06/03/01
〇六年 六月一三日 内部状況報告 No.3
最近は諸事情によりログインすることも少なくなりがちになっているが、結果として「司令がいなくても動くギルド」、つまりは横の関係の強化にはつながった模様。ただし、それがギルドの長所として働いているかと言うと、また難しいところだ。というのも、その横の関係と言うのは言うなれば「グループ」と言うものであり、新しい人を受け入れられるかは判断しかねる。なぜならば、彼女達の最近の目標がひたすら転生方向に向いているため、レベルが90以上の人でないと厳しいのではないかと思われる。つまり、新人にはまだまだ依然として壁があることにはなるだろう。もーちょっとまったりさを感じられるようにするのが、今後の課題だと思われる。
しかし、上記のような状況とは裏腹に、ギルドメンバーに覇気のようなものが感じられないこともしばしばあるようだ。というのも、やることが狩りしかなくなっているせいかそれ以外のことをしているときにはAFKしまくったり反応が薄かったりする。狩りに熱中しすぎて狩り以外のことがおざなりになっていると言えるだろう。ゆえに、自分で言うのもなんだが狩りに熱心でない司令はよく一人で座っていることが多い。ギルドメンバーがいようとも、鍛錬は一人。レベルが合わない、ログイン時間が合わない、リズムが合わない、と言う溝があるためだと考えている。
狩りだけでは楽しむことは出来ない。ゆえに、できることを考えて実行していこうする現在の司令個人の方針とは、根本的に合わないのだ。転生が完了すればましになるかと言えば、そんなことは考えられない。転生して落ち着いた人を見たことがない。大抵はまた80か90辺りを目指して狩りに明け暮れるのである。
もうちょっと狩り以外のところにも楽しみを持っている人がギルドに来て欲しいところ。あまりにも寂しい。
また、最近思うのだが、あまりにもメンバー同士の関係がROにかなさ過ぎると言うのも感じ始めている。ROはオンラインゲームである。つまり、インターネットでコミュニケーションを取っている状態だ。そうならば、RO以外のところでも遊ぶことが出来るのではないか。掲示板で会話もありえるだろうし、面白いページを探してくるのもいい。RO以外のゲームでも遊ぶことが出来るだろう。そうした場を形成することもありなのではないかと思う。
まだまだ、「遊ぶ」余地はあるだろう。出来れば、多くの人と考えたいものだ。