< 2009/12 | 新 | 2010/02 > | ||||
2010/01 | ||||||
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
01 | 02 | |||||
03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
31 |
去年最後の夢を見たので取り急ぎ記録。
大晦日に夢を見たので取り急ぎ記録しておく。
最後の夢は四つの部分に分かれている。四つの部分は登場人物、時期がばらばらで連続性はない。
季節は秋。少々肌寒いが、小高い丘の上から眺める眼下の紅葉は格別で、こんな場所が存在することに、またこんな場所に来られる事に少し感動していた。しかしながらずっと山の上から地平線まで続く紅葉に彩られた森を見ているわけにも行かない。
今回、僕がここにいるのは紅葉の鑑賞会に来ている市長の警護をするためである。そのため、僕の着ている服は特殊部隊が着る服であり、銃は携帯していないもののナイフが何本か収められている。市長はすでに頭は白髪、ひげも白くなっている少し年老いた人手平和を求めた心優しい活動家であり、やり方も穏やかで出来る限り関係者の理解を得た上で政策を進めている。その手腕は確かなものだ。しかし、やはり市長を快く思わない人間はいるもので、こうして紅葉鑑賞会を行うに当たっても警備が必要だというわけである。
付近の状況を少し見てみよう。紅葉彩る森に囲まれた小高い丘の上にいる。木々はそれほど密集しているわけでもなく、地面には岩が露出しているわけでもなく、歩きやすいというよりは走りやすい。ただし、陸の一部は崖のように急勾配になっているところがあるので、あまりそっちには行かないほうがいいだろう。
と、考えている傍から市長が崖のほうへと歩いていく。何事かと付いていけば木の影から突然飛び出してきた影があった。影は市長を崖から突き落とす木らしい。影が市長にぶつかるよりも早く、僕は市長よりも前、つまりは崖のほうへと飛び出した。突き飛ばされて崖へと飛び出す市長の体を捕まえて、急勾配を滑り落ちた。
二人とも怪我はなし。僕のほかの警備員二人も崖の下へと降りてきて、さらには刺客も飛び降りてきた。おばちゃんである。おばちゃんとしか表現しようがない。
おばちゃんはすさまじい体術を駆使して木々の間を飛び回り、すさまじい勢いで市長に向かって手を伸ばしてきた。だから、僕はおばちゃんの顔面にけりを叩き込んで撃退したのである。木に激突して動かなくなるおばちゃん。
刺客がおばちゃんだけとは限らず、とりあえずこの場を離れることが先決と考えられ、市長と警備部隊は紅葉が広がる森へと進み始めた。
季節は秋。山の上からは海が見えていた。ここは山の斜面に作られた高校の敷地内の、山の山頂に作られた体育館の前である。体育館の中では誰かが演説をしていたはずであるが、もう終わっていた。高校生達がぞろぞろと体育館を出てきており、斜面に作られているスロープを下っていく。その人の連なりは見ていて面白いものがある。
やがて下る人もいなくなり、日は沈んできた。体育館にはお偉いさんが数人残っていて、その中で外来の一人をふもとの校門まで贈るのが僕の仕事である。
出てきた外来の人を連れてスロープの開始地点へと行き、スロープに隣接されたレールを走る電動滑車に乗ってもらった。この電動滑車、四人ぐらい乗れるジェットコースターである。ある程度スピード操作は出来るが、下るときにはなかなか爽快。というわけでゴー。
下り坂となっているレールのうえを走り、いったんスロープから離れて森の仲へと進入し、大きく取られたカーブを車体を傾けながら抜けて再びスロープと合流、さらに斜面を降りていく。
あっというまに麓の校門前にたどり着き、校門の警備員さんに電動滑車を預けて外来の人を見送った。
季節は冬。すでに空は暗くなり始めており、もうすぐすれば完全に暗くなるだろう。ここは高校で広い広い運動場の片隅に部活動用更衣室がある。この更衣室は男女共用で、室内にはちゃんとした仕切りはないが北側が女子、南側が男子用と定められていて基本的に両者の領域間に行き来はない。
現在、室内にいるのは僕と女子二人である。僕らは向かい合って話し合いをしていた。具体的には僕が話を聞いて女子二人が話している格好である。恋愛関係に関する話ではない……と思うのだが、よくわからない。
やがて、女子の一人が外に出て行き、僕も更衣室の外に出てドアのすぐそばに腰を下ろした。室内から残されている女子が話しかけてきて、それに受け答えをしていた。女子は困惑していたような気がする。やがて、室内の女子は別の出口から出て行った。
僕はしばらくぼんやりしていて、気が付けば目の前に、更衣室の中にいたのではない女子が立っているのに気が付いた。その子はA4ぐらいの紙を持っていて、それを僕に押し付けた。紙には水色のペンでへったくそな字で、高校生というよりは小学生のように漢字にすべき文章がひらがなで書かれてる部分もある、とても拙い文章で、思わず笑ってしまった。でも、なんだかそのへったくそな文字が好きだった。
いつの間にか現れたカップルを乗せた車のエンジン音がうるさかったが、それに負けない声で答えを返して、僕らは別れた。
一年の終わりだった。僕は黒のスーツに黒のコートを羽織り、白のコートを羽織っている(現実における前の会社の)社長の隣を歩いていた。なにやら建物の通路の中を歩いていたのだが、あるとき、社長は自分の会社に戻りたいのだが会社の鍵を持っておらず中には入れないと言った。だから、僕に鍵を持っていないか、と尋ねてきたのだが僕は会社を辞めた身なので鍵は持っていなかった。
やがて建物の外に出て、木の板がぶら下げられている通路に出た。木の板にはそれぞれ願い事が書かれているようなのだが、僕はそのうちの目に付いた一つに「オバマ」と書かれているのだけ気が付いた。その板にそれ以上何が書いてあるのかは気にせず、通路を歩いた。
どうやら、祭りが開催されているらしい。屋台では簡易銭湯を行っているところがあったりして盛況である。少し歩けば無料でぜんざいを配布しているところがあり、僕と社長は並んでぜんざいをいただいた。おいしかった。
以上四つである。ちなみに、大晦日から元旦に掛けてみる夢は初夢とは言わないらしいので、これは初夢ではなくて取り夢である。さて、初夢はどんなものが見れることやら。
実は現在、喪中なので年賀状の変わりに寒中見舞いを出さないといけないはずでしたが、全然書いておりません; 小説投稿サイトの開発をしていたら時間がっ;
とりあえず、年賀状が来ちゃった人には返信しようと考えています。申し訳ありません。