倉庫がいっぱいになってしまった。沈没船は一時引き上げることにして、商人持ちの知り合いに清算を頼むために首都へと戻った。
夕霧君にもおとついの狩りの品を渡さなくてはならない。
首都に戻ると、なにやら戦闘音がした。モンスターが暴れているらしい。
不運なウィザードさんである。状況を知るために話しかけ、枝モンスターに襲われたということを知る。
その後、この人からアイテムの受け渡し(アイテムを他人に渡しておいて、自分の別垢のキャラに返してもらうこと)を頼まれる。
彼はすぐに復活して来てアイテムを渡してもらい、しばし待機。
悪い人ならこれでパクってしまうんじゃなかろかと思いつつ、無事に彼の別キャラに受け渡した。
街中を歩き回ると、モンスターはかなり暴れたようである。
モンスターが討伐されたあとにも、まだ一人、商人が倒れていた。どうやら忘れ去られているようである。
首都に知り合いはいなかったので、沈没船へと帰る。
夕霧君と連絡を取りつつ、再度突入。
僕はゼノ・サーガはやったことはない。念のため。
この後、ミミックに単独で闘いを挑んだ。
SPを使いきったが、回復なしで何とか初勝利を収めた。
その後、再び首都へ。夕霧君にアイテムを渡すことに。
いつものところで待っていると、なにやら道にいる乙女さんからハァハァエモが出ていた。
どうやら、ハイディングスキルを持ったモンクが遊んでいたらしい。
しかし、通りすがりの別のモンクが発見スキルを使い、ばれてしまった。
こういうのも微妙に楽しい。
その後、夕霧君と合流してアイテムを渡した。
それとほぼ同時にギルドマスターさんも帰ってきた。
その後ろには見知らぬ女アーチャーが。
彼女の正体を見破るのに一秒とかからなかった。
思い当たるのは一人しかいなかったのである。
三人目を作るの、ものすごく早い。いや、僕が遅いのだろうか?
で、アイテムの一部を露天売りしてもらえないかどうか聞いてみた。
全然駄目なようである。もはや、露天販売の手段は朝露と消え去った。
やはり露天販売となると自分で商人を作るしかない。そして、商人を作る気のない僕は商人に頼らず生きていくしかないのである。
ともかく、清算してもらおうと倉庫のアイテムを渡した。「店売りしろっていうラインナップだな」の彼女の科白に少なからずショックを受けた。
それに続く夕霧君の容赦ない痛恨の一撃。
かなりへこんだ。そりゃー触手約九〇〇本もあったらアレだろうけれどさぁ……。
もはや、清算を頼むことはないだろう。
その後、ミルク三千個を原価で買ってもらう。
荷物をすっからかんにするっていうのは、なかなかないことである。まさしく素っ裸。
その後、Rishelたんはなにやら、「パンや」というオンラインゴルフゲームの方に行ってしまった。
GMさんも同じ目的で落ちた。もう時刻は零時。どうしてこれからゲームをやろうという気力が湧くのだろう。
鍛えれば遅くまで起きていても平気なのだろうか。謎である。
ありがとう、夕霧君。