十月 七日、水曜日の話
ハローワークに行く

 雇用保険失業手当に関して何も知らないため、とりあえず情報収集です。

[◆]労働基準監督署、およびハローワーク

 失業したとなればハローワークで職を探すのが世の定め。しかし、しばらくは休みを享受したいという思いもあり、しばらくは積極的な求職はしないと思うのですが、とりあえず仕事をやめるにあたって何が必要なのかどうすればいいのかまったく不明です。入社するときは手続きを全て会社の人がやってくれたから何も考えなくていいものの、仕事をやめた場合、社会的に僕を保護してくれる人は誰もいません。自分で動かねば何も手に入らない。

 まずは労働基準監督署に電話。こちらでは簡単に、自分の都合で会社を辞めた場合と会社の都合で会社を辞めた場合の違いについて聞きました。答えは「一身上の都合の場合、雇用保険失業手当に三ヶ月間の支給制限がかかります」とのこと。雇用保険には自分のお金を払っているのに三ヶ月も制限がかかるとは。多分、安易に仕事を辞めさせないようにする措置であろう。多分。

 詳しい話はハローワークで、とのことらしいので近場のハローワークを調べて電話してみたのですが、誰も出ない。時刻は十時前でまだ誰もいないのだろうか。

 仕方ないのでネットで少し調べた後、早めに昼ごはんを食べて直接ハローワークに行くことに。ハローワークにいこうとして最初に思いっきり道を間違えて関係ない区画を大きく一回りしてしまい、しかしそのときは間違っているとは思っていなかったためになんかもう帰りたくなったのですが、携帯で地図を調べて道を間違えたことを知り、歩いていけばすぐにハローワークは見つかりました。

 ハローワークの受付で事情を説明して、まずは雇用保険の受給についての簡単な説明と管轄区画についての説明を受けました。僕の住んでいる場所を管轄しているハローワークは今いるハローワークではないらしい。ので、そちらに向かうことにしました。その前に隣のビックカメラで少しパソコン関係の商品を物色。モニターが直接取り付けられているタブレット(ペン式マウスを使う入力装置)かー。これ便利だなぁ。スピーカー売り場には……ああ、やはり僕が買ったやつは置いてないね。

 一通り堪能したらバスに乗り込み一路移動。

 目的のハローワークにたどり着き、受付で説明を聞き、求職登録をすることに。

 さてここで、肝心の雇用保険失業手当について説明をします。

 雇用保険失業手当とは失業した際に支払われるお金ですが在職中に雇用保険に入っている必要があります。大抵のところでは入っているはず。会社を辞めた理由が自己都合か会社都合かで支払い開始時期が変わります。自己都合だと三ヶ月の給付制限があります。失業手当が払われるのは失業中であり、いつでも職につける状態にあり積極的に求職していて、それでも職が見つからない人に支払われます。単に教養をとりたい人や病気、怪我で求職できない人には支払われません。つまり、僕のようにすぐに仕事を探す気がない人には支払われない。金がほしければ働く気概を見せろ、と言うことですな。元は僕が払ったお金なんですが。

 ただし、雇用保険については調べてみると失業手当のほか、いろいろと給付手当てがあるようで、たとえばセミナーを受けるとか職業訓練を受けていればお金がもらえるらしい。求職をすぐにしないと言っても、いくらかもらえはするようだ。失業手当に比べれば微々たる物だろうが。このあたりをうまく使って雇用保険のうまみを最大限得ようとする人たちもいるらしいっちゃーいるらしいのだが……そこまでやるならとっとと働いたほうがいいだろうな……。

 求職届けに必要事項を書き込んで提出。すると相談応対の職員が相談に乗ってくれます。ただし、相談に乗ると言うよりはこちらの解らない所を説明していくと言う感じです。実は前のハローワークの受付でも感じたのですが、職員の受け答えに一定のテンプレが存在するらしい。解らない所はありますか?→質問→返答→解らない所はありますか?→質問→返答→解らない所はありますか?……のループ状態になる。まるでRPGの複数選択式質問の選択画面にいるようだ。求職者は数多くいる。一人一人ににあれこれと悩んでいては埒が明かないのであろう。

 とりあえず、まずはなんにしろ、雇用保険を受けるための手続きをすることが目的になるらしい。雇用保険を受けるのに当たって必要なのは五つ。離職票1、離職票2、運転免許証、顔写真二枚、銀行口座通帳。離職票については在職中に発行してもらえることを事業者主に必ず確認しておいてください、と言われたので重要なものらしい。

 求職届けはひとまず登録のみとし、今日はこれで終了。またここに来なければならないわけですな。やれやれ。

[◆]祖母に会いに行く

 ハローワークがある場所は母方の祖母が住んでいる場所に近かったので、帰りに会いに行くことにしました。働いている最中はまったく会いにこれなかったしね。

 祖母は七〇歳を超えていますが、ガスショップの社長をしています。元は祖父が社長で祖母が経理担当だったのですが、祖父が死に、次の社長は本来は祖母の娘二人のうちの次女、つまり僕の叔母がやることになっていたのですが、社長職を任せるだけの力がないとのことで祖母が引き継いでいます。

 んで、僕の話を聞いてなにか各方面に渡りをつけると言い、僕のほうにはとにかく大学の就職課を当たってみろと言いました。大学の就職課か……あまり気は進まない。在学中に僕の担当をしてくれた人の名前を忘れたというのが大きいが、場所としても遠いなぁと。いや、会社に行くよりは近いんだけれども。

 とりあえず、今日は祖母に会えてよかったです。この二年と半年、まったく会えなかったからなぁ。


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