今のところ、WWというギルドは骨と皮しかないようなもので、頭を悩ませている。
ただギルドを作ったというだけならギルドを作った意味がないわけで、
どうすれば繁栄させて行けるのかについて考える事は、これもまた一つの楽しみだろう。
何とかしたいから悩むのである。
ウルフと戯れて、肉と化け物の餌をがめようと思ってアルベルタへと行ったら、
ギルド攻城戦を前にして人がひしめいていた。
僕に戦う意思はありませんよという顔をしてカプラで倉庫を利用し、アルベルタの外へと出た。
いつかは蹴落として砦を取ってやる気は満々だが、なにぶん今はその時ではない。
今は水面下で動くときである。
しかしまぁ、今日のギルド戦には参加しよう。
ウルフはリンクモンスターであるため、一匹が噛みついてくれば周りのウルフが押し寄せてくる。
程よく引っ張ったところでグリムトゥースでまとめ狩りをする。
しかし、狙っていた肉と化け物の餌はそんなには出なかった。
これなら、白ハブを取ってきてポーションを作ってもらったほうがいいかもしれない。
さて攻城戦であるが、ギルド戦というからには単騎では分が敵側にある事はお分かりいただけるだろう。
そこで、まず偵察から始めることになる。
フェイヨンの砦は結構過疎っており、防衛をしているところはそれなりに準備を整えていて、
大抵は門の前に通報係がいる。ギルドに入っていない人なんかは特に怪しい。
そこで、この通報係がいない砦を探す。
そういう砦は放棄された可能性が極めて高い。
( ゚д゚)ビンゴー
この砦はやはり放棄されていて、転生ローグ君がひとりで寂しくエンペを叩いているだけだった。
僕が姿を現すと、心置きなく叩いていいとエンペ破壊レースに参加させてくれた。
あとから人が来てもやはり攻撃対象はエンペリウムだけで、実にのほほんとしている。
今回は惜しくも砦は取れず、取ったのはローグ君だった。
再び戻ってきて祝福の言葉をささげたあとに再びエンペを叩く。
ローグ君は特に防衛をする事も無く、のほほんとしていた。
今回は砦を取れるかもしれない。旗にWWのマークを載せたるわいっ! とか思っていたのだが、
その直後にやってきた大群に敢え無く叩きだされた。
(´・ω・`)ショボーン
他の砦に入ってみる物の、通報係がいるところの防衛は単騎ではどうしようもないレベルである。
フェイヨン砦は過疎っているというか、ギルドの数が少ないだけでその分、
各ギルドの人員はめちゃくちゃ多い。
防衛線を突破する事は容易ではない。(´ヘ`;)
九時半を回って各砦に防衛線が完成したようなので、プロの砦にレースをしにいくことに。
ところで、武器が壊されていた。ちなみに、防具も同じ運命をたどっていた。
修理工に持ち込むべきなのかもしれないが、
とりあえずプロのレースならば直接戦闘にはならないので放っておく。
プロのレースは過酷である。入り口も詰まって入れやしない。
てか座ってますけれどね!
レースでは入り口で入れない事はもはや負けたも同然である。
早く入れろー!
ラグはなんとか対処できるのだが、これはねぇ……。
そうして、今日のギルド戦も特に成果なく終わった。
来週辺りは五分でもいいから砦を取りたいものである。
さて、攻城戦が終わったらアコにチェンジし、プロンテラの各地の様子を見て回った。
WWの溜まり場をプロ内に持つ場合のための調査である。
攻城戦のあとは大体のギルドが溜まり場にきているため、分かりやすい。
臨公広場、清算広場、露天通りは論外として調査した結果、
上の写真で囲った部分はまだ空いているらしいことが分かった。
いうまでも無くプロンテラの不便なところである。
今までほとんど活動実績の無いほぼ新設ギルドはこの辺りに陣取るしかないようだ。
調査のために走り回っていたら、露天通りで彷徨う者が暴れていた。
すぐに鎮圧されたものの、切り刻まれた商人の何人かはそのまま放置された。
ふぅ、テロが起こっても大して嘆かない僕をお許しください。もう慣れました。
プロのカプラ前にて、砦で出会ったローグさんに会いました。
(´▽`*)アハハ 、と笑って別れました。
このあと、ふらりとウィズで時計塔へ。
さて、ここでご紹介したいのが上の写真の状況である。
床に置かれた五つの白い物体。言わずもがな、ミルクである。一つ二〇個ある。
この場にいた人々は混乱の波にさらされていた。
なぜミルク……! 誰が落としたのか……!
ミルクはミルクである。動きもしないししゃべりもしない(赤く点滅したり消えたりはする)。
取ってもいいのか悪いのか、それすらも判断がつかない。
ここで活躍するのは図太い人勇敢な人である。つまり僕だ。
いやいや、危険因子を排除する人、である。この物体を危険であるとし、
速やかに排除すべく行動しなくてはならない。
これはミルクという名の危険な物体を利用して人々に恐怖と混乱を振りまく“ミルクテロ”なのである!
これを回収して人気のないところでがぶ飲みすれば無事、世界の平和は保たれるのである。
一緒に危険なミルクを回収してくれたアサシン君に感謝したい。
時計塔で偶然出会ったGMさんに頼み、壊れた裏切り者とシーフクロースを修理してもらった。
ここで知ったのだが、武器レベル1の武器を修理するには鉄鉱石、レベル2は鉄、
レベル3は鋼鉄でレベル4はオリデオコン原石、そして防具には鋼鉄が一つ必要であるらしい。
必要なものの相場を考えると、レベル3の武器と防具は修理工に、
それ以外はBSに頼んだほうが安上がりらしい。
修理を終えて、今後のRO手記のことやらセクトのことやらをGMさんに愚痴っていたら、
くりあ君が遊びに来てくれました。暇だったらしいです。
最後に、juriaさんから木琴マフラーを借りました。しかし、なんというか、
木琴マフラーを目の前にしても特に感慨が湧きません。
借りておいて失礼ですが、何かが足りない。
やはり、木琴装備に関しては自らの手でウィスパーカードを回収し、
自らの手でsマントに差すまで僕の戦いは終わりそうにありません。
絶対に自分の手で作ってやる! m9っ`Д´)