十月一一日、日曜日の話
地域の組運動会

 本日は組運動会の日です。

[◆]組運動会に行く

 組運動会とは、大体毎年体育の日にある地域自治会対抗の運動会のことです。メインの競技は綱引き、リレー、玉入れの三つ。それ以外は景品がご家庭の実利に直結した競争であったり障害物競走だったり二人三脚だったりします。景品は具体的には野菜だったりお醤油だったりキッチンペーパーだったりします。

 午前中に行われた綱引きにうちの親父が出場して昼も過ぎぬ間に家に帰ってきてごろんと寝転がってましたが、僕は昼ごはんを食べに外に出てラーメンを食べた後、組運動会が開かれている我が母校たる小学校へと向かいました。自分の所属する自治会のテントに行き、知り合いの人とずっとしゃべってました。ほとんど競技も終わりかけており、すでに彼が出るべき協議はすべて終わったらしいです。ジュースを飲み民間を食べつつ残りの競技に出場している人たちを応援してました。

 競技の中でもやはり盛り上がるのはリレーです。リレーは小、中学生リレーと高校生異常リレーと、男子リレーと女子リレー、そして総合リレーがあり、選手が一生懸命は知るのもさながら、バトンミスや転倒などもあり、そのときそのときにドラマがあって面白かったです。リレーの後には逆転玉入れがありますが、あまり盛り上がらない。しかし、この玉入れは逆転と名前かが付いているだけあって各自治会に入るポイントがとてつもなく多いため、ぶっちゃけそれ以前の競技でどれだけ稼いでいてもこの逆転玉入れでガンガン稼ぐことが出来れば最下位からあっという間に優勝できると言う、がんばった側からすれば白ける要素満載の競技だったりします。実際、この競技以前の集計では一番高いところで五〇点ぐらいだったのに、逆転玉入れの一位は七〇点近く取ってるんだぜ?

 それはともかく、別に最下位の自治会しか参加できないわけでもなく、平等に競技は行われ、全ての協議は終了して表彰式が行われました。その後は全員がイライラする長い閉会式の挨拶があり、日本国旗が君が代の音楽の中降ろされ、テントの片づけが始まりました。僕は特に何かの競技に出たわけでも役目を持っていたわけでもありませんが、最後まで残っていた男手と言うことで後片付けとテント解体を手伝いました。

 その流れの中で「六時から足洗いをするから来てね」とお誘いを受けました。足洗いとはつまり、組運動会後の慰安食事会です。意外とみんな、僕のことを覚えていてくれていましたが、知らない人もいるみたいなのでいろいろと会っておくといいと思うので行くことにします。

[◆]足洗い

 足洗いの時間になり、会場に行き、まだ運ばれていなかった料理などを運ぶのを手伝い、とにかく食べさせていただきました。基本的にそこにいるのは五十歳よりも上の人がほとんどで、二十〜三十の人は十人ぐらいの感じです。ちょっと少ない。小学生ぐらいの子達が近くの道路で遊んでおり、親がこの足洗いに参加しているのでしょう。僕もビールをいただいたりしつつ、いろいろしゃべっていました。

 途中にはなんか幼稚園の女の子に懐かれて抱き上げたり腕に捕まってぶらぶらされたり背中に背負われてあっちいけーこっちいけーと走りまわされたりしましたが。ほかの子からは「デートだデートだ」と冷やかされ、「君たちもどうだい?」と声をかけてキャーキャーいわれてました。まあまあ楽しい。

 会場では僕が仕事をやめることになったという話もしましたが、大体ここでみんなに仕事をやめることを肯定的に受けてもらえるポイントがわかりました。並べるとこんな感じです。

 仕事をやめることは少し前なら恥ずかしいことと捉えられていたかもしれませんが、今ではそういうことはあまり無いようです。それならば早くに情報を広めておいたほうが何かいいことがあるでしょう。

 今回は地域の人に僕のことを知ってもらえたようなので成果は大きかったと思います。また地域行事には参加していこうと思います。時間はあるしね(笑)


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