本日は午後十時からのスタートである。
友人知人の状況を確認すると、夕霧君が山で修行しているようだった。
僕も夕霧君のところへと向かう。
一人で頑張って、ファイアーウォールの練習に励んでいたらしい。目下フローラを狩り続けている。
で、僕も加わって僕が壁をすることになったのだが、なにやら敵の動きが変である。
ラグのせいか敵が一気にワープしやがるのである。気がついたら夕霧君が攻撃されていたり。また、僕から見て攻撃が届かないはずの位置から攻撃していたりする。
一プレイヤーの叫びをお聞きいただきたい。
ともかく、赤芋を探して山を北上する。マップの境のところでペコナイトが倒れていたので手を合わせていたのだが、
どうやら、BOTらしい。ゲーマーの風下にも置けないやつである。
山でアルペギオを狩るものの、数が多すぎてどうにもうまく行かない。
僕の前で夕霧君は三回やられた。これでは駄目だなーと思いつつ、回復アイテムが切れたのでそのまま北上して国境都市アルデバランに行く。
ここの道具屋、イグ葉(イグドラシルの葉。蘇生アイテム)が売られているが、僕は今の今まで知らなかった。
清算を終えた後、しばらく椅子で座って休憩する。
このアルデバランには先日より話されているマジシャン系職業の人気狩り場、時計塔がある。その関連でどの街にもダンジョンがあるんだという話になった。
夕霧君、レベル2のときにゲフェンダンジョンに突入し、瞬殺されたことがあるらしい。
時計塔を眺める傍ら、じゃあ時計塔を覗いてみようじゃないかという話になった。
この辺りは、自然のネタを載せるのもいいが、たまには努力のネタを載せてもいいんじゃないかと了解願いたい。
ネタ探しも大変なのである。
こうして、僕らは死地へと突撃した。
敵は強かった。小さい敵は倒せるのだが、クロックという時計の形をした敵が強かった。僕でも1.4Kのダメージをくらい、床に倒れたのである。
こうして、僕らはまた町の隅のテーブルへと戻ってきた。
闘いにおいて、必ずしも敵を全滅させることが勝利とは限らない。目的を果たすこと、それが闘いの勝利なのである。
僕らは、勝ったのである!
(温かい目で見守ってください。お願いします)