触手集めは楽しいです。目標は一万本。もうやるしかない!
何か大切なことを忘れているような気がしますが。
などと現実逃避をしつつ、ウィスパーを狩る。
本日もいい天気ですね船長。
小部屋では、今日も相変わらず禿と熱い徒競走を繰り広げていた。
この後、入れ替わりに部屋に入った女ローグがいて、ちょっと中を覗くとローグさんも禿もいなかった。拉致されたらしい。
女ローグさんの冥福を祈ってヒドラとウィスパーの狩りをした。
しばらくして禿が戻ってきたので退出。
しかし、禿に怯えて部屋の中に入れないというのは少々つまらなくなってきたので、禿の動きをみて部屋の中に侵入。
なんと、最深部にまで到達したのである。珍しい。
そして、そこでもっと珍しいものを見た。
禿に追い詰められたと思ったのであるが、
この禿、なんとこの距離に来ても僕を攻撃しなかったのである。
こんなにも平穏の中で急接近したことは一度もない。
ちなみに、僕の「6e6e」発言は「おいおい」の意味である。変換ミスです。
もしかして、ずっとこの部屋にいる僕に気を許してくれたのであろうか。
毎日毎日、追い掛けっこをしていて、ついに心を開いてくれたのかもしれない。
これは人類と悪魔(禿は悪魔族です)との歴史的瞬間である。
何が不満だったのだろうか、いきなり切り刻まれた。
ぬぅぅ、やはり人類とモンスターは相容れない存在なのか。
くそう、いつかそのわずかに残った髪の毛も全部そり上げてつるっぱげにしてやる。
僕は地上に戻り、溜まっていたアイテムを売り払った。
……!?
どうやら、ヒドラカードをゲットしていたようだ。
ログをみると、禿の不満を一身に受ける直前に得ていたようである。
出るときには出るものである。
こうしてヒドラカードは三枚になった。
ヒドラカードを手に入れた事を自慢するためにGMさんに連絡を取ると、土属性カタールが出たのであげる、と言われた。
有り難く頂戴することにする。
試してみたのだが、土属性は沈没船の敵には全ての敵に二五〇程度のダメージを与える。
つまり、敵に合わせて武器交換をする必要がないということである。
ウィスパーを叩くには属性武器が必要であるが、僕は爆炎カタールしか持っておらず、ヒドラにはダメージが低かった。
ヒドラを叩く際にはジャマダハルに換えていたが、するとウィスパーには攻撃が当たらない。
これで少しは楽になるだろう。
しかし、ダメージが低い。属性のせいかと思ったが、よく考えたらこのカタールは未精錬だった。
首都に戻る。
Rieseたん(プリのReshalたんの別キャラ)は商人から鍛冶屋に転職していた。
ちょっと尋ねたいことがあったのだが、AFKでいないので、まずは武器防具の精錬に向かった。
お金が限りなく0に近づいた。ウィスパーカードを金で買うなんて夢のまた夢の夢になった。
次に本日のBlock Element的メインイベント、「チャット売り」のための準備をした。
まずはGMさんからチャット売りのルールなどについて話を聞く。
今回、売りに出すアイテムは「海賊の頭巾」である。
需要があるかどうか微妙だが、これらは倉庫を圧迫していて、売れるものなら売ってしまいたいところ。
NPCはこの相場価格30Kzの海賊の頭巾を10zでしか買い取ってくれないため、処分に困るのである。
とりあえず、四個を売り払うことに決める。
チャット売り開始。
三〇分後、音反応にして裏で別作業を始めた。
一回、間違い入場があったが、それ以降は誰も来なかった。
画面の隅ではテロによる死傷者が出ている模様。
少し見に行く事にする。
それにしても、倒れているのはブラックスミスばかりでアルケミストがいない。
アルケミスト、人気ないようで。
あのマントがかっこよくて僕は好きなのだが。
その後、AFKから復活したRieseたんに出会った。
祝福の言葉を送り、いつもの溜まり場に戻ることに。
いつもの溜まり場に戻る傍ら、まだ倒れている商人がいたのでさりげに起こしておいた。
あとは寝るまでの間、三人で会話を楽しんだのである。
途中できた加也乃さん、プロバイダーのメンテで落ちてしまったGMさん、でもってRieseたん、お疲れ様でした。