塊素第一情報区画

十月二〇日 後半

 この後、ふと思いつきでjuriaさん(加也乃さんの別キャラ)がTCJ(トリプルクリティカルジュル)を貸してくれた。

 TCJ……アサシンにとっては憧れの、伝説の武器である。

これがTCJだ!!

 TCJを体感するために街を出てからすぐに、僕の何かが爆発した。

うおおおおおおおおおおおおお!!

 獲物はゴーレムである。耐久力が高いモンスターであるが、敵の耐久力はTCJの前では無意味である。クリティカルは防御力無視だから。

見つけた……ww

 ゴーレムに突撃する切れたアサシンが一人。

凶悪なんです

 仲間も遠くの地で温かく見守ってくれている。

 TCJ、そしてカウンタークリップ(クリティカルヒット率が上昇)の威力はすさまじかった。

ずがががががが

やめられません

 ある程度満足したところで、街に戻ろうと蝶の羽(最後のセーブポイントに戻る)を使ったのであるが、飛んだ先はオーク村だった。首都でセーブし忘れたらしい。

 そして、いきなりアークエンジェリングのGX(グラウンドクロス。聖なる十字が敵を焼き払う。ただし、自身もダメージを受ける)の洗礼を受けた。誰だこんなところでアークを呼び出したのは!? SSを撮る暇もなかった。

 何気にアークにはよく会っているなぁと思いつつ、他のプレイヤーに呼びかけて討伐隊を組織した。オーク村は広い。アークはテレポートを使うので逃げられると探さなくてはならない。PTを作り、索敵しつつ常に連絡を取らないとならない。

 僕がRishelたちのパーティーを抜けるとき、増援を求めておいた。彼らの協力があれば助かるだろう。

逃げられた

 増援が来たものの、アークはなかなか討伐できない。

 そのうち、モンクが倒したという情報が入った。討伐隊は解散し、おのおの散っていった。

 僕も首都に戻り、借りていたTCJなどをjuriaさんに返した。散々なTCJ体験だったw

 ここでCM。

 あこたんがブログ(ROとは関係ありません。お互いに情報交換が出来る日記のようなものです)を書いています。ご興味があれば、ぜひ見にいって上げてください。僕のサイトの第三連絡駅、[友達ページ行き]にリンクがあります。

普通って何?

 その後、シーフ君と再びオークダンジョンへとやってきた。

2Fから

突入!

 この後、あこたんのギルドマスターも来て四人で狩りをする。

四人で

 ところが、今回の狩りの主賓であるシーフ君が、ちょっとモンスターに押され気味になってきた。理由は、「モンスターに攻撃が当たらない」。ゼノークは回避率の高いモンスターである。シーフ君のレベルでは確かに狩りづらいだろう。

 協議のすえ、次は雪の国ルティエに赴き、おもちゃ工場にいくことに。

ルティエへワープ

 一時、ROのバグでシーク君がパーティーに入っているに入っていないことになっていたり、PT会話ができないなどといった症状に見舞われたが、リログ(リロードログインのこと。再接続。このようなバグに見舞われたり、特殊効果をすぐに消したい時などに使われる)で復帰したようである。

 で、忘れてはならないのが台風である。シーフ君のところは床下が浸水しており、なにやら水抜きを手伝わなければならないようである。

きけんだよ

 このあこたん、シーフ君にここでのAFKは危険と言っておきながらシーフ君に続いて自分もAFKしてしまった。僕の責任は重大である。アクティブモンスターが大挙して来たら僕はとりあえず敵を引っ張るしかできないだろう。

 と、通りすがりのプリさんが支援してくれた。これで何とかなるかな。

 ̄(=^‥^)/。・:*:・゚★,。・:*:・゚☆ ありがとニャ!

 そして、雪の街ルティエに入った。

雪の降る街

 シーフ君が記念撮影を撮りたいということで、ツリー前にて記念撮影をした。

記念撮影w

 実はこの街、そこにいるだけでメモリが大変なことになる。僕のノーパソもメモリがいっぱいになって動かせなくなった。Alt+F4キーで強制終了し、メモリを掃除して復帰した。ここにいるのは案外、危険である。

 穏やかな雰囲気の中に潜む危険。ルティエは僕らに僕らが平和ボケを起こしていることを無言のうちに伝えてくれているのである。ありがとう、ルティエ。その調子で多くのパソコンのメモリを侵食するんだ。

おもちゃ工場にて

 おもちゃ工場に入るとさっき別れたギルドマスターさんが来た。彼女も協力してくれることに。

 それにしても、今日はやけにらぐい(タイムラグが頻繁に起こるということ。ゲームが固まって動けなくなる。やばいところでは三〇秒止まることもあるとか?)。唐突に止まるので、一同のいらいらは募る。

 狩りを続けていると、モンスターに面白い技をかけられた。次のものがその写真である。

渋い顔になりましたw

 顔がオークになる魔法である。それ以外に特に害はない。

 しかし、萌えプリなどがこれをやられたら泣きじゃくることであろう。乙女のハートには絶大な効果を発揮する技なのである。

 僕には特に効果はないが。

ラブ&ピース!

 渋い。渋すぎる。

 まるで背中が大きく広くなったような気がする。顔とは重要な要素を持っているのである。

渋い男の勇姿

 時間が来たので、引き上げることにする。そこで、ギルドマスターさんにキャラ名晒しの件を伝えた。

まじですよw

 事実を知ったギルドマスターさんは、最後にこう語る。

ネットは危険が一杯!

 以上、本日の手記を終わります。