駄 文


月闇さんがその頭脳よりはじき出した驚異の文章郡! 彼女の真価はまだまだ見えてこない……。(BE談)


真猿蟹合戦


 蟹が鋏で猿喰った。連続殺猿だった。猿はカヲル君? 落ちた首は復習を語る。 ♪残酷な天使のテーゼ。(中略)迸る、熱いパトス(と血液)♪


俗猿蟹合戦

 今日は眠い。とても眠い。蟹はそう思った。えぇい、この胸のもやもやは何? もしかして“変”? あぁ、そう言えば、猿食ってないわ! ちょっと、猿でも食べようかしら? 頭(かしら)のほうがおいしいのよね。とか、蟹が言った。 ♪頭・頭・頭・頭を食べると魚・魚・魚・魚が良くなるぅ♪
 一方その頃、猿達は電磁波発生装置を開発中です。あの蟹にはこれが効くのだ。これは丁度電子レンジのような役割をして、蟹が浜茹で状態になるのだ。蟹は最高ですぜ、旦那! でもでも、蟹アレルギーの人には注意ですがなぁ。 ♪取れ取れピチピチ蟹料理ー(キダタロー、カツラ取れ)♪
 時は戦国。草木も眠る丑三つ時、蟹VS猿達の戦いの火蓋は切って落とされた。蟹の投石攻撃。猿に当たったがあまり効果がない。次に猿の投柿攻撃。しかし、まっすぐ飛ばない。当たらない。猿太郎、受け取れ! 猿次郎が例の電磁波発生装置を投げる。しかし、猿太郎はダイレクトに受け取れない。一回、下に落ちてしまった。前方破損。でも、ノンプロブレムさ。装置は絶対に動くんだもん。残りの猿達も猿太郎を支える。いけっ、ハイメガカノン(←ゲーム)。死にさらせ、甲殻類共、銅鑼拳流月光!(キュイーン!) 発射!(ドカーン!)……。ぐわー! と、猿達。エッ、どうしてかって? 前方が破損して電磁波が近くの猿達に作用しちゃたんですもの。電磁波大暴走。アッ、と言う間に猿達が“浜茹で”状態に。その後、ジャブローのズゴックに喰われてしまいました。合掌。
 やっぱり、連続殺猿でしたね。


激猿蟹合戦

 二回とも、見事に敗退した負け猿達。次の発明は絶対にきれないスーツです。……。そして、完成の日。早速試着。でも、着れないのでした。猿達の間抜けな発明はまだまだ続きます。火猿放射器。これさえあれば、焼き蟹ができるってなもんやなぁ。 ♪蟹、1・2・3・4・5・6。5・6。5・6。ゴロッ?♪
 ズゴック達はもう関係無いって感じです。嗚呼、眠い。この眠さは何とかならないの? そう言えば、ダライアスシリーズでも蟹は大流行。でも、負けちゃうんですよね。ショック。インフレでツライ。シック。私ゃ、頑張るわよ。まだまだ、甘いのよね。 ♪甘い稲妻。甘い、甘い。猿猿、猿猿猿猿、猿ゲチューッ!♪
 猿達は蟹の巣まで火猿放射器を片手に進みます。火猿放射器ってナイスな名前ですね。と、猿吉。そうそう、猿って感じですね。猿留。その他も、ウキーウキーと大騒ぎ。すぐに蟹達は分かります。喧しいからね。 ♪ウチラ陽気な、蟹魔死娘。日本の未来はウォウ、ウォウ、ウォウ、ウォウ。猿も驚くイェイ、イェイ、イェイ、イェイ。鯉を喰おうじゃないか?♪
 この蟹公が、くたばれ化け物。と、先手必勝の猿達。火猿放射器を発動。蟹も泡攻撃で防御します。おのれ、蟹め。マックスパワーだ。マックスパワー・マックスパワー・ネックボーンブレイク・ブレイク。うぉー。って、猿が燃えてますがな。……。すっかり、火猿放射器で燃えつきた猿達。ズゴック達は喰っちゃいました。ご馳走様でした。


必殺猿蟹合戦

 猿蟹シリーズ第四段はカニパンチャーの猿山部屋でのお話なのです。
 部屋では常にトレーニングの日々。何をやっているかと言うと一応部屋ですから、相撲ですね。嗚呼、毎日毎日チャンコ鍋。カニ鍋が食べたいなって感じ。えっ、何だって? 今日はカニ鍋ですか。カニ最高! さてと、カニでも食べますか? 頂きます。ぐはっ、アレルギーですがな。ピィーンチ! ピーポーピーポー。やや危険?! 結局、体鍛えても食う物には気をつけてない猿Aなのでした(笑い)。


悦猿蟹合戦

 蟹達はすっかり悲しい模様です。だって蟹江ギンさんが亡くなってしまったのですから、あの人はホントいい人だったのに(泣き)。蟹の長老でしたしね。
 その頃、猿達はどうしているかというと、何にも考えずに新世紀某人造人間に出てくる使徒モドキを作っていました。タイトルもずばり「蟹食う使徒使徒」。パクってる? そんなのノープロブレムさっ。こんなの考えるのは滅多にいないから。
 蟹が泣いてる中で猿登場。いよいよ、火粒子砲(誤字)か? エッ、花束? なにっ、人間の蟹江ぎんさんの葬儀かと思った? 違うよ。蟹のだよ。
 猿達はそそくさと帰りました。「紛らわしい奴め」「この馬鹿が」猿達は逆ギレして帰りましたとさ。
 逆ギレすると悪口も言いたい放題。悦ぶ猿達。あぁ、すっきり。


奇猿蟹合戦

 雪がもうすぐ降り止みます。春に向けて猿もまだまだ動きが鈍っています。でも、蟹のほうはきっと寒いから動きが鈍いんだろうな、って猿たちは思っています。 ♪猿猿猿猿、ウィアザチャンプ、ウィアザチャンピョン♪
今日こそ勝つ。絶対に勝つ。1ヵ月前から用意した蟹網キャッチャーの「網元新二郎君壱号」に掛かればあっという間に倒せるっ、てなもんやなっ。これで念願のカニ鍋にありつける。でも、何で新次郎なのに壱号なのですか? いや、知らないよ。……。まぁ、いいじゃないか。どうせこれで、蟹が喰えるんだから。ひゃっほー、蟹最高。これでどれだけ取れるかな? いやー、楽しみですね。
 でも、これどうやって運ぶの? ふふふっ、ノープロブレムさ。そんな時には、こちら。……。えっ、荷台だって? これがただの荷台に見えるかい? 駄目だな、素人は。実はこれ、二人で運ぶ画期的な荷台なのさ。二人のパワーが集まれば、スピードは3倍。どうだ、少しだけ早いだろ。これで、蟹にも悟られる心配は無いぜ。
 いよいよ、蟹の棲家に到着。でも、荷台が入らないので仕方がない。手で運びますか。……。何か引きずる音が思いっきりしてるんですけど。歌で誤魔化せるっ、てなもんやな。 ♪貴方はもう、忘れたかしら。赤い浜茹での毛蟹を食べて♪
 よく考えると丸聞こえなんだよね、と蟹の見張り役。旦那、追っ手が追ってきますぜ。あっ、目の前に来た。ヤロー共、出あえ出あえ。けど、本当の野郎が来たら退きますよね。あっ、待って置いていかないで。という事で、両者揃い踏みです。
 よく見れば一網打尽じゃないか。伊達に猿を名乗ってない。今だ、必殺合体フォーメーション網落とし。くそー、場所が狭いじゃないか。網が広がってないし。しかも、蟹達は大型ニッパーで網を切ってるし。切るな切るな、この最高傑作の「綱元新次郎君弐号」を。名前も変えてる場合じゃないよ。
 結局、狭い中で暴れるのは止そうと胃袋で猿は思うのでした。じゅっ。


烈猿蟹合戦

 さて、いよいよ巷では冬真っ盛りになってきました。あっ、ついでにやっと新作に漕ぎ着けました。結構、長かった3年間……。
 と、私の事はいいんですよ。
 ♪そうだ 恐れないで 皆のために愛と勇気だけが友達さ。世界に広めよう、友達の輪♪
 と、猿一が何やら歌っています。今回は蟹蒲鉾に挑戦です。何て言ったって、このお料理教室は大繁盛。ほら、あそこにあるぼったくりバーも真っ青です。
 やったね!(満開なので)
 何とこの蒲鉾には今や希少品とまで謳われたヒ○ポン≠ェ入っています。
 ある意味、最高傑作です。だから、バカ売れ。それを知ってか知らずか、大繁盛ですよ。
 ……って、あっ、警察……。
 何、売ってるって?
 蟹だよ、蟹。見れば分かるだろ? 蟹蒲鉾だよ。
 いや、おい……。何してるんだ……。輪っぱ、つけてんじゃねぞ! おい、こら! 何で、連行してんだ。放せよ。ライバルの蟹、調理して何が悪いんだ? 聞けよ、ちゃんと人の眼を見て、聞けよ。親に言われなかったか? ちゃんと、人の眼を見てはなしなさい。ここ、俺が考えたの。‘放す’と‘話す’を掛けたの。って、分かるか? おい、明らかにシカトこいてんじゃねーぞ! 刺すぞ、こらぁ! この冷凍バナナで一突きだぞ! どうだ、怖いか! ビビってんじゃねーぞ! おい、ちょっと待てよ……! 何で、猿数がさっきから増えてんだ……! 何で40匹も囲んでるんだ……! おい、こら、持ち上げんじゃねーぞ……!
 ……。結局、CAGEに行きました。って、最新作も相変わらず……、ショタっていう方じゃないです。
 皆様、くれぐれも薬には手を出さないようにして下さい。そして、断る勇気を持って下さい。ダメ、絶対! それが合言葉です。(警察より)