、今年はかなり遠出をすることになりました。目的地は淡路島です。淡路島というだけで淡路島のどこに行くのかまでは調べてなかったのですが、朝の八時一五分に集合してバスに乗り込み、出発しました。高速道路をひた走っていきます。
今回の参加者はいつもどおりのご年配の方々に加え、小学生の子供たちが七、八人も参加していることに驚きました。この手の催しは若い人には不人気で、僕と僕の妹が参加する程度でした。若い人がいるとうるさくはあるんですがいいことだと思います。今回はどうも美術館や伝統工芸品を見に行くわけじゃないみたいなので、若い子供を持つ親たちが行こうという気になったのかもしれません……行き先の一つにアウトレット? ファッションブランドが集まるショッピングモール? ……うわあ、面白くなさそうな。しかし、女の人たちは行きたがっている様子なので……なるほど。
とりあえず、高速道路を走っている間は今まで読んでなかったライトノベルを読み続け、時々、知り合いの子供たちとじゃれあってました。僕とにらめっこしたり僕の手を叩いたりするのが楽しいらしいです。
明石海峡大橋をわたってまず最初に行ったのが見晴らしのいい高台にあるお花畑です。近くには羊が放たれているドッグラン施設や真っ黒な牛が放牧されている酪農農場があり、まさにのどかな田舎と言う感じ。高台は草原風に整地されており、海からの風がものすごい勢いで駆け上がってきます。非常に寒い。防寒をしっかりしていて良かった。町内の知り合いから「気合入ってますね! サラリーマンみたい!」と言われたけど、寒いよかましです。って、サラリーマンって一体……。スーツと共に着るような服に見えたのかなぁ。
うちの母親が近くの産地直売所で売っていたたまねぎを狙っていたらしいのですが、高台を出るときに買えばいいと思っていたら、いざ出るときにはすでに売り切れていたとがっかりしてました。淡路島と言えばたまねぎらしいですが、他の人も狙っているようです。
次に行ったのが予定表にはなかったらしい野島断層保存館に行くことに。阪神淡路大震災のときに淡路島に出来た地面のズレをそのまま保存しているそうです。いざ入るときに現地での予定滞在時間である一五分で見て回れるのかということで一揉め、そもそも予定外の来訪で保存館への入場料の予算が組まれておらず入りたい人だけ自己負担でお願いしますとの事で二揉めありましたが、とりあえず僕の家族は駆け足覚悟で入場しました。
地震で出来た断層は保存されているのは一部分であるもののしっかり保存されてました。しっかりした作りをしている。保存館が。しかし、断層のほうの説明も細かいものだったので一度行く価値はあると思います。断層のほかには断層のすぐそばに建っていた家に入って当時の状況の再現を見たりとか。家と断層との距離が5メートルもないので、もしかすると家そのものが崩れていたかもしれない、と言うものだったようです。また、断層の模型や近畿地方の断層状況を3Dグラフィックで見ることができる写真など、割と凝っている。最後には阪神淡路大震災の揺れぐらいを体験できる施設があり、とりあえず揺らされてみたり。来るとわかっている、そして置いてある物がしっかり固定されているのであれば大したことない揺れなのだが、突然揺れて物が崩れてきたらパニックになるよねぇ。
矢継ぎ早に次に向かったのが昼ごはんを食べられるパルシェと言う場所。高台にあり、海の景色が良く見えます。昼飯を食べたらパルシェにある香りの館など行ってみました。ここはハーブを栽培しているところ名らしいのですが、香木なども販売はされているようです。一回、高木が欲しいと思ったことがあったのですが値段がどれも高くて断念したことがありました。庶民は線香で我慢です。とりあえず、試供品の匂いを嗅いでおきました。
なお、ここにも農産物産地直売店があり、うちの母親はここでたまねぎを購入しました。5kgだそうです。
次に向かったのがたこせんの里と名付けられているたこせん工場でした。たこせんの作成過程をガラス越しに見ることが出来ますが、ここで見られるのは小規模なものだったのでおそらく、主にたこせんを作っている場所は他のところにあるようです。施設内の二分の一はたこせんの販売所でわごんにさまざまな種類のたこせんが載せられ販売されています。四分の一は先ほど述べたガラス越しの工場であり、四分の一が椅子があり、無料で飲めるコーヒーメーカーがある場所で、椅子に座ってみんながコーヒーを飲んでます。僕も飲みましたがコーヒーはまずかった。少なくとも、飲む人のことを考えているとは言いがたい味です。無料だからこそ文句が出ない状態で、おそらくは工場で働いている人たちが飲まされているコーヒーなんだと思います。この会場全体の物の配置は営業関係の人間の指揮によるものではなく、工場現場で働いている人の指揮だと思います。とにかく、コーヒーはまずかった。
そして最後に向かったのがアウトレットです。ほかの場所では滞在時間が一五分程度だったのにここでの滞在時間は二時間。事前にショッピングモール内のパンフレットを渡されていたわけですが、見てみたいのがレゴ販売店だけ。ほかはほとんどがファッション系で、アウトドア・スポーツ用品店が数店あるぐらいです。
アウトレットにてレゴを三〇分ほど堪能した後、ぶらぶらとショッピングモール内を回りました。オーディオの有名店である BOSE に入ってみればウォークマンなどにつける小さいインナーヘッドフォンですら一万七千円という値札が付いていて、僕には縁のない場所であることを悟りました。僕のインナーヘッドフォンは九百八十円だよ。
アウトレットは海に面している施設なので、海を眺めたりして過ごしてました。寒くなければもう少しぼんやりできたのですけれども。あとは広場のほうで大道芸をしている人を遠めで見たり、ゴムひもを体に取り付けてびよんびよん飛び回っている子供を見たりとか、子供を乗せてゆっくり走る列車型の車とか見てました。二時間もどう楽しめばいいのやら。アウトレットの全ての施設内は歩き回りましたが、見たいと思うものがレゴしかない。
それでも無闇矢鱈と歩き回って二時間を過ごし、バスに乗り込みました。楽しめた人は楽しめたようなのですが、楽しくなかった人は楽しくなかったようです。うちの父親は早々にバスに戻ってきて寝てたみたいです。
暗くなった中をバスで京都に戻り、ライトノベルも全部読み終わった僕は子供と遊んでいて、バスを降りたのが午後八時半ごろです。それから近くのラーメン屋でラーメンを食べ、ずっとお留守番をしていた我が家の犬の待つ家へと帰ったのでした。
家からよっぽどでたかったらしい。何とかドアの鍵を開けようと躍起になった後があり、僕たちが帰ってきたときの犬の興奮ぶりはすごかったです。