新人に触れる機会が何かと多いと噂される僕であるが、その人なりはかなり異なるものである。
その辺りは経験して行くしかないだろう。
朝、というか午後十二時、AFKから目覚めるとチャットにメッセージが入っていた。鬼神君からだ。
音楽はもとより効果音すら全て止めていたため、チャット入りしたときの音なども全部消されていた。
そのため、まったく気が付かなかったのである。まあ、寝ていたと言うのもあるが。
しかし、聞いて回ったとはどういうことだろう。道行く人に僕の事を聞いて回ったのだろうか……。
鬼神君は今はいないようである。アーチャーを作ったなら何処かで営業していると思うのだが、連絡を取ることが出来ない。
向こうから連絡が来るまで、沈没船に篭る事に。
沈没した海賊船。それは男のロマン。
今日も僕は海賊船へと行く。
中に入ると、なぜかGMさんが出現した。最近、行く先々で出会う人である。
そして、一緒に最深部を目指した。
いやはや、ゴーストリングと遭遇したときにはGMさんがルアフを使ってくれたおかげでかなり善戦出来た。
最後には逃げられてしまったが。
誰もいなくなった部屋で、鬼神君への訓練等について相談をする。
ROは得てしてプレイヤーの平均年齢が高い。夜のプレイヤーが多い事が如実に物語っている(遅い時間に遊ぶ人は、大抵仕事から帰ってきた社会人の方だ)。
そのため、鬼神君のように年齢の低い人とは折り合いの悪い人が大変多く、問題を起こす可能性は十分にありえる。
ROではプレイヤーの顔は見えない。ゆえに出会い頭では相手を自分と同年齢に見てしまいがちである。広く付き合うにはプレイヤーにその自覚が必要であるが、その自覚を持たない人は多い。
まあ、ゲームは遊ぶ物である、という意識を持てばそれでいいのだが……。
その後、僕のギルドの心得を作る事を決定し、GMさんと別れて一人でウィスパーを狩り続ける。
と、ミミックにぶっ殺されているクルセイダー君を見かけた。ミミックを何とか処理し、助けてあげる。
お前がな。
ヒドラの中にうずもれて笑ってるんじゃないよ(゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャ
この後、仲良くなったのでPTを彼と組み、沈没船で狩りを続けました。
んー、話をしてみると、どうやらこのクルセ君、年齢は中学生ぐらいであると分析します。
二次職まで進んでいるにしては、ちょっと知識が足りない。知識を取り込む能率の良さはやはり年齢と関係があるのかもしれません。まあ、調べるにしてもちょっと根気がいるからなぁ。
で、彼が唐突に「プティット(地)を狩りたい」と言うので、海を離れて山へと向かいました。
プティットを探し、狩りをしてみるものの……ちょっと、力不足な感があります。多分、彼は余りレベル上げのための狩りをしていない。興味の引かれるままに狩場を転々としていたのだと思います。まあ、ゲームを楽しんでいると言えば楽しんでいる人ですね。
で、プティットを二体ほど狩ったあと、今度は「グランペコを狩りたい」とのことで、時間を考慮しつつジュノーマップに行くためにアルデバランへ。
と、ここで「仕事」と言うことで落ちてしまわれました。うーむ、仕事という事は社会人の方かな。残念です。
で、まあここまで来たのだし一人でグランペコを狩る事にしました。
と、GMさん発見! (*゚Д゚) ムホムホ
なんだか、本当に行く先々で出会うなぁ……。
GMさんとちょっと談笑したあと、GMさんは時計へ、僕はアルデバラン北マップ、ジュノーエリアへ。
グランペコには一回殺された事があるのですが、現在では対応できるようになっています。
しかし、このマップ(アルデバランから北に二マップ)にいる別の敵が強くて……このマップはまだ僕にはきついですね。
と、三〇分ほどして先ほど落ちたクルセ君が戻ってきました。んー、仕事と言っても家の中で出来るものだったようですね……。
あとは仲良くグランペコ狩りフフフ ( ̄+ー ̄)キラーン
うーむ、グランペコの目が光っているように見える……面白SS認定(* ̄m ̄) ププッ
で、実際の戦闘はどうなのかと言うと攻撃を当てているのは僕だけで彼の攻撃は空振りばかりでした。
パラメーターを聞いてみると、DEX28、Hit78というグランペコ相手にはどうしようもないパラメーターでした。
と、ここで最悪のエラー落ち。<(゜ロ゜;)>ノォオオオオオ!!
すでに一日超過しているため、ここで落ちたらまた1dayチケットを使わないと入れません。
しかし、今一緒にいた彼にはこの事を教えていません。最悪、彼はその場に立ち尽くしてしまうかもしれないので、仕方なく予備の1dayを使いました。くっ、ちょっとこれは痛い……。
でもまあ、1dayチケットを二枚買っていて良かった( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
こうして復帰したあと、まずは自分の能力を高める事を提案。相談の末、ピラミッドダンジョンへマミーを狩りにいました。
……うーん、彼はマミーを狩りたいとは言ったものの、ピラミッドには来た事がなかったようですね。イシスがいる事を知らなかった。
で、被ダメもちょっと危険っぽかったので仕方なく退却。オークダンジョンへ行く事に。
うーむ、僕が壁をしていました。彼はゼノークとまともにやりあえるほどまだ強くなかったんです。
で、しばらく狩りをして、回復アイテムが切れたので外へ。
ここでもGMさん出現。( ゚Д゚)ポカーン
いや~、僕の体に発信機でもついているのでしょうか。いやまあ、GMさんの別キャラが僕のPTに入っていますがヽ(´▽`)/
でも、それを使ったのかどうかは……どうなのかなぁ。
外に出ると、鬼神君から連絡が入りました。
アーチャーを作ったので、ギルド入隊希望らしい。
それで、すぐにフェイヨンに来て欲しいとの事。
僕はクルセの彼の方に事情を説明しました。
こうして僕らは別れたわけですが……ちょっと礼儀が足りなかったかな。僕の得たアイテムを全部上げれば良かった。
オークダンジョンに来たのはちょっと僕の意見を押し通したところがありましたからねぇ。
それはともかく、フェイヨンへ。
フェイヨンにて鬼神君の別キャラ、壊滅王君に会いました。
ギルドの入隊を許可したあと、鍛錬のためにフェイヨンからアルベルタ、イズルード、ゲフェンと回ってキャラメルを狩りに。
エルダーウィローでもいいかなと思ったのですが、アクティブなために囲まれると壊滅王君では太刀打ちできず、安全なキャラメルを狩りに行きました。
……が、キャラメル相手だとどうもダメージが一ケタ台で、最悪1しかダメージを与えられず、これはダメかな、と思いました。
予定変更をすることに。ポリン島でちょっとレベルを上げ……!?
エエェェ工エェェ工エェェ(゚д゚)ェェエエ工ェェエエ工ェェエエ
……何たる事だ……。
ま、まあ、キャラを消すなとは、どこにも規定はないですが……いや、でも……。
キャラを作る事は鍛錬、気力、時間が必要です。半年以上やっている僕でもまだアサシン一人しかいません。それでもまだ鍛え足りないのが現状です。
しかし、そういうのを見越してキャラを作らないといくら気力があっても足りません。
つーか、せめても装備品を倉庫に入れてから消したほうが……。まあ、人のキャラ育成に文句言う筋合いは僕にはないんですが……。
感情移入が強いのかなぁ。ちょっと付き合っただけのキャラでも、死亡されると寂しいものです。
まあ、ともかくイズルードへ。
イズルードについて彼の新しいキャラに再会しました。そこで、ちょっとお説教。
まあ、ちょっと僕の説明がへたくそなところがあって微妙に真意が伝わっていないように思うのですが、まあ早い話、「人の時間使って育成しているのだから、それを無駄にした分は謝らないといけない」ということです。手伝ってもらっているのにキャラを消してその分を無駄にしたりしていれば、いつかは呆れられてしまいます。
まあ、彼は若いって事なんでしょうがヽ(´▽`)/
そういうわけで、ひとまずポリン島で経験値稼ぎ。
うーむ、死んだと同時に回復でヒットポイントが残っているように見えるらしいが……そんなこと出来るのだろうか。
この状態でリザレクションをかけると、普通に生き返ったので、死んだ事にはなっているらしい。多分、バグの一種だろう。
ガンホー仕事すれ。
そしてポポリンとマーリンの狩りは続き、あ。
マスターリングキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!
うっわー、初めて見たよ僕! ちなみに、鬼神王牙君は即死しました。まあ、ボスですからね……。
レベルが上がり、彼が剣士転職試験を受けている間に僕は夕食へ。
夕食から帰ってきて……え゛?
……彼には驚かされっぱなしだな……。
実際、鬼神王牙君はマップ移動をすると僕のPTから勝手に消えてしまいました。
鬼神鳳凰君に合流して話を聞くと、どうやら停電に会い、再起動すると鬼神王牙が消えていたとの事。多分、キャラを作ってから一度もログアウトしなかったためにパソコンにキャラデータアクセスキーが保存されなかったんでしょう。
データは残っているはずです。マップ移動時にも記録されているはずですし……サーバーの方にデータが残っていないとしたら、僕がエラー落ちしたときにデータが残っているのはおかしい。……しかし、そう言うならPTから名前が消えた事を説明できない……。
………………………………~~│Д (-人-;) ジョウブツシテネ…
ともかく、サービスフロントにかけ合う様、言いました。データを引き上げてもらえるかもしれません。まあ、新しく作りなおしても挽回できる程度しか育てていませんが……。
そういうわけで、鬼神君はとりあえず鬼神鳳凰君を鍛えることに。キャラメル狩りをしました。
この後、彼は用事で落ちて、僕は男のロマンを追い求めることに(要するに沈没船)。
沈没船に来て、ヒドラもいて、ウィスパーもいて、禿もいる小部屋を目指しました。
しかし、小部屋にたどり着く前に知った新事実。
禿外出中キャ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
しかもクソ狭い小部屋に、です。一歩でも動けば即切りかかられます。
魔法を唱える事も出来ません。部屋の構造からしてアイスウォールで道をふさぐのも難しい。
こんなところにいる禿なんか、よっぽど強い騎士じゃないと無理です。見てみなさい、ククレが溜まりまくっています。
つまり、今のところここを攻略できた人は長いこといない。
スーパーチャーンス!
ハエで飛んで小部屋に行き、ヒドラやウィスパーを狩りまくりました。
ヒドラの下に潜んでグリムトゥースで一掃、ウィスパーが寄ってきたところを一掃。
禿は当分の間戻ってきませんから、文句なく狩りまくりました。二時間ぐらい。
結果としてはカードは一枚も出ませんでしたが、肉はたくさん手に入りました。お雑煮が作れるヽ(´▽`)/
午前零時になったところでアルベルタに戻り、ニンジンを集める事にしました。
と、ここで知り合いの女モンクさんに会いました。
どうやら、彼女はここを拠点にしているようですね。彼女は伊豆へと去っていかれました。
僕はルナティックからニンジンを集め、さらにはプロンテラ近郊で狩りをしていた鬼神君からニンジンを買い、材料を調達。
アマツへと行ってお雑煮を作りました。
さらに、本日までというアマツのお持ちを買いためる事に。
一度に三七〇個ずつ買って倉庫に溜め込みました。
途中、倉庫まで往復することがめんどくなったので、バックステップで倉庫を引きずってきたのですが……。
NPCが誰もいません。くそう。
倉庫を出したままではNPCに相手にされないようです。ちなみに、倉庫をたたんで一歩動くとこちらのとおり。
地道に往復して、おもちを二〇〇〇個ほど買いこみました。
と、ここで鬼神君が忍者スーツを買うためにお金が必要であり、3Kzほど貸して欲しい、との事で僕はプロに戻りました。
鬼神君には約束どおり、3Kzとアマツで買ってきたお雑煮、お餅をお土産として上げました。
ふふふふ、お金はきっちり返してもらうからね(*´ー`) フッ
さてと、時間も時間だし、本日はここまで。
乙でしたー!ヽ(´▽`)/
某GM > もひとつ。ノビは死亡して復活するとHPが半分(かな?)回復した状態で復活しますよ。その準備状態だったんでしょうね。 [01/15(土) 19:01]
某GM > えっと…あの日やたら出会ったのは本当の偶然ですよ。こっちもワロタしね…うぷぷ [01/15(土) 18:59]