二〇〇四年、六月にあった話

 六月目次 |  六月 一日〜 六月一〇日 |  六月一一日〜 六月二〇日 |  六月二一日〜 六月三〇日




六月一日、暁曜日の話  事件、そして事故

 僕の身に起きた事件ではないんですけれどね……。

■ 大学に現れる変質者? ■

 本日、大学に行くと張り紙が出されていました。

『深夜、×館四階の女子トイレにて、使用中のブースに不審な液体が投げ込まれるという悪質な事件が発生しました』

 この事件を僕が知ったのは仲のいい先生としゃべっていたときでした。ほぼ個人の伝手によって得た情報では、その投げ込まれた液体というのが……なんと、小便であるらしいのです。使用中のブースに投げ込むためには当然、バケツみたいなものに入れておかなくてはならなくて、いちいち溜めておいて持ち上げて入れるって……その努力はどうかと思いますが、もちろん一番悲惨なのはそんなものをぶっ掛けられた女子学生です(ぶっ掛けられたのが男子学生だったら爆笑ものですが。何でそんなところにいるんだ!)。
 この事件を受け、どうやら先生たちのような学校関係者は身分証を首からかけるようにご用達があった模様。そしてどうやら非常勤教師などにはなぜ身分証を突然つけるように要求するのかの説明がされていないらしく、中には僕からの情報を得てやっと納得した先生もいました。
 非常に怖い話です。今はまだ人事だと思ってられますが、まだ事件が続くようならば(すでに三回起きているらしい)早急に捕まえるべきでしょうね。

■ 電車の人身事故にて ■

 僕が乗っている阪急鉄道にて、本日、一人の男性の方が電車にはねられて死亡しました。そのために電車が一二分遅れたそうです。(ニュースを見る
 僕はその時、どこかで人身事故が起こったらしいということだけは知っていました。けれどもまさか人が死んでいるとは……。
 で、その時は特に何も感じてなかったんですけれど、人身事故のために電車が遅れており、信号にも引っかかったりして電車が普段ならば時速八〇キロ〜九〇キロで飛ばすようなところを二〇キロぐらいのノロノロ運転で運行していたんですよ。おかげさまで普段ならばさっさと通り過ぎてしまう外の景色をゆっくりと鑑賞できました。とても楽しかったです(笑)
 人一人の事故は不幸なものであるけれど、こうして誰かに幸福を授けているって言うのは、なんとも言えないものだ。もしも誰かが死んだとするならば、死んだあとにも誰かを幸福にしているのだから、立派なものだなぁと思っていました。
 ニュースを見て知ったのですけれど、僕、事故が起こった場所の上を走ってきたんですよねぇ〜。上のことを考えていたのは事故現場を通ってしばらくしたところです。全然気が付かなかったですね……事故発生の約四〇分後でしたが……。
 何があったのか知りませんが、とりあえずご冥福を祈っておきます。

六月二日、霧曜日の話  専門ゼミ、決定!

 僕が受けるゼミは社会、産業心理学を専攻するゼミで、ゼミ生の男女の数は三人:六人であるという。そして……(笑)

■ 英語と格闘してぼろぼろになる? ■

 本日は英語の授業にて小テストが実施される予定でした。ですから、昨日の夜から勉強をしようとしていました(意思があったことだけを示す)。……それまで全然予習復習をしていないものだから、まず英文を訳すところから始めないといけなくて、さらには解らない単語があるからそれを辞書で調べて……と、もうずたぼろです。で、お約束的に眠くなってきて、「横になったら絶対に起きれないぞ!」と理性が訴える中、ベッドにご丁寧にもぐりこんで「休憩だよ、休憩!」という本能の言葉に負けてしまいました。
 次に起きたのは午前二時半。そんなに寝てない、よかった……と思いつつまた寝てしまい、次に起きたのが四時。もう駄目だ、と思い、部屋の電気をここでようやく消して寝ました。次に起きたのが七時で、すぐに起きて朝食を食べ、家を出ないと英語の授業に間に合わないという状態に。水曜日はいつも格闘です(笑)
 で、全然勉強できていないわけですけれど、「……まあ、逝ってくるか」と大学へ。なんか朝食にバナナを食べたのがいけなかったのか、おなかが痛くなりまして、我慢して大学のトイレに駆け込みましたね。
 で、英語の小テストを受けたわけですが、全然解りませんでした。出来たのは選択問題ぐらい? 和訳なんか出来るはずがない。ぼろぼろです。
 あ〜、僕は語学関係においては丸っきりの落ちこぼれです。先生は「(成績は)二極化しそうだなぁ〜」と述べられておりましたが、僕は成績不良のさらに下だと思いますね。ちゃんと勉強しないと……。

 で、通常授業のとき、不意に先生に名前を呼ばれたんですよ。で、何? と思ったら「え? こんな問題が判らないんですか!?」と聞いてくる。問題どころか、先生の意図するところが判りません。で、一秒後に当てられたことが解ったものの、どの問題を解けと言われているのかが判らない。パニックになりつつも先生の言葉の端々からどの問題を当てられたのか判って、答えが判った瞬間に「この問題の答えは〜〜です!」と答えてしまわれる先生。
 この先生、授業進行速度が速くてついていけないのが現状ですが、この時ばかりはなんかものすげー生ぬるい笑みが浮かんでしまいました。いや、ちゃんと授業を聞いていなかった僕が悪いといえば悪いんですけれど。せめてその、僕が何も言っていないのに勝手に僕の言葉を補完してしまわれるのはやめていただきたい。いや、補完というかねつ造ですが(笑)

■ 専門ゼミナール、無事合格 ■

 いや合格というか、正確には申請した人数が先生の許容範囲内だから取ってくれた、ということなんですけれど(笑) なにか試験や面接があったわけではありませんし。というか、試験があったとしたら僕はかなりの確率で落ちてしまう。なんたって僕のゼミの志願理由は「興味があったから」の一言に集約されてしまうし。意味を悪く取られると……「ただ単に興味があっただけ」とかと取られるとかなり苦しいし。他の人はまともな志願書を書いているでしょうしね。
 で、上に書いたとおり、僕のゼミは女子が男子の二倍います。まあ、例年に比べたらこれでも男子の比率はかなり上がったようなんですが……現三回生の方は、たしか総人数一三人で男子三人とかって……。「男性諸君はもっとポリシーを持って欲しい」とは先生のコメント。やはり数が少ないと肩身が狭いようですね。
 でもなぁ、肩身が狭いのは解らんでもないが、つまりは数が揃ってないと男は何も出来ないってことですかい? なんか、それはいささか情けない話ではありますなぁ。と、今のうちに口先だけの文句は言っておきまして(ごめんなさい先輩方:笑)
 嬉しいのは、僕らの学年の中では綺麗な部類に入ると思われる女子がいること。てか、いるのかいって感じですが。何気に同じ授業になりやすい……いや、自由に選択できる授業ならば同じ授業が重なりに重なってもおかしくないんですが、語学の授業まで全部一緒というのは……(語学の授業は勝手に能力別で割り振られ、学生は変更することが出来ない)。
 彼女に対する第一声は「また同じだね」で決まりだな、とぼんやり思ってますが。流石に「また同じ?」と疑問系で言ったり、「また同じかね」と嫌そうに言ったりしてはいけないと思う。かなり言いそうだけれど(笑)
 で、綺麗なのはいいけれど茶髪を通り越して金髪なのがね〜。まだ彼女はそれでも見れるからいいけどネェ〜。友達伝手によれば黒髪であった時期があったらしいが……。くそう、見逃した!(笑)
 そういえば、なべなべのうちの大学の映像研究会を見たいっていう話はどうなったんだろ? うちの大学に映像研究会はないけれど、映画研究会ならある。で、たしかその彼女が映画研究会の部員だったはず……(新入生歓迎会で映研の所で新入生確保に働いていたように思うが?)。
 ちょうどいい具合にすんなり行きそうなんですけど。連絡を待つ(笑)

 で、僕の女の子の好みについて断月君に話したところ、「君の女の子の好みに関するデータは揃った!」と一言。データを収集されている!! いやいや、むしろ「これぐらい好きなだけ持って行きやがれコンチクショウ!」と言うところですが、彼ならば「持っていけだと? 貴様に物を持つ権利を与えた覚えなどない! 貴様の持つものは宇宙が生まれたときから俺のものと決まっているのだぁ!!」とか言いそうです。ええ、彼ならマジで言いそうです。めちゃ傲慢すぎですね(断月君の性格大暴露第一弾。次回もお楽しみに:笑)

六月三日、緑曜日の話  備えあれば憂いなし!

 普段からドライバーやらなんやら持って緊急事態に備えている僕ですが、やはり備えとくに越したことはないっす!(笑)

■ 思い込みは間違いの元 ■

 今日は通学中に読む本で、特に読みかけの本もなかったのでハカギロワイヤルのまだ読んでいない巻を持って行ったんですよ。北海道に行ったときにハカギロワイヤルの一巻を読んでいましたが、その時に一巻を読み終えただけで残りの三冊はまだ読んでいなかったのです。
 で、一巻の横にある本を持って行ったんですが、これが間違いの元だった。
 駅のホームで電車を待っている間にハカギロワイヤルを読もうとしたとき。読んでいて一ページ目で違和感を感じました。だって、まだ死んでいないはずの人が死んでいるんですもん。水瀬名雪(パソゲーメーカー、KeyのKanonに出てくる主人公の従姉妹)が死んだシーンなんて僕読んでませんし。ていうか、北川君(Kanonにでてくる、主人公以外で唯一名前のある男子)、人気あるんだな〜。主要キャラじゃないのに主要キャラより長生きしているぞ。やはり愉快なキャラは長生きするもんだよね。
 で、一ページ目の参加者名簿(死亡者確認表)をみて、自分が知っているよりも多くのものが死んでいることを確認、表紙を見て自分が読んでいるのが二巻ではなく四巻であることを知りました。……一巻の横にある本をてっきり二巻だと思ったが故の悲劇です。ちくしょう、これでは読めない! 過程を知らずして未来をつまみ食いなんて僕の良識に反する。残念ながら、おあずけだ!(笑)
 そういうわけで、ハカギロワイヤルを読むのはやめて、臨床心理学で使う教科書、【心理療法入門】(これを書いたの、臨床心理学の先生その人だったりする)を読み始めたのでした。今日は実際にカウンセリングとはどういうものかを生で見せてくれるそうなので、ちゃんと勉強しておかないと……(笑)

■ 持っててよかった愛の乾電池(笑) ■

 行動科学という、<内容は面白いのだがspan class="strong">先生の教え方が非常に下手くそであるために台無しになってしまっている授業を受け終え、次に臨床心理学の授業を受けに行きました。
 実は僕、こう見えてもわりと先生と親しく付き合っていて、用を頼まれることしばしば。今日も授業の準備をいろいろとさせてもらいました。ふははは、先生へのアピールは良好だぜー!(笑)
 冗談はさておきまして、今日は生のカウンセリングを実演してもらうのですが、ちょっと問題発生。カウンセラーである先生とカウンセリングを勉強している社会人の方の二人がカウンセリングを実演してくれるのですが、二人がそれぞれ持つ予定のワイヤレスマイク(教室のスピーカーから声を流すもの)の片方の電池がいきなり切れました。
 ここで僕の出番です。すばやく常備している電池を取り出し(本当はウォークマンに使うための電池なのだが)、それをワイヤレスマイクの電池と交換しました。大変感謝されてしまいましたね。普通に電池を交換しようとなると、走って一分のところにある教務部まで行って電池をもらい、またもどってきて電池交換という、実に面倒なプロセスを踏まなくてはならないので。
 電池を交換し、問題なくつつがなくカウンセリング実演は終了し、授業も終わりました。先生、単位のほう、よろしくお願いしますよ(笑)
 このようにして、備えることへの大切さを実感したのでありました。そう言えば、最近は登山靴を履いて非常事態(火災や地震)に備えているのですが、またしても役に立ちました。
 いきなり小学生の乗った自転車に追突されたんですよね〜。僕は歩いていただけなのに。タイヤが当たったのは登山靴の底。厚いゴムで出来た部分です。おかげさまで全く痛みも感じず怪我をすることもなかったです。普通の靴だったらどうなってたんだろう……。被害もなかったので小学生に注意することすらしませんでしたけれど。もうちょっと気をつけてね、ぐらいは言えばよかった。こっちの顔を見ずしてさっさと行っちゃうんだもんな〜、それはノーマナーではないかね?(笑)

六月四日、鋼曜日の話  真夜中のリコーダリスト

 今日はいろいろと動き回りました。楽しかったですよ(笑)

■ 一時間半のために三時間をかける ■

 今日は大学にて授業が二つ、二限目、五限目にあります。どちらも語学で、予習しようとして予習できなかったのはもはやいつものパターンとなり始めています(苦笑)
 で、今日はちゃんとハカギロワイヤルの二巻を持ってきました! それを取り出すためにリュックを開いて、あることに気が付きました。
 教科書が少ない。というか、二限目の授業の教科書しかありません。五限目の教科書と辞書、丸ごと忘れてしまいました(笑)
 普通の人ならばここで焦りに焦るんでしょうが、僕は焦りませんでした。すぐにスケジュールを組み、空きの三限と四限の間に家に取りに帰ることにしました。今から取りに帰ったのでは二限目の授業に遅刻してしまう。空き時間に取りに帰れば遅刻することもなくうまく運ぶので。
 とは言え、大学に着くまでの間にいろいろと懊悩しました。一々家に帰ってまで教科書を取ってくる必要があるのか。授業を休めばいいのではないか。五限目のドイツ語の先生とはいつも帰り道にしゃべっているが、サボったことによって先生としゃべれないのが嫌なだけではないか。というか、先生に嫌われるのが嫌? はっはっはっ、そりゃこの前に臨床心理学で学んだ転移反応(幼児期の悪性体験により、無意識のうちに相手に気に入られたい、とかこの人がいなければ自分は生きていけない、と思い込むこと)じゃないの? 先生に嫌われても全然平気だし。てか、サボったとしても先生は絶対に僕個人を嫌いにならないって!
 ということを考えているうちにそんな考えはどうでもいいと思う様になりました。すなわち、「いいや、僕は確かに他人から見れば無駄な努力、無駄な時間を消費しているかのように思われるだろう。つまりは僕は馬鹿である、と。しかし、僕はその馬鹿なことをやってみたい。馬鹿なことが成功するかどうかを試してみたい。そう、これは馬鹿なことに対する挑戦なのだ!」と(笑)
 たとえそれが無駄な努力であったとしても、僕がやりたいと思ったからやる。所要時間は三時間。その間に家に帰って教科書を取ってきて授業を受けられるか。その所業に僕は耐えられるのか。それを試してみたかったのです。
 大学に着き、二限芽の英語を何事もなく受け、終わったらすぐに家へと戻りました。授業がなんか三〇分も早く終わったのは実に運がよかった。
 家に着くと午後一時。向こうを出たのが午後十二時九分前だったので、一時間でかえって来れたことになります。やはり電車の流れも非常に良かったのが良かったようです。おかげさまで家で昼食(本来は大学で食べるはずの弁当)を食べ、さらにはウェブ日記も更新できました。昨日の更新が二時ごろに行われているのはこのためです。
 そして準備をし、また大学へ。電車に乗っている時間が二倍になったので、本が沢山読めました(笑)
 そして大学に着き、見事に五限目が始まる前に席に付きました。ナイスです。
 五限目の授業を受け、授業が終わったらまたも先生と帰路に着きました。先生は大学の小便事件(今日、三回から四回に増えていた)を知らなかったようで、いろいろと思うところを話してくれました(例えば、小便のところを張り紙では“水ではない異臭のする不審な液体”と表現しているのは、ぶっ掛けられた女子学生に対する人権的な配慮である、とか)。
 いやはや、やはり人生のあると人としゃべってるとためになることも多いっす。楽しいですね!(笑)

■ 家では話し合いがうまく出来ず ■

 僕は家ではそれほど深い話し合いは出来ないな、と改めて認識しました。なんかね、ちょっと難しい話題になると途端に逆切れされるんです。「お兄ちゃんの話は訳がわかんない!」と。で、親からは「お兄ちゃんは自分主観で話をしすぎ」とか、「男なんだから話をこじれさせたときは自分が折れなきゃ」といろいろと言われるわけです。なんかもう、しゃべんな、と言われているような気がします。だって〜、しゃべりたいことをしゃべってなにが悪いんだよう。てか、話をするな、と言うのだったら僕の部屋に来て漫画を読みながら僕のベッドに寝転んで適当に話にうなずくのはやめてくれ妹よ。僕の部屋にいるのだったらせめてまじめに話を聞いてくれ! そんなに難しいことは言ってないはずなんだけれど……はぁ、それも僕の主観だから駄目ですってか……。
 うお〜〜〜、誰か僕の話を解ってくれる人いませんか〜〜〜(笑)

■ 月夜の笛吹き ■

 今日は空は晴れ渡り、夜には月や星が見えること請け合いの夏の夜です。そこで、僕は唐突にではありますが、夜の山谷へと向かいました。とりあえず誰もいないところへと自転車で向かったわけです。
 夜というのは楽しいものです。いろいろなものがあって。山の竹林のところに行けば何者かが竹林の中を走っているような音ががさがさがさがさとしていて。ただの葉音ならば近づいてきたり離れたりしないとおもいますし。道を走っていけばアベックが寄り添っていたり。僕が近づくとなんか女の人に寄り添おうとしていた男が逆に離れようとするんですよね、さっきまで抱き合ってたじゃんあんたら! やはり見栄ですか〜♪(笑)
 で、川の流れる山間の谷へと着きました。
 そこはまさしく、僕の小説【手の内からこぼれる世界】の初めに出てくる俊樹が歩いている山谷です。暗い、誰もいない、寒い。夏の夜だというのに寒いんです。泥と錆びた鉄の臭いはしませんでしたけれど(笑)
 で、適当なところに来たら自転車を止め、持って来たリュックの中からリコーダーを取り出して吹き始めました。いや〜、最近、なんかよく笛を吹きたくなるんです。けれども家や公園でやれば近所迷惑、こういうフクロウでもほうほう鳴いているようなところじゃないと(笑)
 で、笛を適当に吹いていたら、逃げる鳥たちざわめき始める夜の鳥たち。どうやら驚かせてしまったらしいです。けれども、その辺は偉そうに振舞うことにして吹かせていただきました(笑)
 リコーダーなんか最近吹いたことないし、指使いも荒いし、そもそも楽譜を覚えているわけでもなんでもないのでまともな曲なんか吹けません。さらにはクラリネットよりも出せる音が少ないため、「ぐあ〜、クラリネット吹きて〜〜!!」と一人つぶやいていました。暗い中で一人でいると、どうにも独り言が増えてしまいます。やはり、並の人間は夜の世界に耐性がないようで(笑)
 で、一時間ほど吹いて、まともに吹けたと思えるのはドラえもんのオープニング(あんなこといいな、出来たらいいな♪)とひょっこりひょうたん島(な〜みをちゃぷちゃぷちゃぷちゃぷ掻き分けて♪)ぐらいかな。当初吹きたいと思っていたゲーム曲などは指の荒さに笛そのものの音の少なさ、僕自身の曲のうろ覚えにそもそもど下手であるという理由から無理でした。曲としてすら形を保てません。
 そして午後十一時四〇分ごろに帰路に着きました。なかなか楽しかったです。月の光も綺麗でしたしね(笑)
 ただ、寒かったので自販機にて温かい飲み物が欲しかったのですが、自販機にあるのはどれも冷たい飲み物ばかり。中には「Your Happy Family Life!」とか、全然関係ないものまであったりしてなんかもう笑いました。
 家に帰ってから紅茶を飲みました。実に温かかったですね(笑)

六月五日、野曜日の話  人命の尊さについて

 まあ、最近はなんだな〜な事件も起こっていますし。危険人物と噂されることを承知で(笑)

■ 晴れた日には水撒きを ■

 今日は特に予定もなく、ゆっくりとした日を送りました。今日は天気が崩れるとの話だったのですが、全くの快晴です。雲なんかないし(笑)
 昨日は夜遊びで疲れていて、家に帰ったらすぐに寝てしまったせいで朝に起きたのは休日にしては早かったです。で、まあ、ここのところ四日間ほどお風呂に入っていなかったので、朝に入りました。「朝寝、朝酒、朝湯は家を傾かせる」という親の笑い声が聞こえてきましたがそれはさておき(それは大黒柱の人がやったらの話では、という突っ込みは控えておきました:笑)。
 で、午前中はネットを見て周り、自分のページを少し更新し、フラッシュを見たりして過ごしました。気温はそんなに暑くはならず、ちょっと快適でした。空気に湿気がかなり混ざっているような気がする……梅雨の前兆でしょうか。
 で、今日は母も妹も家から出て行ってしまい、父とともに外にラーメンを食べに行きました。本日、僕が外に出たのはこの時だけですね。はっはっはっ(笑)
 で、家に帰ってきたときに母から植木や花に水をやっておいて、と頼まれていたのを思い出し、水を草花に与えました。
 その後、水をまくと虹が見えて楽しいから、ということで打ち水をしました。打ち水とは道路に水を撒くことです。その昔、道路がアスファルトに舗装される前の土だった時代、道路から埃を立たせないために水を撒きました。また、夏に周りを涼しくするためにも撒かれます。本当ならば、道路が土であるほうがアスファルトであるよりももっと涼しくなるんですけれどね。ああ、なんか寂しいですね。
 こういうとき、僕は自分が日本人だと思いますが、僕が生まれたときからすでに道路はアスファルトで舗装されていました。土の道路の傍で生活したことないのに、何で寂しいと感じるのか……。謎です(笑)
 で、まあ、虹を見るために水を撒いて遊んでいました。美少女ゲームならばヒロインと仲良くもなろうシチュエーションですが、道路には僕しかいない。ちぇっ。
 ま、これで少しは涼しくなるでしょう。あとは……僕の部屋に風鈴が欲しいなぁ(笑)

■ なぜ、命は尊いと教えるのか ■

 なんか、久しぶりに思想的な考えをしたような気がします(笑)
 今の世の中では小学六年生が人を殺す時代になりましたが、はたしてそれはどういうことなのでしょうね。社会の中じゃ子供たちの命の軽視についてにわかに騒がれているようですが、なんで子供たちが命を軽視するようになったのでしょう?
 と、考えると、実は僕自身も命を軽視しているところがあります。よく、僕は妹を殴り殺したいと思います。お母さんを刺し殺したいと思います。お父さんを焼き殺したいと思います。でもしません。それをやっちゃうと警察に追いかけられるし生きていけなくなるし。
 ……さて、解る人なら解ると思います。人を殺さない理由がこれって、おかしくありません? この理由はきわめて自分本位の考え方であり、そこに他人の命を尊重しようとか、そういうものはありません。自分が危なくなるから他人を殺さない。本当のところは、他人を人間とすら扱っていない。
 そんな僕が言うのもなんですが、今の子供たちは大半がそういう子供なのではないかなって思います。つまり、他人を自分が生きるための手段でしかない。親は自分の生命維持装置。食べさせてもらって寝床を提供してもらうだけ。そう思いません?
 今の子供たち、そして僕らの世代では『人間とはどんな人?』っていうのがすっぽり抜けているような気がします。僕も大学で人間科学部をやってますが、『人間とは何か?』とは聞かれることはあっても上の様な質問は聞かないですね。僕らの傍にいるはずである人間とはどんなやつなのか。
 はっきり言えば、僕の場合の人間といえば、断月君とかなべなべとか、同世代の友達しかいない。家族はなにか人間とは感じていないところがあるような気がする。ただの物の様な……。毎日顔をあわせて挨拶もして、いろいろなことをしゃべっているんです。けれども、僕は彼らの命の大切さについて考えたことはあるだろうか……。
 結局のところ、人付き合いもなくなってきたし、遊び場もどんどんなくなってきたし。子供はどんどん孤立化するしストレスには事欠かない世の中になったし。いちいち学校で命の尊さについて教えなきゃならない時代になったんですよ。ま、学校で教えても役に立たないでしょうけれど。こればかりは教科書からでは学べない問題ですから。「できる」だけでは絶対に理解できない。けれども、「わかる」こともない。その機会を社会が奪ってしまった。
 小学生の刺殺事件も、時代の流れの中で起こるべくして起こったものだと思いますね。

 で、これを何とかしたいとする。僕の下らない考えを言わせてもらうならば、まず絶対に学校を当てにしないことだな。学校ではどれだけやっても限界の程はかなり低い。一クラス四、五人ぐらいならば何とかなるかもしれないが、一五人以上いればまず当てに出来ない。三〇人以上となればなおさらだ。
 ここは家庭、地域のほうでゆっくりやっていくしかない。核家族化を阻止し、おじいさんおばあさんを含めた拡大家族――大人数家族で暮らし、また地域の人々とも顔を見せて挨拶するだけでいい、コミュニケーションを取ることだな。さらにはあらゆる考え方を容認することだ。常識に囚われてあれは駄目これは駄目と頭ごなしに言うべからず、まずは話を聞いてから。
 ……いまの社会情勢と真っ向対立するものですな。けれども、“人間は面白い存在だ”ということを教える必要があると思う。それなくして、社会の中で人が人を殺さなくなる日が来ることは、まずないだろうと思う。

 彼らは言うのだ――“だって、物だもん。物は壊しても構わないもん”……。

六月六日、明曜日の話  なべなべとお買い物♪

 昨日の日記に一部説明が足りない部分がありました。
 僕は家族を殺したいな〜と思っていると書きましたが、常々そう思っているわけではありません。気が立ったときなどに突発的に思うだけです。書いていたときはちょっと気が立っていたもので……申し訳ありませんでした。
 まあ、「誰かを殺したい」なんていうのは僕にとって全然気持ちよくない感情です。ものすごく疲れるので、ずっと思い続けることは僕には無理かも(笑)

■ なべなべは雨男か ■

 昨日の夜になべなべと連絡を取り、二人でちょっとGペンやインクなど、画材を買いに行くことにしました。Gペンに錆びが出てしまったので、新しいのが欲しくなったのです。なべなべは漫画系画材において信頼できるやつなので、引きずっていく連れていってもらうことにしました。
 本日は朝からちょっと雨が降っていて、大丈夫かな〜と思っていました。で、午後一時ごろに小雨の中をなべなべが自転車に乗ってやってきたわけですが、いざ出かけようとなったときにぱたりと雨が止みました。……僕は晴れ男かな、と思っていましたが。「俺が家を出たときに雨が降ってきて、傘を買ったのに……」となべなべ。なんだかあっはっは〜♪
 電車の中でなんかもう周りの人の反応が多少危ぶまれるような会話をして笑い、ともかく目的の駅に到着。アニメイトへと歩きました。アニメイトは漫画やアニメのグッズを中心に販売している健全なオタク系の店で、画材も取り寄せています。この店でGペンやインク、ペン軸を吟味し、漫画を見たり画集を見たりして店内を回り、見事画材を購入しました。
 で、そのあとは隣のメロンブックスに行って、僕はハカギロワイヤルの五巻(千八百円)と六巻(千四百二十五円)、パソゲーメーカーKeyのソフト、【Air】の音楽をファミコンサウンドで再現したというサントラ(千円)、あとKanonとAirの一般向けアンソロジー同人誌(千円)を買いました。同人誌、もう買うこともあるまいと思っていましたが、一般向けの同人誌には期待です。ギャグで笑わせてくれそうです!
 家に帰ってから読んでみましたが、一ページ目から笑ってしまった……くっくっくっくっ(笑)
 家ではGペンの性能を見て(Gペンは使ってみないと判らないらしい)、ネットで面白げなサイトを見て、新しいフラッシュを見て、そして七時半ごろに「新撰組があるから」ということでなべなべは去っていきました。

 なべなべとの会話で、なにか「日記に載せておいてくれ」と頼まれていたことがあったような気がするのですが、なんだったか思い出せない……。すまぬ、なべなべm(_ _)m

■ 今度の水曜日に ■

 世間は狭いというのはこういうことなのでしょうね。
 今度の水曜日、なべなべが僕の大学に来ます。例の映画研究会視察の話ですが、なべなべは独自に話を進めていました。どこかの大学の映画研究会に行き、話を聞いては写真を撮り……ということをしようとしていたらしいのですが、それで行くことになったという大学が僕の大学だったのです! 「マジですか……」という話になりました。本当、世間は狭いですね。
 そういうわけで、今度の水曜日に僕の大学になべなべが来ます。いやはや……。

六月七日、朔曜日の話  ぼけぼけな一日

 あ〜、そう言えばそうだったな……(笑)

■ 本日は…… ■

 今日の授業はお昼からです。で、時間を押してまでしてパソコンでページ更新をしていたものだから、昼食を食べる時間までなくしてしまいました。今日は昼食は四時以降になることを覚悟し、ちょっと火照った体を冷やすために氷を食べて大学へ行きました。いや〜、暑くなってきましたね。そう思っていたら、電車に乗っている最中に外では雨が降っていましたが。けれども、電車を降りるときには雨は止んでしまいました。やはり僕は晴れ男なのかな(笑)
 で、大学へ。次の授業は教育方法論です。教室はっと。そう思って時間割表を確認しようとしたときです。
「よう」「あ」
 とすれ違った教育方法論の先生。もうチャイムは鳴っているのに。なんで黒のスーツ姿?
 そこで思い出しました。

 今日、休講じゃん(笑)

 先週から通知されていたのに……そのことをすっかりと忘れていました。ああ、なんたるこったい。
 まあいいです。おかげさまでゆっくりと昼食を食べることが出来ました。家で急いでかき込まなくて良かった。大損をするところでした(笑)
 やれやれ……そう言えば、明日の教育課程論も休講になるんだった。焦って家を出ないようにしないとな……。

■ 久しぶりにキタ━━━(゜∀゜)━━━!!!!! ■

 今日は昨日、メロンブックスで買ったファミコン音源で演奏された「AIR」音楽CDをかけて見ました。ファミコン音源なのだから、音はそれなりにしょぼいはずですが……。
 聞きました。
 き、き、き、き、

 キタ━━━( ´∀`)・ω・) ゚Д゚)゚∀゚)・∀・) ̄ー ̄)´_ゝ`)-_)゚∋゚)´Д`)゚ー゚)ノД`)━━━!!!!

 まさしくAIRの音楽です! 久しぶりに心に来ました。ま、音楽の質はオリジナルのほうがいいのは間違いないのですが、これはこれでぐっと来るものがあります。う〜む、【はちみつくまさん】……いい仕事をしている。
 ファミコンの音の質なんてほとんど忘れてしまいましたが、これはこれでレトロな趣があっていいですね(笑)

■ そう言えば、昨日の話なんですが ■

 昨日、なべなべと買い物に行ったとき、上着の裾をズボンから出すように言われたんですよ。僕はズボンから裾を出しているとだらしなさそうに感じるため、暑いと感じなければ大体上着の裾をズボンに入れているのですが……よく考えたら、何ゆえに上着の裾をズボンに入れると嫌がられるのか。よく、上着の裾をズボンから出すように言われるんですよね〜。
 僕のファッションセンスはおそらく他の人と隔たりがあるのだろうと思いますが、上着の裾をズボンの中に入れる人が少ないのはなんでだろう……?

六月八日、烈曜日の話  ベッドがラリホーを

 ベッドに吸い込まれる〜(笑)

■ 心無い学生もいるもんだ ■

 今日は教育課程論が休講なのに大学に行くというようなことはしておりませんよ!(笑)
 で、今日は雨が降っていたせいか、学生の数が少なくてある意味大助かり(?)でした。うるささは同じぐらいですが。む〜。
 それで大教室で授業を受けていたわけですが。なんか教室のドアが開いていて、外の声が聞こえてきてうるさかったんですよ。奇声を上げている輩がいるようで。なんなんだ一体……。
 教室のドアを閉めてくれる人が現れないかな〜と思っていたのですが、誰も、その開いているドアに一番近い人すら無関心なようなので、教室の真ん中辺りにいた僕は腰をかがめて教室後のそのドアに走り、閉めようとしました。けれども、ストッパーがかかっていて閉まらないようになっていたんです。ストッパーは教室の外のところにあったので、いったん外に出たのですが……。
 そこに奇声を上げていたらしい人というか集団と遭いました。ええ、遭遇という感じです。全員が感じの悪そうな今時のやさぐれあんちゃんという感じでした。普通ならば絶対に関わりたくない人たちです。が、僕は無言だったのですが、目の合った人が「え、なに?」と聞いてくるわけです。それで僕も聞き返したのですが、どうにも要領を得ない。
「僕に何か用があるんじゃないんですか?」「いや、ないない。え? なんなの?」
 何も用はないことを確認し、僕はドアを閉めて教室内に戻ったわけです。ああ、ちょっと怖かったかも。
 で、授業を受けていて、ふと後ろを向くと閉めたはずのドアがご丁寧にもまたストッパーをかけて開けられているわけです。直感的にあいつらか、と思いましたが……。他の人がやったと考えることも出来ますが、普通はドアを丁寧にストッパーをかけてまでして開けようとは思わないはずです。と、言うことは、僕に対する嫌がらせか……。
 子供か。大学生なら、もうちょっと賢く生きて欲しいものですが。んなせこい嫌がらせするぐらいなら……う〜ん、代案が思いつかない。とりあえず、しないでください。その行為は君たちの価値をさらに突き落とすだけです。
 流石に二度も閉めに行く気は起こりませんでしたけれど……彼らは楽しく人生を送っているのかなぁ。ちょっと心配です(笑)

■ 何気に先生と帰ることが多かったり ■

 僕が金曜日にドイツ語の先生と帰路を共にしているのはよく日記に書いているのですが、火曜日には心理学の先生と帰ることが多かったりします。いや、多いというか今回で二回目ですが(笑)
 そう、それは昼食抜きで授業を受け、お腹が減って無性におはぎが食べたくなり、おはぎの丹波屋でおはぎを買って駅に向かい、電車に乗ったときのことです。電車に乗って振り向いたら、ちょうど今日授業を受けた心理学研究法の女の先生が乗ってきたんですね〜。はへ〜と思いつつ話しかけ、大学の授業や先生の評価、授業、専門ゼミのことなどをいろいろと話しました。この先生は非常勤の先生なので、大学のことに関してそんなに詳しくないのです。大学に来て、ちょっと連絡事項を聞いてから授業をして、全て終われば教室から直接帰路に着かれます。
 先生と話すことは結構楽しいのですが、話題が切れるとちょっと辛いかな〜と思います。今のところはネタ切れを起した事はないのですけれど(笑)
 なんか知らんが、僕は先生と交流を持つことが何気に多いようです。他の学生もこんなもんなのでしょうかね? 僕は運がいいのか。これも人徳のなせる業でしょうか、よく先生方には覚えられているし(笑)
 まあ、別に先生の前だからって先生の期待に沿うような行動はしてませんけれど。いわゆる“良い子”ってやつですね……はっはっはっ、自慢じゃないが、親や組織の上司の期待を裏切ることには長けているぞ私は(爆笑)
 ま、楽しく付き合っていればそれで幸せ。それでいいんじゃないかと思います。

■ 喰いすぎ、英語の予習、そして彼の境地へ…… ■

 家に帰ったら(このとき、時計は午後七時半を指していました)、早速おはぎを食べました。安倍川餅も二つ買っています。おはぎは四つ買い、おはぎを二つ食べたら安倍川餅を一つ食べ、というペースで全部食べました。うむ、空腹は十分に満たされたぞよ(笑)
 で、明日は英語の授業があるので出来る限り予習をしておこうとパソコンをどけて机に向かったわけです。教科書とノートを引っ張り出して予習を始めたわけですが……なんだ、この眠気は! おはぎを食べたせいか、お腹が脈打ってる感じがするし……食後の眠気だろうか。それとも、頭が無意識的に英語を拒絶しているのだろうか。僕が思うに、後者の可能性が強いなぁ〜。
 で、眠気に抗いつつ予習をしていたのですが、その時に夕食になりました(午後九時)。……全部食べきることが出来なかった……。ある意味、非常に申し訳ない。これでも食べさせてもらっているという自覚があるため、作ってくれたお母さんに申し訳ないっす。で、少ししたら食べることを約束し、ラップをかけて残したのです。
 部屋に戻ったら、ベッドに倒れこみました。腹が膨れすぎて苦しいんです。く……おはぎを食う時間が遅すぎたか……。とか思っていたら、いつの間にか眠り込んでしまいました。次に起きたのがちょうど日付が変わる頃。うわ……英語の予習……と思った段階でまた寝てしまい、次に起きたのが午前四時。部屋の電気等はつけっぱなし、自分も掛け布団の上で寝ているという不健康丸出しの状態でした。けれども眠気に抗えず、三度眠り込んで次に起きたのが午前六時。授業は九時から。家を七時半に出ないと間に合いません。もはや予習をする時間はない……ということで、せめて風邪を引かないように掛け布団の下にもぐりこみました。駄目です、僕はベッドの魔法から逃れられない弱い人間なんです(泣)
 そして七時に目覚ましに起され、ここでやっとベッドから起き上がりました。部屋の電気は一晩中つけっぱなしという状態です。眠りはどうにも浅いところでとどまってしまい、ちゃんと眠れているはずがない。体からだるさが抜けていないことを自覚しつつ、準備をして朝食を食べて大学へと向かったのでした(……笑)

六月九日、涙曜日の話  大学になべなべ参上

 楽しかったですよ(笑)

■ 今日はレポート提出日だよ ■

 人間関係論、今日はレポートを提出しなければならない日でした。完全に忘れていましたが(笑)
 そう、はるか彼方の先週、レポート提出を先生から求められたのです。けれども、それをすっかりと忘れていました。レポートを出せと言われても、一文字たりとも考えていません。そこは先生に頼むしかなかったっす。
 この授業の先生、僕の専門ゼミの先生なのですが、友達は「専門ゼミ生だから優遇してもらえるよ」と言うのです。果たして、専門ゼミ生だから優遇してもらえるなんてこと、あるのだろうか。基礎ゼミ(専門ゼミの予備演習)を受けていない僕には判らないことなんですけれど(笑)
 で、実際に頼んでみたんです。何でか毎週のごとく、「パソコンの音を出すことができないんだけれど」と聞いてくる先生のお手伝いをし、おもむろに「レポート忘れたんですけれど」「む〜、じゃあ来週でいいや」という流れになりました。よし、これでこの場はしのいだ(笑)
 別に専門ゼミ生だからということもなく、レポート忘れた人はみんな来週に、となりました。まあ、僕はひそかに今日書いて明日出すことを決めましたけれど(笑)
 今日は予定もあるし、大変になるかな。遊んでる暇ないや(笑)

■ なべなべ、参上 ■

 午後二時半ごろに大学に着く、というように聞いていたのですが、すでに一時ごろに来ているとの連絡を受けました。えらい来るのが早いな〜、と思っていましたが(笑)
 で、授業が全部終わるのを待ち、連絡を取ってなべなべと合流しました。映画研究会の話等はすでにすべて終わっているそうです。
「大学は自由でほんまええわぁ〜、映研なんか、部室にすべてのゲーム機がそろっとったぞ(笑)」
 ……。まあ、大学の部活なんてそんなもんです(笑) 真面目にやっているところはひたすら真面目に、なんちゃって部は日がなゲームで時間を潰していたりします。
 映画研究会は一応、ちゃんと活動しているところもあり、なべなべは作った映画などを見せてもらったりしていたそうです。部室の中で撮影した操り手の見えている人形劇など。いや、その技術の拙さを責めているのではないです。いかにも大学生らしい生ぬるいものを感じるだけです(笑) 第一、僕は部活をやっているわけでもなんでもない、自由気ままな大学生ですので、彼らの時間に口を挟むことはできません。
 一通りの話を聞いた後、なべなべとともに大学内を歩き回り、いろいろなところを案内しました。大学生協などはなべなべにとっては新鮮なものだったようです。学食に行けばカツカレー丼の安さ(三百五十円)にびっくりしていたようです。で、なんか僕がここで昼食をとったことを教えると、「その食べている姿を見たかった!」と言います。僕の食事風景って、そんなにも珍しいものか……?
 まあ、お腹も減ったのでなべなべはカツカレーを、僕はしょうゆラーメンを食べました。おいしかったです(笑)
 帰り道に入り、いろいろと部活関係のしがらみや実態について話しました。僕が部活をやめる時の幹部たちとの会話などを話すと、「生々しく聞こえるなぁ」と驚き混じりに聞いていましたけれど。そう、大学というのは社会なのです! 人間同士のしがらみなんてここあそこに転がっているのです!(笑)
 で、電車の中でなべなべが僕に聞きました。
「Gペン、使ってる?」「あ、袋から出してもいない
 なべなべが僕に宣戦布告をしてきました! 「つ〜か〜え〜や〜!」とのこと。「毎日使わないとうまくならんぞ!」ということです。いやはや、申し訳ない。
 レポートや予習で大変だったんです。そういうことを言ってもわき腹を突くのをやめてくれないんだから、本当、困ったさん(笑)
 今日はレポートを書かなきゃならないので勘弁してもらうことにして、絵を描かないとなぁ〜。

六月一〇日、根曜日の話  平穏な一日

 レポートも書いたし、問題なし!?

■ これということのなかった一日 ■

 時々にはあってもいい一日でした。つーわけで、あんまり面白いネタはなかったのですが……。
 今日、昨日の夜に一生懸命書いたレポートを先生のところに出しに行ったんです。その時、先生は基礎ゼミの真っ最中。なんと断月君が部屋にいたり(笑) そこは先生の部屋だったのですが、基礎ゼミでも使っているようです。で、レポートを出させてもらったあとに断月君の記憶に関するレポートを読ませて貰っていたのですが……そこに現れたのが、吹奏部で一時期同じ部員同士であった女子でした。こんなところで会うとは……。いや、それはいいんです。僕はこのとき、実にショックを受けていました!
 髪の毛、ちょっと茶髪にしていらっしゃる……○| ̄|_ 大ショック!! 前は黒髪だったのにー! なんで、なんでみんな茶髪にしちゃうんだよう!?(泣)
 で、断月君のレポートが先生によってチェックされ始め、さらには別の基礎ゼミ生がやってきて席が足りなくて座れないと言う状況になってきたので、一人部外者である僕は部屋を辞しました。はぁ〜、六時からとある本の読後会だったっけ……まだ何にも連絡ないけれど、とりあえず一時間ほど待つことにするか……と、オープン端末室(パソコンを自由に使えるところ)に向かったのでした。

 で、一時間後の午後六時。なんか読後会は他の先生の都合が合わずに中止になったらしい。先生、中止の連絡、もうちょっと早くくれよー!

■ 買ってきたGペンで絵を描いてみた ■

 なべなべ君にぼかすか叩かれたことですし、英語の予習をしている最中に息抜きで絵を描き、新しく買ってきたGペンを使ってペン入れをしてみました。このときのBGMは【エヴァンゲリオン】の音楽です。古めのMDを適当にかけていたらたまたまこれだったんです。で、描いてみたのですが。
 ……ペン先、インクをはじくんですが。線を引いたとき、適量以上のインクが出て線の上に液が溜まっています。そんな状態だから、ペン先につけたインクはすぐになくなるし。なべなべの話によると、ペン先には錆びないように油がつけてあり、使う際には火であぶって油を飛ばさないといけないらしい。やはり、飛ばさないといけないのかな?
 それで一通りペン入れ出来たあとにまた英語の予習に戻り、二時間やってベッドにしばし倒れこみ、けれどもまたゾンビのごとく起き上がって(雰囲気がそんな感じだったらしい)パソコンを起動、ウェブ日記を書いていたら妹が僕の部屋に乱入してきました。部屋にかかっていた曲がムーミンだったかららしいです(エヴァからすでに変わっております)。
 で、僕の部屋でGペンの事を聞き、妹もGペンを持っていろいろと絵を描き始めました。う〜む、うまい! 下書きなしで描いているし……。しかし、なんだか変な気がする……。なんというか、美形……だけ? という感じ。うまいことはうまいのだけれど、型にはまったうまさ、という気がする。いやいや、下手くそな僕がそんなこと言えた義理じゃないんですけれど(笑)
 で、妹にもいろいろ悩み事があるらしい。塾でうまく行かない、アトリエでうまく行かない。そして昨日の夜には一念発起しすごい絵を描いた、と。見せてもらいました。まさしく極彩鳥という感じの鳥の絵で、芸術を感じさせる絵でした。む〜、すごいなぁ。
 妹は去り際に、「こだわりを持って絵を描けばうまくなる」と言っていましたが、なかなか深い言葉だと思います。頑張らないとなぁ(笑)

なんとなく、この表情が好きなんです
 なんとなく、描いてみました。まだまだ頑張らないとね(笑)



 六月目次 |  六月 一日〜 六月一〇日 |  六月一一日〜 六月二〇日 |  六月二一日〜 六月三〇日