五月一八日、月曜日の話
一筋縄ではいかない SubVersion インストール

 あー、テスト機が欲しい。

[◆]SubVersion

 二週間前に知人の人から冥王サーバに対してとあるソフトのインストールを頼まれた。ソフトウェアバージョン管理ソフト SubVersion。実は具体的に何をどうするソフトなのか分かっていないのだが、数十GBの容量が必要と言うことから、おそらくはソフトウェア開発環境なのだろう。その中でもバージョン管理となればバージョンごとに区分けされたプログラムソースが大量に置かれることになるのだと思う。

 さて、このソフトをインストールしたいのであるが、作業は難航している。数多くのインストール解説サイトではソフトを取ってきてインストールして設定するだけ、と書かれていたりするのであるが、残念なことに冥王の環境が解説サイトが前提としている環境ではなかったりする。

 Lunix のソフトウェアはソフトウェア同士の機能のつながりが Windows と比べると非常に複雑になっている(依存関係という)。特定のソフトが入っていないと目的のソフトをインストールできない。だから特定のソフトをインストールしようとするとまた別のソフトが必要だと言われたりして、だんだん全体を把握することが難しくなってくる。そして、ソフトの解説は全部英語。日本語に直してあっても解説は長く全部読むことは難しい。そして、あれやこれややっているうちに必要ないものまでインストールしてしまったり、コンパイル命令を間違えて使えないものが出来上がったりしてしまい、疲労は溜まっていく。

 この辺りを解消するためにとても親切な自動インストール機能があるのだが、要するに出来合いのものをインストールするわけで必要な機能が搭載されたソフトが落ちてくるとは限らないのが辛いところだ。Windows みたいにインストール後に設定すれば全てOKというわけに行かないのが Lunix ソフトの使いづらいところである。まあ、その見返りはそこそこ大きいのであるが……(不必要な機能を切ることでソフトウェアの動作を軽く出来たりする)。

 冥王の場合、大半のソフトが自動インストールでなくソースからコンパイルし、内部でソフトウエアを作成してインストールしている。なんでそうなっているのかと言うと、確か MySQL サーバをインストールする際に自動インストールじゃ付いてこない機能が必要だったからで、MySQL をソースからコンパイルするなら Apache2 もソースからコンパイルしなくてはいけなくなって、そしたら関連ソフトも全部ソースからのコンパイルが必要になり……。

 何をインストールするかを体系的に把握しておかないとごっちゃごちゃになってしまう。何がインストールされているかが微妙に把握しづらいので、Windows みたいには行かない。おそらくは僕自身の勉強不足がたたっているのだろうけどね。

 仮想マシンを構築したら、自由にテストができるかなぁ。