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いやー、かなり焦った。
毎年恒例、家族での愛宕山登山である。今年の愛宕山登山は家族内で少々すれ違いがあって微妙な空気をかもし出していたが、家族全員で無事に開催された。
二時間半をかけて表参道を登り、山頂ではなにやら復元された絵馬を本殿に運ぶ作業を目撃し、何時もどおり「火迺要慎(ひのようじん)」の札を購入。あとは風景と山の空気を楽しみながら下山。
最後は麓の水汲み場で山の水をペットボトルに詰めて完了、だったのであるが。
基本的に我が家では愛宕山登山にペットの犬も連れて行くが、登山道で犬に引っ張られると大変危険なため、常に注意していなくてはならない。今回もその辺は守られていたと思われる。
しかしながら今回はうちの親父がなぜか犬を連れて一人で先行してとっとと麓まで行ってしまった。もしも途中でこけたとしてもすぐには助けられない状況だったので多少心配していたのであるが、とりあえず麓までは無事に着いていたようだ。
麓についていたので完全に油断していたと言える。麓の岩場のところで座って待っていたのであるが、僕が降りてきたところで立ち上がった。立ち上がった瞬間だったので力が入らなかったのかもしれない。その瞬間に犬が近くの川に入ろうと急に引っ張り、引き摺られる形でこけて岩に後頭部をぶつけてしまった。
いやはや、一瞬の判断というものは恐ろしいもので、こける直前に親父と地面の間に割って入るか迷ったのである。結果としてはそのままスルーしてしまったのであるが、親父を守るか自分を守るかの判定が入った気がする。自分が間に入って自分にダメージを受けるよりも、自分の身を守ったわけである。後から考えると、そのように一瞬で判断していたような気がする。
で、親父は後頭部からかなりの血を出していた。意識はしっかりしていたのであるが、手のひらが血でべっとりするほどの量だったのであわてて救急車を呼ぼうとしたのであるが、119番を押したところでストップが入り、結局呼ばず。
親父の意識ははっきりしているようなのでとりあえず頭はタオルで抑えて他の登山者に心配されつつも少し離れた駐車場の車まで歩き、いったん家に帰ってから保険証をもって病院へ。
検査の結果、頭にひびが入って空気が入っていたらしい。医者も迷ったようであるが入院となった。
いやはや、定年になった直後のゴールデンウィークでいきなり人生終了ってのは僕からしてみても少々味気ない展開ではあるので、入院程度で済んで良かったというところか。定年過ぎてもまだまだ属詫として働いているわけだが、命に別条ないというのであればちょうど良い休暇となるのではないだろうか。このまま何事もなかった場合は毎日酒をがぶ飲みしていたところだ。酒から離れてもらわなければ。
詳しい状況は明日、お見舞いのときに聞くことにする。とりあえず、親父がいない間は家庭内での親父の仕事は受け持たなくてはならないが。
朝の犬の散歩ぐらいかなぁ。