公式ページで今、ROで開催されている二周年イベントの内容を見てみた。
そこに、興味の引かれたイベントが今日、行なわれるというので急遽、1dayチケットで復活を果たした。
ログインしてすぐ、GMさんを見つける。
僕が興味引かれたイベントとは、「Anniversary Special Story ~奇跡の鐘~」というストーリーで、なんかすごい力を持った女の子がモンスターに追いかけられ、街中にモンスターが湧くというイベントである。
一重に、カメラマンの血が騒いだのである。
カメラマン魂、砕け散る。
朝の十一時といえば僕が大学で英語の授業を受けていた時刻であり、参加出来るはずもなく、ましてや十一時間後にログインしたところで参加できるはずがない。
その後にやってきた加也乃さんと挨拶を交わし、一応復活した理由の説明をする。
その後、加也乃さんはROをしつつ大学のレポートを仕上げるために半AFK状態になり、僕もレポートがあるのでやろうとしたのだが、
そういうわけで、今日、何かイベントをやっているらしい一愛さん(アサシンの桜音さん)に連絡を取って、それから旅に出た。
二周年アニバーサリーの間、各地では特殊モンスターが出るらしい。そいつを探しに出かけた。
事前情報では非常に湧きの悪いモンスターで、なかなか出会えないという。
僕はまあ、散歩という感じで砂漠に向かったのだが、
意外とすぐに出会った。このフィールドにはBOTが闊歩しており、どうやらモンスターを狩りまくっているらしいので、出会えないかと思ったのだが。
このモンスターは「クリスタル」といい、向こうからは攻撃はしてこない。ダメージは常に1しか与えられず、言うなれば移動する草である。
このモンスターは貴重なアイテムを落とすらしいので倒してみた。スティールは効かないようである。
スリムポーションが出た。特殊アイテムではなくて残念。
その後、ゲフェンに行って特別ダンジョン、「ゲフェニア遺跡」に一人で突入することを決める。
ゲフェンにて、なにか吟遊詩人の前に人だかりが出来ていたので、僕も話しかけてみた。
会話の終わりで突然ワープした。着いた先は古そうな石部屋で、なんとドッペルゲンガーがいた。
よく判らないが、「見逃してやるから立ち去れ」と追い出されてしまった。出た先はゲフェンの街角。
多分、これは話に聞いたゲフェニア遺跡へ直接行けるクエストなのだろう。しかし、僕は何かの資格がないのでいけないのである。
仕方なく、正面から乗り込むことに。
しかし、ダンジョン手前で一愛さんから連絡が入り、そちらに合流した。
どうやら、彼女らはゲフェニア遺跡で暴れてきたらしい。
イベントはすべて終了しているようだったので、今日は挨拶のみになるだろうと思い、まあとにかく皆さんの様子を聞いていた。
プロに移動。
プロンテラでみんなと会話していると、いきなり後ろから来たBSにハンマーフォールされた。
なんだ? と思っていると、このBSさん、沈没船で共に戦ったクルセイダーさんだった。
何か喋りたいそうだったが、用事を思い出したとのことで去っていかれた。
一愛さん達の方に戻る。
第三期のお終いに僕が売った子犬は、彼の元で元気らしい。良かった。
ここで、一愛さんが「伝言です」と切り出した。
どうやら、ピースポーター君が今日限りでROを引退されたらしい。
空気を読み違えた僕の発言は失言レベルであった。申し訳ない。
僕と彼はあまり長い付き合いはなかったが、いい人であったと思う。
彼の引退は寂しいことだと思う。
どうやら彼は、一愛さんに自分の使っていた装備品を残していったらしい。
複雑な顔をする一愛さんにくりあ君が言葉をかけた。
誰かが引退することは寂しいものである。明日からはもうその人とは遊べない。
一愛さんにとって、ピースポーターさんは大切な人であったようだから、彼女にはことさら寂しいものだろうと思う。
まあそれはともかく、
遊ぶことに。
この後、オークションが砦で開かれることになったが僕は辞退した。
狩りに参加していないし、時間の都合上、早くゲフェニア遺跡に行きたかったのである。
一応、ここで一愛さん達とはお別れ。
くりあ君が最後に、「今回復活?」と聞いて来たので、「大体二週間後に」と答えた。
実際には、ウェブセクトの更新と身の回りの状況(大学の授業やレポートなど)が落ち着いてからの復活になるだろう。
僕は一路、ゲフェンダンジョンに向かった。ゲフェニア遺跡はこの最下層から行ける。
敵は強かった。とにかく囲まれる前にハエで逃げ回って先へと進んだ。
B4Fにてどこに先へ進む入口があるのか判らなくなったが、
見つけた。下に降りる。
そこは、明るかった。
入口付近にNPCがいたので話しかける。
この人が脱出口らしい。
少し奥に進んでモンスターの種類をみるが、ミスト、ウィスパーやドレインリアーなど、僕一人でも何とかなる弱い敵ばかりだった。
拍子抜けしつつ奥に進み、エルダーという強そうなモンスターを見つける。
ちょっかいを出してみて、こちらのダメージが600越えているのを見てすぐにハエで逃げようとしたのだが、ここはテレポート不可地域でハエが使えなかった。
直後にファイアーボルトを叩きこまれて、僕は地面に倒れた。
だめだこりゃ。
でも、もう一度来るよ。