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差分に対する処置を考える

アスキーアートの差分の扱い
http://hades.worlds-walkers.org/~haruhi-AA/CGI/blog/diary.cgi?no=51&continue=on

 上の記事で少し考えたことがあった差分の取り扱いについて、今後の対応を考えると現状の「元AAに適用させた上で登録」方式では不具合が先立つだろうと予測された。

 まあ、予測と言うか、アスキーアートの公開スレッドにおいて、一つのアスキーアートに対する差分の量に眩暈(めまい)がしたというのが本音に近い。あまりにもパターンが多すぎるとサイトの容量自体には問題なくとも、利用者たる人間には苛立ちを与える結果になる。

 つまり、差分がたくさんあるアスキーアートを登録した瞬間、扱いにくいサイトになってしまう。それはまずい。

続き

 今回の仕様変更における良いポイントは三つある。ただし、悪いポイントも二つある。

メリット
・物理的なページスクロール量の圧縮
・アスキーアート一覧ページの目次の圧縮
・アスキーアートデータの圧縮

デメリット
・利用者が手動で差分を適用する必要がある
・利用者がどんな差分があるのか覚える必要がある場合がある

◇メリット
■物理的なページスクロール量の圧縮
 簡単な話、初期表示として差分は表示ボタンを押されるまで折りたたまれている形にするので、いくら差分が追加されようともページスクロールは元AA一つ分だけでよくなる。目的のAAを探すにも、走査距離が短いと言うのは重要だろう。

■アスキーアート一覧ページの目次の圧縮
 現在、差分があるAAは目次上、一つの領域を持っている(顔アップ1、顔アップ2、顔アップ3など)。表示するのが元AA一つになる以上、個別に区切る必要はなくなる。ゆえに、目次の内容量が減る結果になり、目的のAAが探しやすくなる。

■アスキーアートデータの圧縮
 前にも考察したが、差分のみの登録にすることでAAデータ量が削減され、似たようなAAを何度も見なくて済むようになる。間違い探しレベルの差分を何度も見るのは人間にとってよろしいことではない。
 さらに地味ではあるが、AA一覧ページの表示が速くなる。

◇デメリット
■利用者が手動で差分を適用する必要がある
 差分を適用したAAを登録しないという方針上、この手間が発生することは避けられない。コピペして即利用、という即時性は失われることになる。
 しかしながら、差分パターンが二種類以上ある場合(目元のパターンと口元のパターンなど)、欲しいAAを得るためには確実に手動操作が要求されるため、むしろ手動操作前提の作りにしたほうが使い勝手が向上する場面もあると思われる。

■利用者がどんな差分があるのか覚える必要がある場合がある
 どのような差分があるのか差分を表示する操作を行わないと見れないため、利用者側に差分の存在を確実に明示することができない。差分が追加されても利用者がそれに気が付かない可能性がある。



 以上、差分を取り扱う仕様を変更する上で考えられる利点と不利点をまとめてみたが、今後のことを考えると仕様変更は避けられないと思われる。

 後回しにしても仕方ないので、この仕様変更にはすぐに取り掛かります。またしてもデータファイルから手を入れないといけないので大掛かりになりますが、何とか使いやすいと思えるサイトにして見せます。

 よろしくお願いします。

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