RPGをやり始めたらクリアするまで止まらないね。
四日前の話である。ちょっとRPGをしたいなと思ってスーパーファミコンのRPGゲーム、「G.O.D 目覚めよと言う声が聴こえて」をプレイし始めたのであるが、これがなかなか面白いゲームでついつい夜更かしする勢いで遊んでしまった。ここのところアニメを見たりゲームしたりばかりでサイト作成を休んでしまっている。日記すら止まっているのでやや危機感を感じる。
そんなわけで、軽く「G.O.D 目覚めよと言う声が聴こえて」のあらすじを紹介しておこう。
一九九九年七月、日本。主人公は小学生か中学生の少年で、世間はようやく夏休みに入った。この夏休みに主人公は東京から北海道の祖母の家へと自転車で旅をする計画を立てており、母親に応援され、見送られつつも出発した。そして北に向かう途中、とある村にて村の少年から山の頂上付近でおばけが出るから見てきて欲しいと頼まれる。そして主人公は山頂にたどり着いて、そこで不思議な洞窟を見つけ、そこに住んでいたらしいこうもりを退治した。洞窟の置くには不思議な力を感じさせる石があり、それにふれようとした瞬間、地震が起きた。辛くも外に出た主人公が見た光景は、空に浮かぶ巨大な円盤。円盤はそのまま街へと近づき、街を光線で破壊した。
一九九九年七月。空から恐怖の大王が降りてくる。それは人類を滅ぼしに来たエイリアンであった。
二〇〇九年七月。主人公はようやく正常に覚醒を果たした。正常に、と言うのは、あの日から十年間、こん睡状態に陥るわけでもなく主人公は生き続け、対エイリアン組織「ブレス」に入隊を果たしていたのである。人形のように生き続けていたらしい。ブレスでの成績が芳しくなかった主人公はエイリアン拠点攻撃チームに参加できず、研究主任より別の任務が命じられた。十年前、不思議な石を発見したあの山の調査である。
途中立ち寄った自分の街は瓦礫の山と化していた。自分の母親の安否ももはやわからない。任務のために山へと向かい、そこで不思議な石――「神の石」を発見。主人公は触れた。自分の体に沸き起こる変調。覚醒。よくわからないまま、主人公はブレス基地へと戻ることになる。
戻ってきたブレス基地はエイリアンによって破壊された後だった。研究主任より人の脳の30%が持つ力、「サイコ」と70%が持つ力、「チャクラ」に関する研究データを受け取り、主人公は自分と同じ力を持つ人間に会うため、旅を始めることとなる。
----- あらすじ終了 -----
まあ、ストーリー全体を通してオーソドックスなものである。人類を救うためにエイリアンと戦う話だ。ただし、オーソドックスと言ってもところどころに深い考え方があって面白かった。
戦闘システムはやや凝っている。だんだん主人公たちの攻撃方法が強くなってくるにつれて地面がえぐれたり凍ったりする。それが戦闘終了まで維持されるので少し目新しい。ただ、攻撃の選択肢に「オート」というものがあり、まあこれは戦闘がめんどくなってきたときのお助け選択肢なんだろうが、やや邪魔に感じる。選択すると全員の行動がランダムに敵を通常攻撃となる。敵が一体だけの時にとても重宝するのだが、なんか微妙だ。まあ、プレステのRPGツクール3のオート攻撃みたいに相手の弱点を突きまくるのも興ざめしてしまうのであるが。オートっているのか?
なお、ゲーム中には戦闘後の経験値が二倍もらえたりする手段も用意されており、うまく使えばそこそこゲーム時間を短縮できる。
小ネタ部分をつつくと、何かこのゲームは「有名な二つのRPG」を意識しているところがあるらしく、「頭がDのRPGが好きか、FのRPGが好きか」と直球な質問を受けたことがあった。Fが好きと答えると嫌われる。あと、ポートピアで殺人事件があったらしいとか犯人はヤスですねと突っ込みを入れたくなるような話とか出てきたりする。
あと青森のオソレ村というところでイタコさんが「ハーイ、マイケルジャクソンデース。え、まだ生きてるって? ガクッ」というものがあったのだが、物語は二〇〇九年七月なので、現実を踏まえると実際には死んでいる。予言してやがるぜ。
村や街の各所には病院があり、ここでは毒などの状態異常や戦闘不能からの復活などをしてくれるのであるが、病院にいる看護婦さんがやたらと扇情的な発言をしまくっていたり、敵が主人公の仲間の女の子に対してスカートめくりを仕掛けてきたり、放映禁止のエッチなお店が登場したりするあたりには何気に熱意を感じるのであるが、そこそこ作っている人たちも自由に楽しく作っていたんじゃないだろうか。ところで、銭湯の給湯口から女湯への侵入ゲームは成功するのだろうか? 割とがんばったが疲れきるだけに終わった。
このゲーム、音楽担当がデーモン小暮さんらしい。ゲーム中にも街中の人として登場する。結構いい音楽だ。
このゲームが発売されてからすでに十年以上経過しているのだが、今時のゲームと比べてみると進化したのってグラフィックばかりで内容はあんまり変わってない気がする。実際そうなんだろう。機械の性能は上がり、ソフトウェアの容量は跳ね上がったおかげで昔の機械では表現できなかったことが表現できるようになった。が、それだけなんじゃないかなぁ。機械の性能はよくなっても、人の性能はあんまり変わってない。物語の書き手にすごい奴が生まれているわけじゃない。昔のゲームでも面白いものは面白いんだよ。今のゲームでも面白いものは面白い。ただし、数は少なくなってきているような気がする。
面白いゲームだった。
十一月から日記を PHP 化しようと画策していたのであるが、間に合わなかった。PHP 化失敗。
PHP 化なんて軽い軽い、と思っていたのであるが、日記左上のカレンダーを製作する部分で日数と日付の関係をどう持つか悩むことになってしまった。少し考えれば何とかなりそうなので少し考えてみることにする。こりゃー PHP 化は来年になりそうだ。