< 2011/03 | 新 | 2011/05 > | ||||
2011/04 | ||||||
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
01 | 02 | |||||
03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
長かった。このキーボードにたどり着くまでが長かった。
さて、昨日の店頭採集情報を元に今日は朝から店に張り付いていた。店の開店時刻に合わせて京都から大阪の日本橋までできたのである。欲しいものがあるときには手間暇を惜しんではいけない。手間暇をかけすぎるのも問題ではあるのだけれど。
さて、昨日の店頭情報を元にキーボードのメーカーページ(ダイアテック)を確認したわけだが、僕が欲しいと考えていたキーボードは「黒軸(※)・かなあり」である。で、店頭においてあるキーボードの製品情報に違和感を感じて店頭にて確認してもらったところ、「黒軸」ではなく、「茶軸」であることが判明した。うーん、それは困る。
※※※ 補足/黒軸 ※※※
ダイアテック製メカニカルキーボードで使われているキーボードのキーを支えている部品のこと。一般的なキーボードではこの部分がゴムパッドだったりするのだが、メカニカルキーボードは特殊な部品を使うことで独特なキータイプ感を生み出している。
ダイアテック製キーボードでは主に茶軸、黒軸、白軸があるが、このほかに青軸と赤軸がある。
キータイプ感はそれぞれ、茶軸は軽め、黒軸は重めで反発感があり、白軸はカチッカチッとキーを押した感触がダイレクトに分かる。ただし音がかなり大きい。青軸は店頭では触る機会がなかったので感触不明。赤軸はここ最近になって登場した軸であるらしく、黒軸と茶軸の中間というところでやや面白みにかける。
※※※※※※※※※※※※
本来ならば店が開店した午前十一時に店に乗り込んですばやく購入、少し日本橋をぶらついて午後一時ごろに帰宅、昼飯を家で食べる予定だった。だが、ここに来て欲しいキーボードを得ることができないことが判明したため、急遽、昨日に回らなかった店を回ることになった。昨日に回った店にはないことはわかっているからだ。
BEST DO、TWO TOP、faith、パソコン工房、one's のほか、ソフマップ、ドスパラ、ヤマダ電機、J&P まで回って、すでに時刻は午後三時を回っていた。キーボード売り場だけを見て目的のものがなかったすぐに撤収というできる限りすばやい行動をしたはずであるが、この時点で目的のものは見つかっていない。日本橋になかったら梅田のソフマップとヨドバシを回る必要がある。そこで見つからなかったら、もはや通販しかあるまい。通販は実物に触れるわけではないのであまり利用したくはないのだが……。
最後にやってきたのが電電通りの恵比寿町側の南側終端にある Joshin である。電電タウンにあるめぼしい家電製品店の中で唯一の関西資本企業であることを前面に押し出した店頭宣伝にへえーと思いつつ、キーボード売り場に向かった。
目に飛び込んできたのは「キーボード最高の品揃え!」という文字で、今までからの経験で言えば「大手家電量販店に僕がほしいメーカーのキーボードなんて置いてないだろう」と鼻で笑ってやろうと陳列棚に近づいて、即座に「ごめんなさい」と心の中で謝る事になってしまった。
日本橋の名だたる店は大体回ってきた。でもって、Joshin ほど多くのキーボードを展示しているところはなかった。マイクロソフト、ロジクール、エレコム、名だたるメーカーのキーボートどのほか、あまり馴染みのないメーカーのキーボードも大量に展示してあった。ダイアテックのキーボードも全種類とは行かずとも僕が欲しいと思ったタイプ……とはちょっと違ったけれども、近しいキーボードが置いてあった。ひとまず、黒軸、茶軸、白軸のキーボードが展示してあり、それぞれのキーボードに対して短文、長文の文字列を打ち込んでみて感触を計る。その後、メンブレン方式やパンダグラフ方式も触って感触の違いを確かめた。
感触は断然、ダイアテック製メカニカルキーボードのほうがいい。が、問題は黒軸と茶軸の間でどちらのほうがいいのかまったく判断が付かなかったことにある。感触はどっちもいいのだ。ただ、それぞれの、僕との相性の良し悪しを計るには長時間使い続ける必要があるだろうということが分かるばかりであり、どちらを買うべきかピンと来るものがなかった。
感触だけの話を言えば白軸もなかなか良かったのだが、音が冗長にうるさい気がして買うのがためらわれた。だってこれ、本当にうるさいよ? 感触はいいんだけどねぇ。職場とか、大勢の人がいるところでは絶対に使えないね。
で、延々キーを触り続けたり、疲れて椅子を見に行ったりスピーカーを見に行ったりゲーム用コントローラーを見に行ったりして、そしてまたキーボードを叩きに行って、気がついたら一時間が過ぎていた。あまりに遅くなり過ぎると昼飯を食べるどころではなくなる。午後四時現在、まだ昼ごはんは食べていない。目的を達するまでは昼飯は食べられないのである。
黒軸を買うと集中的にキーボードを使い続けていると手が疲れそうである。茶軸は手が疲れることはなさそうだが、逆に何か軽くて手五対がなさそうな気がする。どっちがいいんだろう。
結局。思い切って最初の予定通り黒軸キーボードを買うことにしました。どっちを買っても後悔するだろうことが予測されたため、最初にこれがいいと選んだ勢いを乗せて選びました。ちなみに、店頭においてあったキーボードの都合により、テンキーレスというテンキーがばっさりとカットされたキーボードを買いました。
ダイアテック
Majestouch Tenkeyless 「マジェスタッチ テンキーレス」Nキーロールオーバー・黒軸・かなあり
テンキーレスというタイプのキーボードがあること自体、今回のキーボード探しで知ったわけですが、最初は買う予定はありませんでした。やっぱキーボードはテンキーまで含めて……という標準志向があった、そしてテンキーがないコンパクトタイプといえば矢印キーが文字入力キーのある場所にめり込むように配置されているとか Insert、Delete、Home、End、Page Up、Page Down キーが付いてないとか欲しいものがない、というイメージが強かったためで、しかし、ダイアテック製のテンキーレースタイプは本当にテンキーがないだけの、コンパクトタイプとは違うものでした。ゆえに、これを使うことになっても特段、困ることはなさそうです。むしろ、テンキーがないほうがいいかもしれない。あんまり使った記憶ないし。むしろ、テンキーについているエンターキーを間違って押す事故がよく起きていて、邪魔かもしれなかった。
テンキーがないタイプを買うこともまた一つの冒険要素ではあるのですが、黒軸でかな表示があるキーボードがこれしかない。黒軸/かな表示あり/テンキーまで含めた 108 キーキーボードの生産はすでに終了しているという情報もあり、それと同時にNキーロールオーバー機能(※)があるのもちょっと魅力的かもしれない。
※※※ 補足/Nキーロールオーバー機能 ※※※
キーの同時押し認識機能のこと。一般的なキーボードではキーの同時押しは最大 2 キーまでらしいが、Nキーロールオーバー対応キーボードでは USB 接続時に最大 6 キー、PS/2 接続で最大 91 ~ 108 キー同時認識ができるらしい。主にゲーム用か。FPS ゲームで斜めに走りながらグレネードを投げられたりするのかね。
※※※※※※※※※※※※
唯一、明確な不満があるとすれば、caps ロック、 scroll ロック時に光るダイオード(大体、キーボードの左上で光ってるやつ。NumLock が常時点灯しているかな? ちなみに、今回買ったやつはテンキーレスなので NumLock はない)が赤色であるということだろうか。青か緑が良かったのだが……。何でか黒軸だけ赤なんだよなー。
さて、家に帰ったらできれば部屋の掃除をしてパソコンの内部清掃をしてからキーボードの交換と行きたいところだが……。
散々歩いたせいか、まず帰りの電車の中で完全に寝てしまって、地元の駅を乗り過ごしてしまった。まったく気が付かなかった。終電手前の駅まで行って、あわてて反対側行きの電車に乗ったのであるが、よっぽど疲れたらしい。
家に帰る前にパン屋によって菓子パンを購入し、ゆっくり食べようと思いつつ家に帰ってまずは犬の散歩を先にしました。それから相当遅い昼食を食べて部屋に戻ったら眠くなってしまい、午後六時から午後八時まで完全に夢の中。あー、今日は午前中は暖かかったのに、夕方になってから急に曇って寒くなってしまった。寒いぜ畜生。
そんなわけで、部屋の掃除はできず、明日に持ち越し。しかしキーボードだけは交換しました。なかなか打ち心地はいい。しかし、長時間打ち続けると手が少しずつ疲れてくるのが分かる。これに慣れたら他のキーボードは相当軽く感じることになりそうだ。
……ま、前に買ったマイクロソフトのキーボードよりは断然打ちやすいよ。うむ。