二〇〇四年、五月にあった話

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五月一一日、火曜日の話  忙しい日?

 とりあえず、授業の予習にレポート、次のキャンプの予習などをしなくてはなりません。
 それと、合宿のときの日記、まとまりました。五月七日〜五月九日のところから読むことが出来ます。

■ 分数の計算の意味、解ってますか? ■

 2/3÷1/4=

 こういう計算式を出されたら、皆さんはどのような答えを出しますか? 分数の割り算は、後ろの分数をひっくり返してかければいいから、答えは8/3です。
 なぜですか? なんで8/3なんかになりますか? 割っているのに、なんで増えるんですか? りんごを2/3にして、1/4で割るんだから答えは1/6じゃないんですか?
 ということを本日、教育課程論の授業で話を聞いてきました。さあ、なぜ1/6ではないのか。なんで8/3で、数は増えているのか? これを小学生に理解させるためにはどうしたらいいでしょうか? 頭ごなしに「分数の割り算は、後の分数をひっくり返してかければいいの!」なんて教え方をして、本当に理解させられますか? というか、出題者はちゃんとこの計算はどういうことなのかを理解しているでしょうか?
 これが分数の難しいところです。なんでこうなるのか、理解できないままに計算の仕方だけを覚えてお終いなところがあります。はたして、これで児童は納得してくれるのか。面白いと思うのか。空っぽの授業では小学生、中学生に興味を持たせることは難しいです。
 上の分数の割り算式はりんごを使って説明することが出来ます。この計算は、決して紙の上だけの存在ではありません。ちゃんと物理法則に従っています。さて、あなたならどう説明します?


 難しい話ですが、理解してしまえば何ということはない話です。「りんごを使うって、そんなことしたらややこしくなるっていうかできないじゃないか」という人はおそらく、「上の式は三分の二個のりんごから四分の一個を取り出す」なんてことを考えているのではないでしょうか。確かに式を見るとそう錯覚してしまいがちですが、その発想は間違いです。
 「三分の二」と「四分の一」のりんごは別のものなんです。二つある、と考えてください。そして、上の分数の式を文章に直すと、「りんご三分の二個は、りんご四分の一個、何個分ですか?」となります。「三分の二個の中に四分の一個は何個あるか」と聞いているのです。図で描くと解りますけれども、三分の二個の中には四分の一個は確実に二つ以上あります。これが、式の上では増えているように見える理由です。
 残りの部分は分数の足し算引き算で出します。「2/3−1/2=1/6」。これが残りの部分です。

(1/2+1/6)/(1/4)=(4/6)×4/(1/4)×4=16/6=8/3

 という感じです。一行であらわすとなんか解りにくいですけれど……。
 1/2+1/6は、=2/3です。それが分子になっており、1/4が分母になっています。割っているのと同義ですね。で、分母が邪魔なので4をかけています。これが一番上のところでの「後ろの分数をひっくり返している」ことに当たります。あとは普通に約分すれば答えが出て来ました。これが分数の割り算の全容です。こういう法則の元、分数の割り算というのは成り立っているわけですね。
 なんか、数学というか算数ですけれど、なるほど、と思わせられました(笑)

■ 少女小説を読む……? ■

 友達からの誘いで、ちょっと少女小説を読むことになりました。なんか、とある先生が僕の学部で使う冊子で論文みたいなものを出すために、文学の文化を表すものとして、現代の少女小説についての座談会を開くそうです。そして、僕もそれに参加することになりました。
 読んでくる本は山本由佳という人の「BAD KIDS」という本。ネットで調べてみると、集英社出版のなにやら普通のライトのベルトは一線を隔してそうな本です。少女小説って言うものだから、てっきりライトノベルのようなものと思っていたけれど、全然違うかも(笑)
 とりあえず、読んでみますね。

■ 最近のニュースについて ■

 民主党の菅直人が辞任しましたね! 本人も、まさかこんなことで民主党党首をやめることになろうとは思わなかったでしょうね。まさしく不意打ち年金問題。これで年金の人気がさらに下がること間違いなしです。年金の改定をしたやつらが年金未納とかって、国民をなめているにもほどがありますからねぇ。国民に税金払わせて、自分たちは払わないでウッハウハってか。笑わせてくれます。
 Winnyの製作者が逮捕されてしまいましたね。かなり波乱を呼んでいます。たしかにウィニーは著作権侵害を幇助するソフトウェアとなりうるソフトでしたし、実際に著作権の侵害は頻繁に行なわれています。けれども、ネット上で著作権を護るのはなかなか難しい。人間、やろうとしたら結構なんでも出来るものですし。
 で、ネットのことに詳しい人は大抵がウィニー製作者逮捕に反対しているみたいです。僕はどっちとも付かずですけれど……まあ、すくなくとも、ウィニー製作者を逮捕するんだったらまずは警察内のウィニー使用者を逮捕しないと。情報が漏れているってことは警察内に使っている奴がいるってことですし。
 2ちゃんねるのほうではDownload板がみごとにこのニュースで持ちきりです。デモまで行なおうとしている人がいるらしく、当分の間は話が尽きることはないでしょう。この事件でウィニー使用者が減ることはあまりないみたいですけれど。むしろ加熱している。京都府警のホームページは何万もの人がアタックをかけて(見に行こうとするだけでオッケー)ダウン状態です。僕も見に行こうとしましたが、見れませんでした。
 かなりの人を敵に回しましたね、京都府警。長いものには巻かれろと言いますが、無理でしょうなぁ。

五月一二日、滝曜日の話  なんか、職場が激震中

 なんか、僕が中心になっている物事が頻発しているような……いや、僕から見ているから、そうなっているだけか……。

■ ひたすら謝る上司 ■

 昼休みに職場に来るように電話があったのが一昨日。それでなんとなく嫌な気分で職場に行ったんです。一応、職場に直接入る前に隣の月闇さんの部室でフロッピーを探したのですけれど、見つかりませんでした。フロッピーケース……。
 で、職場に入って上司と顔をあわせると、椅子に座って話し合いと思いきや、う〜む、どうやら、僕が職場から身を引こうと言っているのを聞き、それを先日の僕への罵りのためだと思い込んでいるようです。いや、そうじゃないんです。ただ単に僕のほうが忙しくなってきたから身を引きたいと言っているだけで。
 まあ、それを突っ込むと上司がさらに傷つきそうなので止めておき、とりあえず上司の弁明を聞き続け、受理し続けました。一応、反省すべき点を挙げていて、確かにそれは直したほうがいいだろうなぁというものだったので、今後のためにも反省しておいてください、という心持で上司を見ていました。忙しいから仕事から身を引きます、と言うのはまた今度にしよう。
 で、次の授業に出るために職場を出たんですけれど、建物の出入り口で職場の別の人が僕を待っていて、「上司がひどく傷ついているようだから、僕も詳しい状況を知りたい。今度、時間をくれ」と申し出てきました。それはとりあえず了承しましたが、時間が取れるのはおそらく、再来週ですね。来週はまたキャンプから帰ってきたところで話し合いどころじゃない予感です。
 それにしても、なんでこう僕が問題とされる物事が起こるかな。ははは、そんなの、僕が問題を起しいてるからに決まっているからですけれど(笑)

■ 分析人間、つまりは感情の死んだ人間……? ■

 僕は自分がわりと感情の死んでいる人間だと思います。よく、「なにを考えているのか解らない」と言われました。感動すると言われている映画を見ても感動しないばかりか場をしらけさせる突っ込みをすることが非常に多いです。
 そして、僕は物事をいつも分析している。例えば上司が怒っているときも、なんで怒っているのかを状況と上司の言い分を聞いて考え、結論を出します。だから、冷めた目で上司を見ている。「あんたは無責任だ」という言葉を聞いたとします。そして、僕は自分が無責任なのかどうかを考え、「無責任とは、やると言ったことを投げ出したり、人と足を揃えたりすることではない。自分に出来もしないことをさも出来るように言う事だ」と定義を作り、「僕は無責任じゃないから、お前の都合に合わせる必要はない」と判断します。
 そして、そんな人間だから、授業の感想やビデオの感想を聞かれると非常に答えにくい。分析ばかりして、それはどういうことなのかを総合的に考えていないものだから、言葉に詰まってしまう。即時判断結論が基本であるため、感想文を書いても途中経過をすっ飛ばして感触だけを書くものだから、量が少ない。
 自分には、「悩む」という行為と言うか感情と言うか……心の葛藤がかなり弱いように感じることがしばしば。きっと、人には僕は冷たい感じのする人間なんだろうな、と漠然と思います。
 はたして、そんな人間に人を愛する資格があるのか。もしもない、としたら……と考えると、怖い、ですね……。

五月一三日、森曜日の話  専門演習を決めるのは大変

 今日一日、あっち行ったりこっち行ったりで大変でした(笑)

■ 専門ゼミナール ■

 大学では卒業するときに卒論(卒業論文)を書かねばならないと言うのは有名です。……有名ですよね?
 この卒業論文と言うのは、少人数制の専門ゼミナール、専門演習を行なってそのまとめとして書くことがほとんどです。ゼミを取ってなければ書かなくても構いません。けれども、僕の学部では卒論を書くことが必須になっているため、よほど頭がいいと実証されていない限りは専門ゼミを取ることになります。
 専門ゼミは講師一人に最高一六人の学生で構成され、講師ごとにテーマが違います。学生はテーマを見て、自分に最も合うであろうテーマの講師のゼミに入ることになります。……理想としては。今時の大学生、やはり苦労はしたくないようで、とりあえず楽ができるところ、というのが基準になっているような気がする。まあもちろん、それはさして重要視されていないはずです。楽が出来る、と言うのは(笑)
 昨日に専門ゼミに関する教務部からの説明があり、そして今日はそれぞれのゼミを実際に見て回りました。雨の降る中、大学にやってきてゼミを見て回ります。ゼミの数は多く、本日は二限目に一〇個ぐらいが集中していました。そのため、一つのゼミを見られるのは五〜七分と言うところ。ゼミを見始める前にしっかりと確認しておきます。ゼミに引きずられたら終わりです。雰囲気を潰してでも、時間が来たら退出する。そうでないとすべてのゼミを回ることは不可能。気を引き締めて見て回ることにします。
 とか思ったら、「どこを見ようか迷ってるんだったら、うちんとこ見ていき〜」と見る予定がなかったゼミを見るはめに。いきなり引きずられた……。
 そのゼミは国際文化論のところで、売りは国際交流が盛んである、というところ。留学生を招いたり、こちらから外国へと行ったりするみたいです。これはなかなか面白そうですね。
 時間を見つつ、キリのいいところで退出し、どんどん見て廻っていきます。ゼミを見ながらそのゼミの人数(=人気)と学生の態度、講師中心か学生中心か、ゼミの形式は発表型かレポート型か。おちゃらけて選べそうにないので、しっかりと調べておきます。ちなみに、評価は良、普、雑としました。なんで下位ランクが[雑]なのか。断月君ならわかるはずです(笑) 断月君が好きなゲームでとある強い英霊が普通の弱い人間に対して「消えろ、雑種!」と言うらしいです。断月君の最近のお気に入りらしいです(笑)
 ゼミを見に行くと、ただ見ていけと言われるか、先生がゼミについて説明してくれるか、学生に説明させるかなど、いろいろと性格が見受けられました。重要な要素でしょう。どのゼミも性格はいいほうである、と言えました。まあ、悪かったら誰も来ないし(笑)
 九つぐらい廻って、一〇個目は廻れませんでした。すでに終了五分前を切っており、次に行こう、と思ったゼミはすでに終わっていたらしく、ゼミ室には誰もいませんでした(泣)
 さてさて、どうしましょうか。それぞれのゼミはそれぞれに面白そうです。興味が弾かないゼミも何個かありますから、とりあえず絞っていく方向で進めたいと思います。

■ すべての存在に、神になる一時を ■

 ゼミが行なわれている教室に行ったものの、誰もいませんでした。そこで僕は昼食を取ることにし、誰もいない教室に入りました。で、昨日も別の教室でやったのですけれども、この教室でもやりました。すなわち、教室のマイクを使用してウォークマンからの音楽を拾わせて教室に音楽を流す。いや〜楽しいですね!
 ウォークマンから音楽を流す方法が耳につけるヘッドホンしかなく、音量が小さいのと、マイクから拾わせればどうしてもモノラルになってしまうという不満はありましたけれど、お気に入りの軽やかな音楽の中で昼食を取るのはものすごくいい感じでした。
 で、食べている間、誰かがこの教室に入ってこないかな、と思い続けていました。誰かが来たら、音楽を止めねばならないかもしれないのに。きっと僕は、この空間を誰かとともに共有したいのだろうな、と思います。僕はこの空間を誰とも共有していません。この世界には僕一人しかいないのです。
 なんだか、神になったような気がしました。この世界の中で、僕を止める者は存在しない。音楽あふれる世界の中で、僕は唄うことができる。舞うことが出来る。奏でることが出来る。簡単に壊れてしまう世界だけれども、こういうのって大切だろうな、と思います。
 すべての存在に、神になる一時を。
 そう、思いましたね。白板にいろいろとへんな落書きをしてきましたし(笑)

神の定義を考えてみよう。
果たして、神とはどんな存在だろうか。
すべての存在を創りし創造者か。
すべてを自由に操れる支配者か。
すべての現象を行える万能者か。
すべての存在、現象に束縛されぬ自由者か。

すべての存在、現象に束縛されぬ存在を神と呼ぶならば、仮初めであっても音楽あふれるこの世界では僕が神だ。
この絶対領域の中で、僕は歌うことができる。舞うことが出来る。奏でることが出来る。
これは簡単に壊れる世界。けれども、大切なものだと思う。
多くの存在が、神になれる一時を持てますように……。

■ みんなの後姿を見ているような気がする ■

 上の神になれるということは、実のところはいいことでもなんでもない、非常に寂しいことです。だって、周りに誰もいないから神になれるんです。たった一人ぼっちなんですよ、神になるっていうのは。
 そんなことを考えました。誰とも同じ空間を共有することが出来ない。寂しいですね。
 僕はなんとなく、自分だけが取り残されているだけのような気がしました。気が付いたら周りにいた人々はどんどん先に進んでいて、僕はみんなの後姿を見ながら、ただあとを追いかけて歩いていく。傍には誰もおらず、しかしながら誰かのそばに行くこともせず、ただただため息を付くばかり。
 ゆっくりとしていることは悪いことではないのに、ただひたすらに寂しく感じることがあります。まあ、これが自分勝手にやるってことの代償なのでしょうね。みんながやろうって言う事を撥ね付けて、ゆっくりと歩いた結果です。
 僕はこの先、走ることはそうそうないでしょう。これからも、今まで通りに生きていくのだろうと思います。
 ま、笑える話でありますけれども、ね(笑)

■ 明日からまたキャンプへ ■

 また六時おきです。けれどももう零時過ぎてます。もうすぐ半です。もう寝ます! おやすみなさいです。例によって三日間更新はないです。友達はページの掲示板を閉鎖すると言っていましたけれど、僕のところは人がほとんどいないので閉鎖はしません。どんちゃかやってくださいませ。問題が起こったらそれは次回より対処しますです。
 では、いってきま〜〜す♪

五月一四日〜一六日、銀曜〜陽曜日の話  ザ・キャンプ第二回

 現在、文章をまとめています。しばらくお待ちください。
 今回のキャンプは先週のものに比べ、苦労もたくさんしました。快かったこともたくさんあったし、実に不快なこともたくさん。家に帰ってからも逆境に立たされ、「俺はなんでこのキャンプに行ったんだろうか……」と不利益を被った(こうむった)こともありました。家族の無理解のほどにも呆れました。けれども、あまりにも自分も自分の感情を表に出さなかったな、と得たこともあります。いや、この得たものは必ずや、僕の人生を変えるものとなるでしょう。
 自然の中でキャンプを行なうっていうのは、実に不思議なものですね(笑)

■ 追記:〇六年 二月 八日 ■

 過去ログ整理中にここを読んだので何があったのか、覚えている事を書いておく。

 今回のキャンプでは職場で一緒にいる人も来ていたのだが、こいつにものすごい問題があった。自分勝手でキャンプ仲間と言い争いを起こし、仕事をしないで働いている僕らの横でジュースを飲んでいる、こいつが使った雨にぬれたカッパを後始末をしている僕に対し、「早くご飯食べたほうがいいと僕は思いますよ」。勝手に思っとけ。ボケが。

 そういうことで、非常に素行が悪かった。職場で見ている限り、おそらくはそれが彼の生活場面での姿なのだろう。周りに無頓着というか、自分勝手過ぎて周りを破壊している。駄目だこいつ。協調性というものがない。

 そのほかの事と言えば、夜、就寝時間過ぎた後も外にいて、そこで空を眺めていた学生とバブル時代に育った人々の子育て教育についてしゃべっていたら他のサポート学生に「崖から落ちてるんじゃないか」と心配されていたとか。

 家に帰ってからの事は覚えてないな。


五月一七日、星曜日の話  キャンプから一夜明けて

 あ〜、陽曜日の話をしないと全く理解してもらえない話ですけれども、ここは話の前後が逆転してしまっているというということだけを理解してもらって、話を進めたいと思います。すいません。

■ 逆境を乗り越えて ■

 あ〜、久しぶりに泣きましたよ、昨日は。あそこまで家族が僕のことを理解してくれていなかったのかと思うと、世間の無理解の嵐なんてすさまじいものがあると言えるでしょう。今まで二〇年間も一緒にいた家族があの調子だったんだし……。
 一晩明けて、胸に去来するのは「僕は今まで、あまりにも怒り方というものを知らなかった」という思いです。黙ってお箸をへし折らんばかりにお皿に押し付ける態度をとっても、誰も理解してくれないんです。「黙れ、黙ってくれ!」と言っても、人が僕の神経を逆なでするのは止まらない。
 そして今日、大学にて教育に関する授業を受け、保育所に行く子供たちがいかにして育っていくのを見たとき、僕に足りなかったのはこれだと思いました。
 その保育所には、自分の気持ちを語らず、問いただされても「さあね」とはぐらかせて話さず、友達から阻害されていた子供がいました。保育士はそのこのことを「五、六歳だとは思えない言語能力を持っている賢い子だ」と語っています。
 僕は、この子と同じなんです。僕はいろいろなことを知っていて、また、どうやら他人よりも物事を理解する力が強いらしい。他人が怒っていても、さらにその上から客観的に見てなぜ怒っているのかを理解することが出来ます。その態度を「煮えきらぬ」と言われると多少心苦しいものがありますけれど(笑)
 僕は、あまりにも自分の感情を出さな過ぎたんです。「これぐらい、見れば解るだろうが!」という思いが強すぎた。多分、僕自身が理解力が強いが故の誤解です。他の人の理解力は、僕と同じぐらいに強いと思い込んでいた。……こう言うと、今の僕は他の人を馬鹿にしているように感じるかもしれませんが、決してそうではありません。
 さて、僕はこれから先、人に物を言う場合にはもう少しだけ、自分の感情を出したいと思います。気分が悪いことにははっきりと「気分が悪いんだよ」と言います。相手は不快に思うでしょうが、僕だって不快なんだ。僕の気持ちを無視するな! ここにいるのは、お前だけじゃないんだ! ということを、時、人物、場所、場合をを踏まえつつ、表現していきたいと思います(笑)

 そして大学から帰ってきて、お母さんにそういう話をして話し合いをし、うまく理解してもらえました。嬉しかったっす(笑)
 が、そのあとの妹との話し合いには何と言うか……とりあえず、全然うまく行きませんでした。妹は詭弁家で、話がまとまらない。一つの話をするとき、例えを使うにも僕に理解しがたい、と言うか関係性の見られない例えを出してくる。だから、「その例えじゃ解らないから別の例えにしてくれ」と頼むと、「じゃ、例えを使わないで話すことにする」と言います。
 「なんでそうなるの?」「お兄ちゃんは世の中の例えを一から十まで全部言えって言うのか」「そんなこと言ってないが……じゃあ、言ってみろ」「時間の無駄じゃん」「……だからな、僕の理解できる例えを――」「お兄ちゃんは全然理解してないじゃん!」「だから理解――」「私はこんだけ話てんねんで!? なのにお兄ちゃんはちっとも話してないじゃん。お兄ちゃんは世の中のことを理解してなさすぎやで」「あのなぁ! 世の中がどうこう言う前に、ここでの話をしてくれよ! 僕はキャンプ中のほかのスタッフのやったことに腹を立てたというのをまず理解してくれ!」「だから、そんなの世の中にはたくさんあるねんて!」「だからなんだ! お前はそうやって、僕の気持ちを踏みにじるのか!」「踏みにじってなんかないって!」「じゃあなんで僕の気持ちを認めてくれないんだ! 『そうだね』って言う前になんで『そういう人は世の中にたくさんいるんだから我慢しろ』って、『お前が全部悪い』って言うんだ!?」「お兄ちゃんは一本化して話しすぎてるわ!」「またそうやって逃げるだろ! 本当に僕を理解しようという気があるのか!?」「なんでそんなこと言えるの!? 私はお兄ちゃんのこと心配してるねんで!?」「僕のことを理解していないのに、よくそんなこと言えるな!」「理解してるよ!」「じゃあ、なんで僕が怒っているということを踏みにじるんだ!?」
 こういう話が続き、最後にはなんか漫画を回収して妹は出て行きました。そのあと、どうやらお父さんに報告しにいった模様。
 妹はあまりにも自分の考えに固執しすぎ、自分の主義主張を他人に押し付けています。そりゃ、あんなんじゃ周りに敵は多いでしょう。まったく、心配です(笑)

■ 登山靴は快適か!?

 本日、キャンプ地で雨に降られたせいで靴がぬれておりまして。新聞紙を入れておいたのですけれども乾かなかったようで、今日は急遽、登山靴で通学しました。
 これが意外と快適。まず、滑らない。登山靴の強靭な靴底は雨に濡れたつるつるの床でも滑ることがなく、まさに絶品です。あと、背筋がしゃきっとする。登山靴は足を保護するために足首を出来る限り固定します。足首はそんなに自由ではなくなりますが、山道を歩くにはこれは必須です。普通の靴で歩くと足首をひねってしまうことがあるので。で、足首を固定してしまうために、背筋を丸めると足首が痛くなるんです。痛くならないためには、足をまっすぐに立てること。立っているのならば、少し胸を張ったように直立しなくてはなりません。僕的にはプラス面です。慣れていない人にはかなりきついことこの上ないと思いますけれど(笑)
 靴の音もいいし、万が一、事故が起こった際にもかなり安心です。登山靴は普通の靴に比べてかなり頑丈に出来ているので、ガラスを踏んでも大丈夫、熱にもかなりの間耐えられるでしょう(もちろん、素人に出来ることは非常に限られています。素人が災害、事故時にでしゃばるのは大変危険なので、その辺りはわきまえて行動しましょう)。
 このまま、登山靴を普通の靴として履こうかな(笑)

■ げ…… ■

 興味が湧き、自分の大学の偏差値を調べていたときのことです。検索であるページを発見しました。それは、僕の大学の学生が集まる2ちゃんねる風掲示板でした。何個か話題があり……その中に、僕の所属していた(過去形なのはもう、そういう気分だからです)職場の話題があった――――! でもって、“必要なし”が多数! うわ〜、やばいですな……。まあ、この掲示板自身、うちの学生はあまり知らないと思います。一部の学生が騒いでいるだけのことは判るのですけれど……けれども、……なんと言いますか……うちの大学の大学新聞(新聞部発行)が丸ごと掲載されているのにはびっくり! さらには……危ないので詳しくは言いませんけれど、僕を爆笑させてくれるものがあったりしました。あ、あんなものまでネットで落とせるようになっているなんて……こりゃ、警察も公安も大学まで来ないだろ。来る必要がない。もう笑ってしまいます(笑)
 ま、このページを知ったんだし、せっかくだから一学生として利用させてもらおうと思っています(笑)

五月一八日、焔曜日の話  ……眠い

 キャンプの疲れがようやく取れてきたという感じです。にしても、なんだかキャンプに行ってから潔癖症になったような……。

■ 人間論で ■

 僕は火曜日の三限(昼休みのあと)に【人間論】という授業を取っています。いわゆる哲学から見た人間を考える授業で、先生とはけっこう付き合っているほうかも……。キャンプでもいろいろ話をしましたし、なんか、先生からは個別に認識されているし……。
 で、今日の授業では『日常知、技術知、科学知、哲学知と四つの知があります。これらを結んでいる知について考えよ』というもので、詳しい内容は……う〜ん、実際に授業を受けてもらわないと訳が分からないと思いますので説明は割愛。なんか難しいことを考えているのです!
 で、僕はと言えば、その論題について考えることをすっかり忘れておりまして(言い訳をすれば、キャンプに行っていたからだ!)。どうするかと考える前に昼休みに一生懸命考え、授業に出てからも考え続けて何とかまとめました。レポート一枚分書き上げるのに要した時間は一時間半。多分、うちの大学ではかなり早いほうに分類されると思います。論題を見たのが今日の昼休みなのだから、前置き時間もありません。小説書いてて良かった!(文章力と構想力は、ここで鍛えられた)
 で、発表。何気に数ある発表の中で一番長い。先生からの評価も高かったです。にしても、今日はずいぶんと学生がやかましい。先生に代わって「お前ら、しゃべり続けて舌が乾くまで帰ってくんな!」と言ってやろうかと思いました。本当、先生が注意しても二秒と持たない。よくもまあしゃべれるよ……。
 人間論のあとの別の授業でも学生がうるさかったんですよね〜。今日は何かイベントとかあるのかな? 僕は全く知りませんけれど。もしくは、今夜は満月である、とか?(笑)

■ 大学掲示板が〜 ■

 う〜む、発言したら、ずいぶんと関心を持たれてしまったようです。まあ、教えてあげるのは悪い気はしないので、僕が知っていることならば教えてあげますけれど……。僕の職場の話なので、僕の家から直接書き込むのは危険かもしれない。公安の書類が掲載されていたりしますし。びっくり。
 不満があるのであれば、僕がそれを聞いて職場に持って行こうかな、と思います。それが通るのかは判りませんけれど、せっかく考えてくれている人がいるのだし、大切にしたいです。

 そんな感じで午前三時までやってしまい、明日の英語の予習が全くされていないという状態。ここは一発、度胸を決めて先生に当てられないことを祈って授業を受けましょうか(笑)
 ……掲示板に書き込む際には、プロクシを通すか、大学に行ってそこから書き込まなきゃならんかな……。

五月一九日、滝曜日  今更ながらにキャンプの余波に苦しむ

 やはり、二週間連続で土日が潰れたのは痛かった……。ネット更新が滞っています。ぼけっとしとらんで動いていかないと、時間に追われてしまう〜〜!!!

■ 掲示板の恐怖 ■

 噂の大学掲示板を利用させてもらってまだ四八時間もたっていませんが、どうやら初心者にありがちな心境に追い込まれています。
 すなわち、自分の書き込みにどういう反応が来るかが気になって仕方がない……。僕のページの掲示板ぐらいならば書き逃げもありだと思うのですが、いかんせん、相手は半公共物の何百人もの人が見に来る掲示板です。匿名性もあり、素人レベルならば気兼ねなく発言できる。……本気で危ないと感じるならばプロクシを通すかしないと。
 あ、プロクシというのは代理のサーバーのことです。すみませんが、いきなりインターネットのお勉強です。
 元来、僕らはネットをする際には自分がネットをするために契約してるプロバイダーのサーバーにアクセスし、そこからさらに別のサーバーにアクセスしてページを見ています。この際、ネット利用者には利用者の身元を確保するためにIPアドレスと言うものが割り振られます。このIPアドレスは、一度接続を切ると変更されてしまいます。
 で、この状態だと発信元が確認されているため、いざ事件が起ころう物ならば警察はプロバイダーに情報公開を求めて発信元を押さえることが出来ます。
 これは極端な例ですが(あながち変だと言うわけでもないですが:笑)、匿名性を出したいときには自分のサーバーからさらに別のサーバーにアクセスし、そこからページを見に行くというようにします。こうすると、ページのほうに記録されるIPアドレスなどはその中間のサーバーのものになってしまい、発信元が特定されなくなります。詳しいことはCyberSyndrome - The Proxy Search Engineというサイトで説明されています。
 それはともかく、自分の書き込みへの反応が気になるので、一〇分ぐらいしたら掲示板を見に行って新しい掲示板を確認するという、かの有名な【2ちゃんねる】のヒッキーと同じようなことをしていたりしてました。スレを一五〇個ぐらい走り回っていたらヒッキー一級ぐらいでしょうか(笑)
 で。
 それにかまけて、今日の一限にある英語の予習をせず、しかも寝坊してサボってしまったという話。二限目は授業入ってないので、ザ・重役出勤です。
 堂々と(?)授業をサボったのは、初めてかもしれません……。

 また、職場と渡り合わねばならぬやも知れぬな……。

■ 月闇さんが小説を書いている ■

 月闇さんが小説を書いているという情報をキャッチしました。【混沌の国のアリス】ですね。
 情報筋によれば、本編に加えて壊れたパロディー小説を書き(真面目なのばかりだと疲れるらしい)、さらには僕にまでパロディー小説を書いて欲しいとの話まであるそうです。……僕がパロディー? うっわ、月闇さんも勝負士だなぁ。わっはっはっはっ。

■ 一応のお知らせ 七七七ヒットに関して ■

 僕のトップページ、アクセスカウンタ七七七を取ったのは……ヤフーの検索エンジンです! スリーセブンを検索にとられちまったよ! う〜む、これは僕のページに関して幸なのか不幸なのか、微妙に判断に迷います……。

五月二〇日、林曜日の話  日記更新停滞発生

 う〜、レポート作成やら出来もしない語学予習に時間取られて更新できませんでした……。

■ 一日三時間! ■

 最近、大学に行けば授業しか出ずに帰ってくるので、なんか大学にいる時間が非常に短いです。大学まで一時間の移動時間、休憩を入れると、大学のために使っている時間は五時間半くらいと言うことになります。職場に時間、取られていたからな〜。しっかし、また一悶着ありそうな予感……。
 で、五時間半しか家を空けていないわけですが、何かと時間がない。妹に漫画を四〇冊近く渡されるわ、キャンプの余波で部屋が掃除できとらんわ、パソコンでシューティングをやって集中力失うわで大変です。……え? そんなの全部お前の責任だろって? ……すいません、申し訳ない(泣)
 それはともかく、やはり土日の影響力って言うのはすごいものがあるんだなって思います。ここまで生活が乱れるとは……。くはっ、学生のうちからこんな感じですカー! 社会に出たら漫画の独身者のように部屋の中に腐海が広がってもおかしくないかもしれません……。

■ やはり…… ■

 今日、全ての授業が終わったあとに月闇さんのフロッピーを回収せんがために職場の近くへと赴きました。職場の人とは接触したくない気持ち満々です。見つからないように月闇さんの所属していた部活の部室に滑り込みました。が、誰もおらず。三〇分ぐらい待ってフロッピーを持っている人と会い、回収しました。月闇さん、無事にフロッピー回収成功しました! が、この三〇分の間に職場の人と、てか上司と顔をあわせてしまったしな〜。あれは痛かった……。
 で、回収して建物を出ようとしたときの事。ふと呼び止められました。そこに出てきたのはM君です(説明:M君は後期キャンプでともにスタッフとして働いた人。このときはまだ、名前を知らなかった)。話を聞いてみると……。

「お前、たしかN(僕の職場にいる僕と同期の人)と同じ職場だったよな。言っとくぞ、俺はキャンプで、あいつよりも一生懸命働いてたんだよ!

 なんかやったな、Nのやつ……。で、僕はNの仕事の働きぶりもM君の仕事の働きぶりも見ていません。だから、この場合はどちらの言い分に信用が置けるか、ということになります。Nからは何も言い分を聞いていませんが、どうせ「自分だって真面目に働いていましたよ!」というに決まってるし……。
 僕の信用の天秤は、一秒で傾きました。M君のほうが働いていたであろうことは確実かと。実際のところはトイトイが真実だとは思いますが、心証的にはM君に配分があります。Nの言動や行動、生活態度を見ていたらなぁ……。
 はやくキャンプ後半の日記を書かないとな、と思う今日このごろ(まだ書いていないんです……)。



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