八月 八日、土曜日の話
雑務いろいろ

 本日は雑務のために歩き回りました。次の一ヶ月のために。

[◆]散髪/お菓子買い込み/備品回収

 本日はカンカン照りの晴れた日でした。起き出した時刻は午前七時。昨日、会社の飲み会で酒を飲み、夜も早めに寝たので早くに起きたようです。酒を飲んで寝るとある程度、ちゃんと寝られるようになるのかなぁ。早寝早起きができることは大変嬉しいのだが、酒に頼るのはどうなのだろうか。

 早くに起きたので親から「今日はどこか出かけるの?」と尋ねられましたが特に予定はなく。せいぜい定期雑務ぐらいです。定期雑務とは、お菓子の買いためや消費物資の補給のことを言い、散髪や室内清掃もあります。今日は散髪とお菓子の買いため、それと来週の友人達との釣りのためにカメラの電池を買いに行きました。

 午後二時。太陽も高く気温も高く、この時間ならば空いているだろうと思った散髪屋、予想は外れてそこそこ混雑してました。一目見たあと、近くの本屋で少し時間を潰して見たのですが客の数はあまり変わらず、仕方ないので店内で待ち。大体、いつもなら頭を洗ってもらうのですがそれは無しにして、三〇分ほどのちに散髪してもらい、店を出ました。

 本屋にてライトノベルの新刊を購入。三冊全て電撃文庫。

 最近のライトノベルは女の子ばかり前面だししていて気に食わん。ラブコメだけならまだいいが、エロを入れるなエロを。エロはエロゲーに任せとけ。

 次にドラッグストアに行って髭剃りシェーバとバンドエイドを購入。お菓子の卸売り店に行きお菓子を購入。今回は財布の中に余裕がなさそうだったため、控えめです。その後デパートに行ってカメラ用電池を購入。一個千六百円は地味に痛い。そして、食料品売り場で紙パック1リットル九十八円のすももジュースと菓子パンを購入。これにて財布の中身はすっからかんになった。九千円近く入っていたのだが。

 これにて買い込み終了。定期雑務終了。……あとはネットでもしてよう。

[◆]その昔、僕は何をしていたか

 会社の飲み会にて、「お前、中学校、高校の時、何してたの?」という質問がなされ、そういえば何してたっけ、と思い出すことができなかった。基本的に家の中でゲームばっかりしていたから、さしてこれと言った記憶がないのだろう。その割にはゲームの数は多くはない。親の制限がきつかったからなぁ。ゲームばかりしていたわりには。

 さて、そんなときに役に立つのが日記である。僕の日記の始まりは中学一年生の一学期の終わりから記録されている。紐解いてみれば書き始めた時刻すら記録されていた。期末試験を前に不眠症に悩んでいるところから話は始まる。

 字が汚いのは今でも同じだが、誤字脱字、漢字が分からずひらがなで書いているとかなんとも子供っぽい日記だった。そして、何をしていたかは一生懸命書いてあるのだが、その時に何を考えたかはあまり書かれていない。何も考えてなかったのかもしれない。

 詳しくは読んでないのだが、おおよその行動は「勉強」、「漫画アニメゲーム」、「テニススクール」、「スイミングスクール」に大別される。それ以外はこれと言った行動はなかったようだ。中学生の後半ではRPGツクールに触発されて小説を書いていたはずだが、そこまでは日記を読まなかった。また読んでおこう。

 現在、こうしてパソコンに向かってひたすら日記を書いているが、また二十年後に日記を読み直したとき、何を思うのだろうか。つまんねぇ日記だな、と思うことは間違いない。二十年後の僕からしてみれば、中学生の時の日記を読んだ時に感じた感想と同じく、何もしていないに違いない。見所がない。読むのも辛いルーチン的な生活。アニメや漫画のように日々何か事件や事故があるわけではなく、何をしたらいいのか分からないと言う八方への道は開けているのに足踏みしている状態は、二十年後の僕にしてみれば「今すぐ過去に戻って行動したい」と思わせるような状態に違いない。

 「違いない」というのは僕の願望に過ぎない事は分かっている。現在の状況を鼻で笑えるような自分になっていてほしい。しかし……。鼻で笑われるどころか声に出して笑われているかもしれない。「過去の僕は、未来のことをよく見通していた」と。見通していたくせに何もできなかった、と。

 アニメの「創聖のアクエリオン」では「夢。夢とは人が忘れてはならぬもの。しかし夢に人と書けば儚いとなる。人が夢を抱えて生きることは難しい。夢を儚くするも、夢を掴むも自分の手次第だ」と語られる箇所があるが、その通りだろうなぁと思う。自分の手は夢を掴むには小さい気がする。いざと言う時、手は動いてくれるのだろうか。


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