五月 三日、日曜日の話
ハルジャズオフ会

 本日はハルヒのジャス雑談らじお関西メンバーのオフ会、京都神社癒しの旅です。

[◆]癒しの旅

 京都と言ったら神社仏閣、もみじと建築物高さ規制と言うところだろうか。神社仏閣は数が多いので回るには相当な距離を移動することになるだろう。そんなところでオフ会が開かれることとなった。京都にあまり詳しくない京都人である僕も当然参加である。

 午前十時にJR京都駅集合。今回はいつもとは違うルートで京都駅に向かったのであるが、新しいルートで行くと交通費が格段に安くなる(四百円)ということが分かった。今後はJR京都駅行くならこのルートを通ることにしよう。

 今回集まったのはハルヒのジャズ雑談らじおのスレ不活性時まとめ役及び今回のオフ会の提案者「縄文人」さんとハルジャズスレ住人専用のニュースブログ運営中の「藤岡ハルヒ」さん、それと比較的新人さんの「バブルス」さんに僕を含めた四人です。もう一人、ダディさんが来るかもな感じだったのですが、他の予定が入って来れなくなってしまいました。残念。

 さて、ある程度の予定は立てていたものの、それは参考程度で実際にはノープランに近い状態だとのことで、とりあえず京都っぽいところということで祇園回りに行くことにしました。ひとまずの目的地は八坂神社です。交通手段は市バス。一日乗車券(五百円)を購入して一路祇園へ。京都駅から市バスで清水寺へと向かう人多数、バス停もかなり混雑していましたが僕らの手前にいた人とバス停にいた市バス係員の会話、「今日はまだ少ないほうですよ」の言葉に「ちょっと聞きました奥さん?」状態な僕ら。ゴールデンウィークの観光名所は地獄であるとの認識が甘かったか。

 ぎゅうぎゅう詰めな市バスに乗って祇園まで行き、まずは八坂神社にお参り。適度に観光客や舞妓体験者さんを観察し、次は無計画に八坂神社の正門から出てそのまままっすぐ進みました。なにがあるか知りません。ええ。ただし、京都の山の手っぽくところどころに隠れているような高級料理店があり、そこそこ面白かった。京都人である僕ですら、歩き回ったことのない場所だったりします。

 さて、歩いていった先にある大きな交差点で現在地はどこかと置いてあった地図を見ていたら後ろから「 Excuse me. 」と英語が。なにかブラジルっぽい人、さらには北欧系な人たちが後ろにいて、「 Can you speack English ? 」と聞かれて思わず「 No. 」と答えられるのが精一杯な僕です。唯一、ヨーロッパの学会に行ってきたことのある縄文さんが会話。どうもみなさん、現在地が分からないらしい。そして、僕らが知りたかったのも現在地だったりする。

 しかしながら、高台寺に行きたいらしいことが解りました。でもって、高台寺ならあっちです。地図の後ろに「高台寺 →」の看板があるので。そのことを伝えて何とか場を切り抜けました。「脳を切り替えないと英語はすぐに話せない」との縄文さん、お疲れ様でした。僕らも行く当てがないので高台寺に向かって前進です。

 高台寺前の石敷きの道を歩いて高台寺へと続く道の前を通り過ぎ、なにか山の手にあるお墓に行ったりしつつ、そろそろ昼時だなーと言うことで街へと向かって山を降りることに。店を探す傍ら、祇園を巡ってから河原町に入り、僕の親が紹介してくれたお好み焼き屋を探すものの見つけることが出来ず、途中で見つけたびっくりドンキーにてハンバーグをいただきました。僕はデザートにパフェを一つ。

※補足 親が言っていたお好み焼き屋は食後に僕らが寄ったコンビニの近くの通りにあったそうです。つまり、微妙に違うところを探していたわけです。ごめんなさい。

 昼食を取り、市バスの路線図を眺めて次に向かうは下鴨神社と狙いを定めてバス停へと向かいました。市バスの路線図を見て「歩いていけるんじゃない?」とか話していたのですが、バスに乗っていくと想定外の距離があり、「あ、そういや路線図の大きく書かれたバス停しか見てなかった、途中にたくさんバス停があるね……」と自分の見落としにややしょんぼりです。

 下鴨神社到着。縄文さんによればもう少し早く来れば馬が歩く姿を見れたかもしれない、とのこと。そういう催しがあったらしいです。とりあえずお参りをいたしまして。この神社では干支の神棚がありまして、それぞれの干支の神棚におまいりしました。これ、同じ干支にお参りしている自分と同い年くらいの人はつまり、自分と同い年ってことだよね。

 裏手には「みたらし団子発祥の地」と看板が立てられた広場があり、神社っぽい浅い川、広場に置かれた広い木の椅子、そして川の対岸にある舞台がありました。なにか催しをしていたのかもしれませんが、今は何もありません。ただ静かに空気が流れていくのみです。四人でぼけーと木の椅子を堪能しました。

 そんな中、いろいろと静かに対談をしていたわけですが、外国人参政権について話をしていたところ通りすがりのおばちゃんに「何か催しがあって、それを待っているのですか?」と尋ねなれて首を振りました。そして、次の目的地について話し合い、「下鴨に来たんだから次は上賀茂はどうか」と話していたらさっきのおばちゃんが「私らは昨日、上賀茂に行ったよ。だから今日は下鴨に」と話してくれ、さらには「外国人参政権についてのおばちゃんの意見だけど、日本人はどーんと構えてればいいと思うのよ」と話してくれました。意見の是非はともかく、道すがらの人と話が出来るのは面白いものです。

 ちなみに、外国人参政権が認められた場合、どーんと構えていられるかと言うと微妙なところだと思います。今の日本国民の参政って言ったら投票による多数決でしかない。数の問題なので、少子化が進む日本人はやがて不利になっていくでしょう。ただし、政治的な場面においては、という話ですが。日本がすごいのは日本人ががんばっているからで、日本人が少なくなったら国力を保てるとは思えません。いくら外国人が増えようがのれんに腕押しに終わるでしょう。

 さて、そんなわけで次の目的地は上賀茂神社です。既に時刻は四時を過ぎ、徐々に疲労が溜まってきていました。上賀茂神社にきたものの、お参りもそこそこに済ませてあまり長居することなく神社を出ることに。ただ、神社を出る際に結婚式をしている人たちがいて、写真を撮っていました。おめでとうございます。お幸せに。

 帰りは京都駅にまっすぐ進むバスに乗ることにしましたが、バスの進行方向を間違えて反対側のバス停に向かったところ、京都駅方面へと向かうバスを見送ってしまい。しばらくバス停で待つことに。しばらく待ってバスに乗り、京都駅まで各自少し眠ったりしつつ過ごしました。それぞれ、そこそこ疲れていたようです。

 京都駅ではやや暗くなってきた頃、カフェでジュースを飲みつつ休憩という名の反省会。オレンジジュースのLを頼んだのにアップルソーダのSを出されてそのまま受け取ってしまった自分に乾杯。きっとこれは店員のお兄さんの「Lなんか飲むなSで十分だろ」という心優しい気遣いに違いない。実際には聞き間違えたんだろうけどさー。

 座った席の隣の人がジュースをこぼしていたので手持ちのティッシュとビニール袋を提供しつつ、反省会です。まとめるとこんな感じ。

  • もう少し詳しい地図を用意すれば良かった。
  • 無計画性が今回の旅を気楽なものにした要因だと考えられる。細かく計画していればかなりしんどかっただろうし、遂行できなかった場合のがっかり感も大きかっただろう。

 勝手がわからない場所を歩くのであれば、地図を用意すること。また、柔軟性を上げるために計画を立てないこと。この二点が重要だろうと考えられました。

 あとはお互いの生活状況や就職状況などを情報交換し、五時ごろに解散。が、解散と言ったものの、何か分かれがたい雰囲気があったので率先して僕が先に抜けました。絶対、あとに何かあると感じつつ。

 京都駅から地元の駅まで二駅。しかし、乗るべき電車を間違えて降りたい駅を激しく通過してしまい、一応大阪な場所の駅で引き返すというなんとも疲れる行動をしてしまったのが痛かった。

 さて、夜になってからハルヒのジャズ雑談らじおスレに行くと、縄文さんがネットラジオをしていて、そこで流されていたのが解散した後のイベント、縄文さんと藤岡さんの酒を交えた会合の録音物だったりしたわけで。くそう参加したかった!

 とはいえ、こういう話は三人より二人のほうが面白い内容を聞けたりするわけで、非常に貴重なものだと思います。実際、聞いていて面白かった。

 また八月にビアガーデンで飲もう、と言う企画があるらしい。今度こそは参加したいものです。