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花見に行ったら焼き蕎麦を食べたい、らしい。
本日はうちの父親と僕と犬の二人と一匹で嵐山の近く、松尾に行きまして花見となりました。
ここ数年、お花見はこのメンバーとなっています。大抵の場合、母親は仕事で来れず、妹は来ること自体を嫌がります。本日も妹は家にいたようです。
今回は父親が意気込んで「焼き蕎麦を食べるぞ！」とのことで調理器具と焼き蕎麦材料もろもろを僕に担がせて徒歩一時間ほどの山の手沿いの道を歩き、松尾入り。松尾には第一級河川桂川の土手沿いに公園が作られており、桜も多数植えられていて花見の名所となっています。本日も人が多く、そこかしこでバーベキューなどが繰り広げられており、毎年の花見風景をもれなく繰り返していました。
僕らは池近くの空いているところに陣取り、シートを敷いてさっそく焼き蕎麦を作り始めました。材料準備は父親がやり、器具の準備と料理は僕が担当です。焼き蕎麦どころかまともに料理したこと自体、ここ一年ほど全くなかったのですが、油を敷いてもやし、肉を塩をかけつついためて麺を入れて水を入れてほぐし、焼き蕎麦ソースの粉を混ぜ合わせました。そんなに手間暇はかかっていない代物ですが、これがなかなかおいしい。少し気になっていた塩加減もやや薄い程度で問題ない範囲と言えました。
昨日の夕食時、花見で焼き蕎麦を父親から宣言されたとき、父親が食堂を去った後で母親と妹からは慰めの言葉を掛けられたのですが、うちの母親と妹には焼きそぱは不評であるらしい。その昔、僕が中学生ぐらいの時には家族全員で揃って焼き蕎麦を作って花見としゃれ込んでいたのですが、それは本当、遠い昔のようです。
料理を食べ終えて片付けて帰り支度を始めた頃、ほとんど桜を見ていなかったことを思い出し、とりあえず周りを一回見回して帰りました。まあ、公園内じゃうかうか桜も見てられないかもです。料理はしないといけないし、犬は池に飛び込んで泳いでるし。
まあなんにしろ、今日は一日晴れていて暖かかったので気持ちよかったです。春ですなぁ。
