十月二一日、水曜日の話
夜、友人としゃべる

 夜にしゃべらないか、と連絡が来ました。

[◆]久しぶりの友人たち

 僕に友人と呼べる人はとても少ないです。周りの反応からして僕という人間は友人が出来にくい人格をしているようなので、「ちょっとしゃべらないか」と連絡をくれる友人がいることは大変幸せなことだと思います。まあ、世の中の「友人関係」って言ったら、たとえその日の中で実際に会うことがなくても電話で二、三時間しゃべるものらしいので、類似のものを比べてみれば僕の友人との会話量は非常に少ないと思います。仕方ない。

 夜の九時半に本屋で待ち合わせて、自転車でぶらつきながらおしゃべり開始。友人は現在は新米警察官ですが、なにやら新米である間はバイクに乗れないらしい。簡単なところの理由としては交通違反をさせないためらしいのですが、交通違反をなくすための最強の方法を交通違反を取り締まる警察が実践しているというのは感慨深い……というか、シュールな気がするのは気のせいだろうか。

 適当に落ち着ける場所まで異動しようという話になったのですが、移動中に漫画家であるなべなべ君の家付近に来たので軽く挨拶でもしておこうと思い、電話をかけてみました。なべなべ君はすぐに電話に出てくれて、快く迎え入れてくれるようです。

 なべなべ君の住居が変わっていました。前に住んでいたところの後ろのアパート二階、2LDKが彼の新しい住居兼仕事場になっており、もはや家族の目を気にすることなく友人を迎え入れられるようになったようです。いつの間にこんな出世を! まだ漫画家としては駆け出しの時期であり、黒字というわけではないようですががんばっているようです。仕事場は広々とした空間にぽつんぽつんと作画机や本棚、テレビ、ゲーム機などがあり、ものすごく仕事場っぽい。部屋の中で普通に前転が出来るぐらいに広い。実に羨ましい環境だ。出来れば僕もこんなところに住みたいもんだ。まともな収入があればね。

 お互いの近況報告から始まり、くだらない話をえんえん続けてました。途中でプレステ3のメタルギアソリッド4を実演してもらいましたが、どうやらすさまじい出来のようですな。驚きました。あそこまで進化できるものなのかと。ただし、映像がきれいだからといってストーリーが駄目ではどうしようもない。そのあたりを聞けば「シリーズをプレイしたことのある人にはぜひともプレイしてほしい」とのなべなべ君の感想をいただき、つまりそれだけ面白いらしい。僕は最初の部分しか見てませんが、すごい面白そう。

 その他、友人のアイフォンを見せてもらい、アイフォンから僕のサイトの日記を読んだり公開されているネットラジオの録音ファイルを聞いたりすることが出来ると知り、びっくりしました。いつでもどこでも見られているってわけですね。それはそうとして、なんか日記ページの表示がおかしい。ふむ、早めに PHP 化したほうがよさそうです。絶対に読みやすくなること請け合い。

 あれこれとしゃべっている間に午前二時前になったのでお暇しました。三時間近くもしゃべり続けていたわけですが、僕がまだまだしゃべることが出来ると申すと「そのエネルギーを別のことにまわせればなぁ」と言われました。さて、どこに回せばいいのやら。


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