塊素の生きる現実(日記)

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お地蔵さんの祠を直す
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 八月 五日、日曜日の話

金魚すくいの屋台係をする

 今日は金魚すくいの係りをしました。

[◆]地元のお祭り

 本日は地域の自治会が集まって行なうお祭りの日である。で、今回は我が家の母親が金魚掬いの係りをやることになっていた。のであるが、うちの母親が仕事で参加できなくなったので、代わりに僕が出張ることになったのである。うーむ、金魚掬いの屋台のおっちゃんになれと言うわけであるが、どのようなことをすればいいのか分からない……。和紙を張った輪っかを渡せばいいのだろうか。袋に金魚を詰めればいいのだろうか。うまく出来るか心配だ。

 とにかく、こういうときは早めに動いて準備をするに限る。今日やるべきことを手早く済ませて、予定の時間よりも少し早めに会場(近くの小学校)に行く。そして、金魚掬いの場所を見つけて関係者であることを話し、仕事の説明をしてもらう、と。

 そのような感じで進めていったのだが、割とすんなりと通った。

 金魚すくいでの仕事は主に三つ。客からお金をもらって和紙を張った輪を渡す、客が掬った金魚を袋に入れる、金魚の入った桶の整備である。桶の整備とは、金魚掬い用のお椀を綺麗に配置することと、死んでしまった金魚を桶から取り除くことを言う。この三つの仕事において、おおよそ、僕はすべて素手で行なった。お金をもらって和紙を出すのはいいが、客が掬った金魚については大きいのが一匹と小さいのが三匹の計四匹までと決められており、客が選んだ金魚を入れるのが大半だったのだが、お椀から選ばれた金魚を取るには手でやるのが確実で早かったのである。また、死んだ金魚を回収するに当たっては網で掬うこともできたのであるが、元気がまだある金魚をまとめて救ってしまうことが多発していたため、手で他の金魚を追い払いつつ死んだ金魚をつまんだ方が早かった。

 そんな感じで二時間が過ぎ、次の引継ぎの人が来たので一旦僕は退散させてもらった。しかしながら、さらに二時間後にはテントをたたまないとならないため、どの道またここに来なくてはならない。それならば、と祭りを楽しむことにした。とりあえず、出ている食べ物屋は制覇することにしよう。最初は夏だからカキ氷……ではなく、まずは熱いたこ焼きから食べた。次に焼きそばを食べてそれからカキ氷である。次に食べたと言うか飲んだのはノンアルコールビールで、感触だけは確かにビールのものだが、まずい。これなら単なる水を飲んだ方がましだ。もしくはジンジャエールを飲むべきだ。それからフランクフルト、たこ煎餅、お好み焼き。他にはコロッケとカレーがあったがコロッケは過程の夕食風だったし、カレーは腹に貯まり過ぎるので回避しておいた。家に帰れば夕食がある……のだが、もう食べなくてもいいかもしれない。確か、今晩の夕食はカレーだったはず。やっぱ、カレー食べなくてもいいや。

 食べたり飲んだりしただけでは二時間を過ごすことは出来なかったので、催しとして行なわれていたフラダンスを鑑賞していたのですが、この段階で少し雨が降りました。うーむ、雨の中踊っている人たちが少々可哀想である。見物客もガンガン帰っていくし。見ている人達が減っていくのを真正面から見ているのって辛いだろうなぁ。

 そんなわけで雨が降り始めている中、濡れいてる席に座って見ていたわけですが、本降りになることもなく雨が上がって助かった。しかも、雨が降ったためにフラダンスそのものはフルタイムで行なわれたのであるが、予定が少し繰り上がってラストイベントの打ち上げ花火が行なわれることになりました。打ち上げ花火といっても街中の小学校のグラウンドで行なわれるものでそれほど大きなものではないが、夏の祭りとしては抑えてるところを押さえているというべきだな。

 この花火、小型の打ち上げ花火なので打ち上がる高さはそれほど高くないわけですが、その結果、火の粉が客に降りかかるというなんともまぁ安全性とかを欠いたものでした。だがそれがいい。火の粉は火の粉で別に服に付いたからといっても焦げあとが付くものでもなく、客はむしろ火の粉が来ないかと待ち構えていて良く見ているので避けまくりです。火の粉が降りかかることを認識してない客はいなさそうだからいいんじゃないかなぁ。怒るところは怒りそうだけども。

 花火が終わった後はお祭りは終了となり、多くの人が帰っていく中、テント撤収作業を開始。手早く片付けて荷車に部品を載せて撤収しました。

 次は月末にある地蔵本でテントを作るとか。また借り出されそうです。